ドイツ首都ベルリンの気候まとめ!ベストシーズンはいつ?

ドイツ
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ベルリンは過去と現在、未来が交錯するドイツの首都。
東西ドイツの象徴でもあるベルリンの壁にはカラフルなアートが描かれ、今や欧州を代表する芸術・音楽・文化都市となっています。
そんなベルリンを訪れる際に知っておきたい、気候とベストシーズンを解説していきます。

ドイツ水準ではマイルドな気候

ドイツ北東部に位置するベルリンは、西岸海洋性気候に属します。

西岸海洋性気候はロンドン、パリ、アムステルダム、ウィーンetc.欧州の多くの都市の他、日本でも北海道の室蘭や栃木の日光などが分類されるため、日本人にも想像しやすい気候と言えるかもしれませんね。

その主な特徴としては、

・夏が涼しい
・冬の寒さもさほど厳しくない
・年間を通して一定の雨が降る

などが挙げられます。

日本では北海道から東北地方、そして高地の各地によく見られる気候で、夏の避暑地に人気のエリアは大体この西岸海洋性気候になります。

ドイツではアルプス山脈に近いミュンヘンなどの南部エリアがより寒くなるため、ベルリンはドイツの水準で言えば決して寒い方ではありません

しかし日本の主要都市と比較するとやはり夏も冬も気温はかなり低いので、季節に応じた防寒対策をしっかり整えて出かけることが重要です。

夏はまれに何かの手違いかのような熱波で30℃を超える日がある以外は極めて快適で、特に猛暑がすっかり日常茶飯事になっている日本から行くと楽園のような涼しさ。

この後詳しくデータを紹介しますが、3月下旬から10月下旬まではサマータイムで夜遅くまで薄明るい中でショッピングやグルメ、屋外イベントが楽しめることもあり、単純に気候の良さでベストシーズンを選ぶならまず夏と言っていいでしょう

ベルリンの平均気温・降水量・日照時間をチェック!

それではそのベルリンの平均最高/最低気温・降水量・日照時間を見ていきましょう。

データはサイトによりいくらか差異があるので、ここではClimatestotravel.comを参照にしています。

上で既に書いた通りの特徴がそのままグラフにも表れていますね。

雨は日数にするとどの月にも平均8日〜11日で、単純計算で週2日〜3日は雨ということになるので、季節を問わず雨具は持って行った方が良さそうです。

ただ年間降水量は570mmで、軒並み1500mm前後の日本の主要都市に比べるとずっと少なめ。

どしゃ降りの雨が何日も続くことはほとんどなく、現地人は傘もささないような優しい雨がしとしと降る感じなので、ローカルにならって多少の雨は気にせず強気に観光を敢行することをおすすめします:)

また日照時間は最長の7月=8時間⇔最短の12月=1時間と、大きな差が。

冬は雨や雪が降らなくても曇りの日が多く、晴れ渡る青空の下で観光や散歩をしたい人は別の時期を選ぶのがベターでしょう。

目的別!ベルリンのベストシーズン

このデータを見るとやはり寒いの大好き暗いの愛してるという人でなければ、ベルリンのベストシーズンは春から秋、特に夏なのは間違いないのではないでしょうか。

ただベルリンは自然が美しい都市ながら文化、芸術、建築といった分野も非常に優れているため、実際には天候がイマイチのときでも楽しみ方は様々。

そこで、目的に合わせたベストシーズンを紹介します。

街歩きや自然散策を満喫したい

屋外を歩くのをメインにするなら、春から秋に当たる4月から10月がベスト。

ベルリンは人口約360万人の大都市ながら公園や庭園が豊富で、季節ごとの散歩がとても楽しい首都です。

春なら眩しい新緑や桜、夏はバラやダリアが順々に咲き、秋は紅葉と黄葉が落葉となっていく姿は実にフォトジェニック。

日本や南欧と違い、真夏でも歩くのに心地よい天気なのも嬉しいポイントです。

芸術や美術にどっぷり浸かりたい

屋内で行われる音楽や芸術鑑賞が目的なら季節や天候は関係ないのでいつでも楽しめますが、混雑しがちな夏以外を選ぶのが無難かもしれません。

年中無休で行われる通常の展覧会やコンサートに加え、毎月のように多彩なフェスティバルやイベントも行われるので、それを目当てに日程を組むのもいいでしょう。

ベルリンのイベントに関する日本語の参考サイト:http://www.newsdigest.de/newsde/berlin-guide/events/

美味しいものを食べ歩きたい

食べるのが大好きな人にとってベルリンは非常に魅力的な街で、365日食のオプションはとても豊富です。

伝統的なドイツ料理から本格イタリアンやフレンチ、エキゾチックなアジアやアフリカ料理まで、国際的な街らしく質の高い世界の本格グルメが集結し、1年のいつ訪れても飽きない食を楽しめるでしょう。

旬の食材としては神々しい存在として崇められる春の白アスパラガス、そのままでもスイーツでもおいしい夏から秋のプルーン、秋から冬のキノコ類などなど。

市場やスーパーに足を運ぶのが、手っ取り早く旬の食を知る方法です。

混雑を避けてのんびりとした休暇を過ごしたい

ベルリンは元々大都市の上にビーチリゾートのようにハッキリとしたオンオフがある訳ではありませんが、基本的には11月から3月までがのんびりと滞在しやすい季節です。

夏に溢れ返っていた観光客がごっそりと去った落ち着いた街で芸術鑑賞、写真撮影、グルメツアー、スパ巡りなど思い思いの時間を過ごしましょう。

また11月中旬からはイルミネーションで飾られた街のあちこちで大小のクリスマスマーケットが始まるため、デートや女子旅にもピッタリの雰囲気になります。

ベルリン旅行で避けた方が良い季節はある?

 

 
 
 
 
 
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日本の主要都市から行くと涼しいor寒いベルリンですが、屋内でも楽しめるスポットやアクティビティがとにかく満載なので、絶対に避けるべき!という時期はありません

予定がフレキシブルなら天気が悪い日にミュージアムなどに行き、晴れの日に庭園など屋外のスポットを周るのが理想的です。

ダメな時期というのはありませんが、やはり曇りの日が多くすぐに日が暮れてしまう冬は地味なので、ベルリンらしいエネルギーに満ち溢れた活気のある雰囲気を期待するなら夏がベター。

逆に人混みやガヤガヤしたのが苦手な人は、7月8月や大規模なイベントが行われている期間は避けた方がいいでしょう。

ぜひあなたの目的に合わせて、最適の時期にベルリン旅行を満喫してくださいね。

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