【ドイツ】ミュンヘンの気候まとめ!ベストシーズンは?

ドイツ
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ドイツ南東部バイエルン州の州都ミュンヘンは、オクトーバーフェストでも知られるドイツ随一の人気観光都市。
国際的で文化・芸術・スポーツ・グルメと様々な魅力が凝縮するミュンヘンを旅行する際に知っておきたい、気候の特徴とベストシーズンを解説します。

北海道に似た大陸性気候で夏は暖かく冬は寒い

ミュンヘンは大陸性気候に属します。

その最も際立った特徴として、朝晩⇔日中&夏⇔冬の気温差が大きい点が挙げられます。

北海道の一部も大陸性気候に近い特徴を持つため、日本人にも比較的イメージしやすい気候かも知れませんね。

最も暑い7月8月でも平均気温は18℃と過ごしやすく、猛暑がお馴染みになりつつある日本から見ると理想的な夏とも言えそう。

それでもミュンヘンも温暖化の影響か30℃を超える日がチラホラあり、そんな日には市内を流れるイーザル川(Isar)や電車で約30分のシュタルンベルク湖(Starnberg)で水遊びをする人で賑わいます。

とは言え稀に訪れる熱波を除けば、サマータイムで昼が長く暖かいと涼しいを繰り返す6月〜8月頃は気候的には最も快適に観光ができる時期

逆に冬は11月〜3月頃までと長く、降雪も日常的に見られます。

寒さが苦手な人には試練の時期ですが、当然のことながらホテル、レストラン、ミュージアムなど屋内はバッチリ暖房が効いているので、温度調整のしやすい服装がベスト。

クリスマスマーケットやサッカー観戦など長時間屋外にいるようなイベントなら充分な防寒対策は必須で、雪対策として滑りにくい靴も準備するといいでしょう。

それでは続いてより詳しくミュンヘンの気候を確認していきます。

気温・降水量・日照時間をチェック!

ここでは平均最高気温・最低気温・降水量・日照時間を取り上げます。

データはサイトによりいくらかの差異があるので、参考程度にしてくださいね。

(データ参考: Climates to travel

ミュンヘン

前述の通り、気温と日照時間で見ればやはり春から夏が観光しやすい時期なのは間違いないでしょう。

とは言え真夏でも平均最低気温が13℃という低さなので、朝晩に外出する際は厚手の長袖が必要な涼しさ。

降水量/降雪量は月によりかなりバラツキがありますが、日数にするとどの月も平均10日前後雨または雪が降るので、時期を問わず雨具は用意して行った方が良いでしょう。

年間の降水量は1000mm近くドイツの中では多い方ですが、東京が1500mm前後なので、日本から旅行する場合はそこまで雨が多いとは感じないはず。

ただし冬は雨雪が降らなくても快晴が少なく日照時間が短めなので、太陽が拝めたらラッキーぐらいの気持ちで行くのが無難です。

目的別!ミュンヘンのベストシーズン

街歩きやグルメを楽しみたい

街歩きをメインに楽しみたいなら、雪のない4月から10月がベスト。

春先はまだ寒い日もありますが、3月末にサマータイムが始まりイースターが訪れると長い冬を超えた歓びが街に溢れる、1年で最も華やかな時期がやってきます。

神々しい存在として過剰なまでの熱狂と賛美を生み出す白アスパラガスも、4月半ばから6月後半が旬。

気温的に最も過ごしやすい夏はピークシーズンでもありますが、地元民の多くも国外にバカンスに出かけるため、場所によっては逆に空いている所も。

9月10月は涼しさを通り越して寒い日も多いですが、紅葉・黄葉・落葉が街を鮮やかに彩りより一層美しさが増す時期でもあります。

オクトーバーフェストに行きたい

 
 
 
 
 
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世界最大のビールフェス・オクトーバーフェストは毎年9月半ば〜10月上旬の通常16日間開催されます(注:2020・2021年は新型コロナウィルスの影響で中止)。

オクトーバーといっても10月中ずっとやっている訳ではないので注意しましょう。

例年600万人以上が訪れるメガフェスなので、個人で行く場合はとにかく早めにホテルや航空券を予約するのが重要です。

初日と2日目にはパレードもあり、フェスの始まりを華々しく盛り上げてくれます。

なおもしこの時期に行くのが難しい場合は、4月下旬〜5月上旬にフリューリングスフェスト(Frühlingsfest)という一回り小規模にした似たりよったりのビールフェスがあります。

混雑を避けてのんびり観光したい

ミュンヘンは人口150万人近い大都市なのでいつ行ってもガラガラというのはあり得ないのですが、少しでも人の少ない時期に旅行したいなら11月、1月〜3月がオフシーズンと言えます。

オクトーバーフェストが閉幕し10月下旬にサマータイムも終わると一気に冬モードに突入し、クリスマスマーケットが始める11月下旬まではやや静かな雰囲気に。

同様にクリスマスと言う一大イベントが終わった後の1月中旬以降も、イースターまでは大きなイベントもなくひたすら春を待ちわびる日々。

外は容赦ない寒さが待ち構えているものの、ミュージアムや宮殿などをじっくり周ったり、朝からミュンヘン名物ヴァイスヴルスト(白ソーセージ)で体を温めたり、人気観光スポットやレストランでものんびり過ごしやすいのは大きなメリットです。

なるべく安く旅行したい

安さ重視の人も、基本的にはクリスマス期間を除いてオフシーズンである11月〜3月が良い時期です。

ドイツの中でも物価が比較的高めなミュンヘンですが、この時期であればホテルの宿泊料も下がる所が多く、お得感があります。

例外として、ミュンヘンを本拠地とする欧州を代表するサッカーの名門クラブバイエルン・ミュンヘンの大きな試合(チャンピオンズリーグなど)があると、同じ日程で数千人のビジターが訪れるので冬でも価格が高騰することも。

それは試合の前後数日のみのはずなので、日程を柔軟に調整できればベターです。

ミュンヘン旅行で避けた方が良い時期はある?

ミュンヘンは春夏秋冬それぞれに魅力や見どころ、特徴があるのでダメな時期はありません。

重要なのは、自分の旅の目的や期待する雰囲気に合わない時期は選ばないということです。

つまり、静かに落ち着いて旅がしたい人にとっては街中がお祭り騒ぎのオクトーバーフェスト中は最悪ですし、逆に明るく開放的に観光したいならやはり冬<夏になるでしょう。

一般的なベストシーズンは春から秋と言われますが、冬のイルミネーションやクリスマスマーケットはこの上なく美しく、ロマンチックな雰囲気です。

また、すでに書いたようにミュンヘンはドイツの水準よりホテルや飲食代がやや高いため、少しでもお得に旅したいのであれば夏のピークシーズンやオクトーバーフェストの期間中は外すのが賢明。

ぜひあなたの目的に合わせた時期に旅をして、ミュンヘンの良さを思いっきり満喫してくださいね。

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