【保存版】ギリシャ各地の気候&ベストシーズンまとめ

ギリシャ
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古代遺跡、エーゲ海ビーチ、地中海グルメと様々な魅力あふれる、欧州屈指の観光大国ギリシャ。
1年中多くの観光客が訪れるギリシャですが、海あり山あり3000以上の島ありの豊かな地形のため、地域によって気候に大きな差があります。
そんなギリシャ各地の気候とベストシーズンをまとめました。

大部分が地中海性気候だが山間部は大雪も

ギリシャと言えば澄み渡る青い空に白い壁、そしてどこまでも広がるターコイズブルーの海がまずイメージされますが、それは本当であり本当でない部分もあります。

ギリシャの大部分は地中海性気候に属しており、ざっくりとした特徴として

夏は暑くて乾燥し冬の寒さは厳しくなく雨が多い

という点があります。

そのため6月〜8月頃はほとんど雨が降らずサマータイムのおかげで昼も長いので、まさにイメージ通りのギリシャな訳ですが、冬はどんよりとした曇りや雨の日が多いので陰キャっぽく変貌。

そしてギリシャには3000以上の島があり、南・東に行くにつれて気温がやや上がります。

ただギリシャは島による気候の違いよりは本土の沿岸・内陸や南北による気候の差のほうが遥かに大きく、山間部は大陸性気候に分類され雪も降るため、スキー場も点在。

そのため冬にはギリシャ南部の島々が北欧などからの避寒旅行者でいっぱいになる一方、本土の山間部ではスキーリゾートとして賑わいを見せます。

日本でも東京・北海道・沖縄ではまるで気候が異なるのでそれと同じような感覚ですが、ギリシャは日本以上に暖かい印象が強い国なので、訪れる地域と時期によっては寒い・雨・雪・暗いというギリシャらしからぬ天候が待ち受けていることがあるのを念頭に入れておきましょう。

ギリシャ各地の気温や降水量をチェック!

それではギリシャ各地の具体的な気候をチェックしてみましょう。

ここでは首都アテネ(Athens)、ギリシャ第二の都市テッサロニキ(Thessaloniki)、そして島代表としてトルコに近い東部のロードス島(Rhodes)を取り上げました。

なおギリシャ最南端のクレタ島に関しては別記事で詳しく紹介していますので、そちらをご覧ください。

ギリシャの楽園クレタ島の気候とベストシーズンまとめ
ギリシャの中で最大の島であり、数多くの美しいビーチ、史跡、街歩きなどを求めて世界中から観光客が訪れるクレタ島。 この記事では特に初めてクレタ島を旅行する人が知っておきたい、クレタ島の気候とおすすめの時期を欧州在住の筆者が解説していきます。

またデータはサイトによりいくらかの差異があるので、参考程度にお願いいたします。

(データ参考:Holiday Weather

アテネ

テッサロニキ

ロードス

アテネ暑い。。。(*´Д`)

アテネより北部に位置するテッサロニキはやはり平均気温が低くなり、夏⇔冬と朝晩⇔日中の気温差も大きめ

ロードス島は最も典型的な地中海性気候の特徴が見られ、夏の暑さも冬の寒さもギリシャ本土よりマイルドで過ごしやすい一方、夏の乾燥と冬の雨の多さには充分対策していく必要があります。

ロードス島はギリシャの中でも特に温暖な気候に恵まれていますが、ギリシャの他の島でも平均気温が1℃〜3℃ほど下がる程度で極端な違いはないので、他の島に行く際にも大まかな目安にはなるでしょう。

また日本人にとってはあまりメジャーな旅行先ではないものの北マケドニアとの国境に近い美しい街フロリナ(Florina)では2019年にマイナス23℃を記録するなど、ギリシャ北部や山間部は雪と氷点下が日常茶飯事。

さすがにそこまでの記録的な寒さが日常的に襲ってくるわけではありませんが、アテネなど都市部でも暖房器具が寒い国ほど備わっていないことがあるので、冬に旅行する場合は宿泊施設を予約する際に暖房の有無は確認することをおすすめします

目的別ギリシャのベストシーズン

遺跡巡りや街歩きを楽しみたい

夏が暑い、冬は雨が多いという気候の特徴を踏まえると春と秋に当たる3月〜5月、10月がベスト。

この時期は気候が快適なのに加えて夏のピークシーズンよりは観光客も少ないので、有名観光地でも比較的落ち着いて周れます。
(4月から5月の移動祝日イースターを除く)

また冬も雨が多いと言っても1日中土砂降りということは少ないので、突然の雨に備えて雨具を用意さえしていれば11月から12月上旬もクリスマス前の華やかなイルミネーションが街を飾る時期で良いオプションとなります。

美しいビーチで遊びたい

ギリシャ東西南北どこでも7月〜9月ならほぼ確実に泳げるのに加え、ロードス島やクレタ島など東〜南部なら6月や10月でも泳げる日が充分あります。

やはり7月と8月はギリシャ内外から大量の観光客が押し寄せるので、混雑度がずいぶんマシになり水温も充分高い9月がベター。

どうしても7月8月にしか行けない場合は、なるべく朝早く行ってまだ静かなうちに場所を確保するといいでしょう。

混雑を避けてのんびり過ごしたい

首都アテネでもビーチリゾートでも11月から3月頃がオフシーズンで、人混みが苦手な人には最適の時期。

ただしこの期間中でも12月6日〜1月6日はギリシャのクリスマスホリデーになり、とりわけ12月20日頃から年明けまでは観光客と国外在住のギリシャ人の帰省でごった返します。

また、ビーチが観光のメインの島では多くの飲食店やショップが冬期はクローズするので、あまり小さな村には滞在しない方が良いでしょう。

なるべく安く旅行したい

安さ重視の人も、基本的にはクリスマス時期を除いた11月から3月が狙い目です。

特に離島のホテル価格はピークシーズンより半額以下に下がることもあり、お得感抜群!

アテネやテッサロニキ(または欧州各地)からサントリーニ、ミコノス、クレタなど人気の島へのフライトはオフシーズンピークシーズンにかかわらず日毎に料金がかなり異なることが多いので、柔軟に予定を立てられればベストです。

ギリシャ旅行に避けた方が良い時期はある?

日本と同様四季があるギリシャは一年を通して様々な魅力が満載の国ですが、山間部やよほどの田舎を除くと7月と8月はとにかく暑い・混む・高いという3拍子が待ち受けているので、なるべく避けた方がいいでしょう。

日本ほど湿度は高くないとは言えギリシャもまた温暖化の影響か真夏は40℃を超える日もあり、熱中症対策が必須。

ここ最近は毎年のように山火事や森林火災が相次ぎ、各地で住民や観光客が避難を強いられるなど、危機的な状況に陥っています。

ギリシャ・コルフ島でも山火事で避難 ロードス島では約2万人避難 - BBCニュース
山火事が続いているギリシャで23日、エーゲ海のロードス島に続き、イオニア海のコルフ島が避難の対象になった。

しかし北欧やドイツ、英国、ロシアetc.からはそんな猛暑もお構いなしに怒涛の観光客が押し寄せるので、暑い上に人混みというげんなり現象が起きます。

また逆のパターンとして、真冬でも大都市に行く場合は主な観光スポットやホテル、飲食店はほぼ変わらずオープンしていますが、ビーチリゾートは閉まる場所が多いので必然的に選択肢が限られます

安い&静かという大きなアドバンテージはありますが、晴れ渡る青い空!活気溢れる街並み!!透き通るビーチ!!!という典型的なザ・ギリシャを期待する人にはやや不向き。

こちらは冬のサントリーニ島に関する記事ですが、概ねギリシャのどの島にも当てはまるので、冬にギリシャ旅行を検討している人は参考にして頂ければと思います。

そのため特に初のギリシャ旅行の場合は、混みすぎず閑散とし過ぎずの4月から6月、そして9月から10月がベストシーズンと言えるでしょう。

あなたの目的や予算に合わせて、最適の時期にギリシャを訪れてくださいね(^^)

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