【ドナウの真珠】ブダペストの気候&ベストシーズンまとめ

ハンガリー
スポンサーリンク

ハンガリーの首都ブダペストは“ドナウの真珠”とも評される、絵画のように美しい街並みが魅力の都市。
その圧巻の景観を求めて世界中から年間を通して多くの観光客が訪れますが、ベストシーズンはいつなのでしょうか?
この記事ではブダペストを訪れる際に知っておきたい、気候の特徴とベストシーズンを解説していきます。

大陸性気候でハッキリした四季が特徴

内陸国であるハンガリーの首都ブダペストは、大陸性気候に分類されます。

その主な特徴としては、

・夏と冬、そして昼と夜の気温差が大きい
・四季がある
・年間を通して一定の降水量がある

と言った点が挙げられます。

島国日本でも北海道は大陸性気候に近く、例えば札幌の冬の平均気温を3℃ほど高くして降雪量を減らしたのがざっくりとしたブダペストの気候のイメージと言えるでしょう。

日本と同じように四季があることから、花が咲き乱れる春から雪化粧の冬まで、どの時期に行っても違う趣の街並みを楽しめるのがブダペストの良い点でもあります。

冬は防寒具必須!ブダペストの気候をチェック

それでは続いてブダペストの気温・日照時間・降水量をチェックしてみましょう。

データはサイトにより多少差異があるので、参考程度にしてくださいね。

データ参考:Holiday Weather

ご覧の通り12月〜2月の真冬は最低気温が氷点下になるため、防寒具をしっかり用意しましょう。

また夏でも平均最低気温15℃前後というデータが示す通り、朝晩はかなり涼しくなることが多いので、長袖は必須です。

基本的に冬は屋内であればヒーターがしっかり効いているものの、夏はエアコンがない建物があります。

平均最高気温を見るといかにも涼しそうですが、温暖化の影響もあってかブダペストでも急に気温が上がることはさほど珍しくありません。

そのため宿泊施設、特に民泊や安いホステルなどを夏に利用する際は予約前にエアコンの有無を確認するといいでしょう。

データ上ではどの季節も月に平均10日前後雨や雪が降るので、雨具も忘れずに。

そして平均日照時間は最も少ない12月=1時間⇔最も多い7月=10時間と圧倒的な差があり、これはそのまま冬=暗い夏=明るいという分かりやすいイメージの差に繋がっています。

季節別のブダペストの楽しみ方

このデータを見れば、ベストシーズンが過ごしやすい気候の春から秋というのは説明されるまでもなく一目瞭然です。

でもそれだけだと何の面白みもないので、様々な顔を持つブダペストさんの四季ごとの楽しみ方を紹介しましょう。

春(3月下旬〜5月)

3月下旬にサマータイムが始まり、花が咲き乱れ、寒さも和らぐと、カフェやレストランのテラス席、そしてビアガーデンが続々とオープンします。


観光の合間には春の穏やかな日差しの下でティータイム、そして1日の終りにロマンチックな小路でディナーを楽しみましょう。


ブダペストの中心7区にあるおしゃれな屋外フードコート・カラヴァーン(Karaván)もおすすめ。

夏(6月〜8月)

1年で最も日が長い夏は21時過ぎまで薄明るく、朝から晩までたっぷり観光やグルメ、ナイトライフ、各イベントや野外フェスを楽しめます。


地元ハンガリー人は夏の避暑地としてブダペストから西に車で1.5時間ほどのバラトン湖に出かけることが多いため、ブダペスト中心ではローカルが減り観光客が増えます。


そのため交通機関のラッシュアワーはマシになりますが、人気観光スポットは混雑する傾向に。

秋(9月〜11月上旬)

徐々に涼しさが増してくるため、屋外のテラスやビアガーデンはサマータイムが終わる10月下旬までで終了することが多め。


みずみずしく明るい緑色をしていた樹々は黄色や茶色に変わっていき、観光客も夏よりずいぶんと減ることから、落ち着いた雰囲気に包まれます。


広大な敷地にお城、美術館、温泉、動物園など子供から大人まで楽しめるスポット満載の自然豊かな市民公園(Városliget)は定番の散策エリアです。

冬(11月中旬〜3月中旬)

 
 
 
 
 
View this post on Instagram
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

A post shared by Budapest , Hungary (@budapest_hungary) on

11月中旬から12月末までクリスマスマーケットが登場し、街は一層美しいイルミネーションに彩られます。


厳しい寒さの日には、欧州一の温泉大国のハンガリーが誇る個性豊かな温泉巡りやホットワイン、伝統ハンガリー料理で体を温めましょう。


天気に関係ない各ミュージアムやお土産探しにもピッタリのブダペスト中央市場(Nagy Vásárcsarnok)も、冬は特に訪れたいスポットです。

冬のブダペストの魅力的な過ごし方については、こちらの記事で詳しく紹介しています。

冬のブダペストを訪れたくなる6つの素敵すぎる楽しみ方
ドナウの真珠との異名を持つハンガリーの首都ブダペストは、その美しい街並みを求めて世界中から観光客が訪れるヨーロッパ屈指の人気都市。 ベストシーズンは快適な気候と昼の長さから春〜秋と言われていますが、冬のブダペストもたくさんの魅力があるのをご存知でしょうか。

ブダペストで避けるべき時期はある?

すでに書いたように、ブダペストは四季それぞれの特徴があり屋内外の観光スポットも充実していることから、絶対に避けるべき時期というのはありません

降水量も1年の中で極端に増減しないため、天気予報を見て晴れの日は街歩き・雨の日はミュージアムや温泉など、天候に合わせて予定を立てるのも良いでしょう。

ただし、他の欧州各国と同様にサマータイムを導入しているハンガリーでは日本以上にのギャップが大きく、夏至の日は昼の時間(日の出〜日の入りまで)が約16時間なのに対し、冬至の日は約8時間半と、2倍近い差があります。

そのため同じ24時間でも夏の方が長く観光しやすく、特に日程が限られている人には大きなメリットに。

一方でホテルやツアー料金は夏がピークで冬は最安であることが多いため(クリスマスや年末年始は除く)、なるべく安く旅行したい人にとっては夏<冬が魅力に感じるでしょう。

また、夏は雰囲気抜群のカフェやバーのテラスやバルコニーが開放され、各ナイトスポットもより盛り上がることから、賑やかに遊びたい人には最高の季節。

逆に落ち着いた雰囲気を望むなら、秋から冬の方が向いています。

まとめ

ドナウの真珠ことハンガリーの首都ブダペストの気候とベストシーズンを解説しました。

観光のしやすい気候や昼の長さ、街の賑わいなどを考えると、やはり春から秋が最もおすすめなのは間違いありません。

しかし幻想的なイルミネーションが灯される11月中旬から12月にかけての街並みの美しさは、間違いなく一見の価値があります。

またハンガリー最大の都市であるブダペストでは、ビーチリゾートなどと違い冬でも観光スポットや飲食店が閉まることはないので、寒さにさえ対応すればピークシーズンに大混雑する場所もゆっくり楽しむことができます。

あなたの旅のスタイル、目的、予算などに合わせて最適の日程でブダペストを訪れてくださいね。

タイトルとURLをコピーしました