【アドリア海の秘宝】モンテネグロの気候&ベストシーズンまとめ

モンテネグロ
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バルカン半島に位置する小国モンテネグロは、『アドリア海の秘宝』との異名を持つ美しい景観が魅力。
周辺のクロアチアやギリシャに比べるとまだまだ知名度は高くないですが、年々観光客が増加中の注目の国の1つです。
そんなモンテネグロに行く際に知っておきたい気候とベストシーズンをまとめました。

地中海性気候ながら山間部には雪も!

アドリア海沿岸の北側をクロアチア、南側をアルバニアと面し、さらに内陸部である北部はセルビア、コソボ、ボスニア・ヘルツェゴヴィナと国境を接するモンテネグロ。


気候は地中海性気候に分類され、基本的に年間を通して穏やかな気候で、夏は乾燥し冬に降水量が増える傾向にあります。


ただし福島県と同じぐらいの面積であるモンテネグロには2000m超の険しい山岳地帯があるため、地図で見る大きさ以上に街によって気候にバラツキがあると言っていいでしょう。


最も観光客に人気のエリアはアドリア海側のブドヴァ(Budva)、コトル(Kotor)、ウルツィニ(Ulcinj)などの街で、同じ海側の街である分にはどこでも大きな気候の差はありません。


一方で北部は、大自然が残る国立公園やヨーロッパ各地からスキー客が訪れるスキーリゾートとして人気のエリア。


当然海沿いの街とは気候が全く異なるので、宿泊施設を予約する際にはエリアをしっかりと確認しましょう。

海側の街&山側の街の気候をチェック

それでは実際に海側の街&山側の街の気候を確認してみましょう。


ここでは海側代表として世界遺産の街コトル、山側代表として標高約950mの街コラシン(Kolasin)を取り上げました。


細かいデータはサイトにより異なるので、大まかな目安として参考にしてくださいね。
(データ参考:Holiday Weather

コトル

コラシン

海側のコトルでは夏は平均最高気温が30℃を超える一方、山側のコラシンでは23℃と非常に快適な気温です。


その一方コトルに比べるとコラシンでは年間を通してまんべんなく降水量が多く、どの月も日数にすると平均12〜17日は雨または雪が降るため、雨具は忘れずに持っていきましょう。


またモンテネグロはサマータイム導入国なので、3月下旬から10月下旬は昼が長く、たっぷりと日光を楽しむことができます。

なお地中海性気候は一般的にカラッとした夏、年間降水量が少なめなことが主な特徴とされていますが、モンテネグロは雨が多め。

首都ポドゴリツァは欧州で最も年間降水量が多い首都で(約1600mm)、これはギリシャの首都アテネの約4倍に当たります。
と書くと凄まじい量のようですが、日本との比較だと東京を始めとした主要都市とはほぼ同じ。

雨が多いのは旅行者にはマイナスに思えるかもしれませんが、どこに行っても深くみずみずしい緑が見られるのは乾燥した気候の国とは違うモンテネグロならではの魅力と言えるでしょう。

目的別・モンテネグロのベストシーズン

小国でありながらビーチからスキーリゾートまで、様々な楽しみ方ができるのがモンテネグロ。
そのためここでは目的別のモンテネグロのベストシーズンを解説します。

ビーチで泳ぎたい

ほぼ確実に泳げるのは7月、8月、9月です。
さらに6月と10月でも水温は高いので、運良く気温が上がれば泳ぐのに充分快適な温かさになるでしょう。


ただし決して広くないモンテネグロの各ビーチに夏のバカンスど真ん中の7月・8月は国内外から観光客が大挙押し寄せるので、6月下旬から7月上旬、そして9月がおすすめです。

街歩きやグルメを楽しみたい

春と秋に当たる3月下旬〜6月上旬、そして9月〜11月上旬がベストです。


海側の街は夏は非常に暑く、またどこも観光客で混雑します。
逆に閑散期に入る冬は閉まるレストランやお店も多く選択肢が限られてしまうため、程よく活気はありながら混みすぎない春・秋が無難と言えます。

山や国立公園でハイキングをしたい

 
 
 
 
 
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気候的には4月から10月がベストと言えるでしょう。
ただ1年を通して異なる自然観察ができること、冬の時期でも防寒さえしっかりすれば天体観測などをより楽しめることから、特にダメな時期はありません。


人気の国立公園はやはり7月8月は混むことは頭に入れておきましょう。

混雑を避けてのんびり滞在したい

クリスマスから年末年始を除く11月下旬からサマータイムが始まる前の3月中旬頃が、静かにのんびり旅行するにはベストの時期です。


冬はお休みするホテルや飲食店もありますが、夏は人で溢れかえるビーチをゆっくり散策しながら写真を撮ったりできるのは、閑散期ならではのメリットと言えます。

ホテルやツアーが夏のピークシーズンよりずっと安くなるのも、オフシーズンの大きなアドバンテージ。

海&山のいいとこ取りをしたければ6・9・10月がおすすめ

日本人にとってはなかなか旅行する機会がないモンテネグロ、せっかくなら1度でその魅力を存分に満喫したいと思うのは当然ですよね。


さすがに海水浴とスキーを同時に楽しむことはできませんが、海と山を両方満喫したいのであれば6月・9月・10月上旬がおすすめです。


その理由として、

・街には充分活気があるが7月8月ほど混雑しない
・海で泳げる日が多い
・ホテルが7月8月に比べて安く泊まりやすい
・山岳部では寒すぎず暑すぎずの心地よい気候
・閑散期と違い飲食店、ホテル、各お店がほぼ営業している

と言った点が挙げられます。


モンテネグロは小国のうえに増え続ける観光客に現在進行形でホテルなどの新設を進めているような状態なので、7月8月のピークシーズンの混雑はまず避けられません。


その前後の月でもほぼ同じような楽しみ方ができるので、なるべくその時期を狙うことをおすすめします!

まとめ

アドリア海の秘宝として旅行者に人気急上昇中の国、モンテネグロの気候とベストシーズンを紹介しました。


実際に日本人にとってはまだマイナーな国ですが、ロシアやヨーロッパ各国からは毎年多くの観光客が訪れ、英語も年々通じやすくなっているようです。


小国ながら海側と山側でガラリと異なる気候・景観・雰囲気が体験できるのも、モンテネグロが人々を惹きつける理由の1つ。


ぜひあなたの目的に合わせて最適な時期にモンテネグロを旅してみてくださいね。

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