【アドリア海の秘宝】モンテネグロのおすすめ宿泊エリア7選

モンテネグロ
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バルカン半島に位置するモンテネグロはアドリア海の秘宝との別名を持つ、美しい自然や街並みが人気の国。
そんな山あり海あり都市あり村ありのモンテネグロを旅行する時に知っておきたい、宿泊するのに特におすすめのエリアを紹介します。

アドリア海側の街&内陸側の街から厳選7ヶ所!

アドリア海に面したモンテネグロは福島県ほどの面積ながら世界遺産が4件ある、見どころの多い国です。

アドリア海と言えばクロアチアとイタリアが圧倒的に有名ですが、モンテネグロも2006年の独立以降、着々と観光国としての知名度をアップさせています。

それに伴い宿泊施設や飲食店、ショッピング、ナイトスポットなどあらゆる施設が充実し、急増する観光客に対応。

主な人気都市はアドリア海側に多く、ラグジュアリーなリゾートホテルからバックパッカー向きの安宿、ローカル気分で滞在できるアパートメントまで、宿泊施設の数・タイプ・ランクいずれも年々充実していっています。

一方で内陸の各都市は宿泊施設の数はアドリア海側ほど多くないものの、雄大な自然に囲まれた街やローカル色の濃い街など、観光地化され過ぎていない素朴で伝統的な雰囲気が魅力。

そんなエリアによって異なる特徴があるモンテネグロのおすすめ宿泊エリアを、海側エリアと内陸エリアからそれぞれピックアップしました。

モンテネグロの王道!アドリア海側

①ヘルツェグ・ノヴィ(Herceg Novi)

ヘルツェグ・ノヴィはクロアチアとの国境に近い、アドリア海側では最も北に位置する街の一つ。

そのためクロアチアで今一番人気の都市・ドゥブロヴニクへもバスで1時間ほどと日帰りで行くこともできる便利な立地です。

ヘルツェグ・ノヴィは長い歴史の中でボスニア王国に始まりオスマン帝国、オーストリア、イタリアなど目まぐるしいほど他国からの支配や併合を経験し、その激動の歴史による建築物や史跡は今も見ることができます。

コンパクトな旧市街で史跡やミュージアム巡りをするも良し、穏やかなコトル湾での海水浴や散策を楽しむも良し、上質なホテルやレストランでのんびりするのも良し。

またお隣のイガロ(Igalo)は温暖な地中海性気候に加え、ミネラル豊富な天然水、泥、海藻などを利用した滞在型スパとして特に北欧からの観光客に人気があります。

ヘルツェグ・ノヴィのおすすめポイント

・クロアチアやコトルに日帰りでも行ける便利な立地
・眺望抜群の要塞、史跡、ビーチ、レストラン等が凝縮
・長期滞在にも人気の穏やかで健康的な環境

②コトル(Kotor)

コトルはモンテネグロでは最初の1979年に世界遺産に登録された、自然、文化、歴史に恵まれた街。

世界で最も美しい湾とまで言われるコトル湾に面した市街地には12000人ほどが住み、徒歩でも周れる旧市街に主な見どころが集中しています。

主にクロアチアからの日帰りモンテネグロツアーでは必ず訪れるモンテネグロの代表的な街で、宿泊施設も非常に充実。

世界一と言われるコトル湾の景色は、旧市街から城壁沿いに約1時間のハイキングをした所にあるサン・ジオバンニ城(Castle Of San Giovanni)から眺めましょう。

人がまだ少ない朝、ロマンチックな夕暮れ、そして神秘的な夜景いずれもため息が出るような絶景。

日帰りで訪れる観光客も多いため旧市街全体も夜になると昼の喧騒が去りグッと落ち着いた空気に包まれ、細い路地をさまよいながらゆっくりディナーを楽しむのに最高の雰囲気です。

コトルのおすすめポイント

・世界遺産にも登録された保存状態の良い中世の街並み
・活気ある昼と落ち着いた雰囲気の夜のコントラスト
・安宿から5ッ星ホテルまであらゆる宿が充実

③ブドヴァ(Budva)

ブドヴァはコトルから南に20kmほどのアドリア海に面した街で、コトルと並んでモンテネグロで最も人気のある街です。

ブドヴァもおよそ2500年の歴史の中で様々な他国の支配を経験してきた波瀾万丈の街ですが、現在は欧州でも有数のビーチリゾートとして人気急上昇中。

バルカン半島でおなじみの赤レンガ色の屋根がひしめく旧市街の中にもビーチ、そこから少し歩くとまたビーチ、さらに歩くとまたまたビーチ!

そしてビーチ沿いにはおしゃれなバー、カフェ、レストラン、ホテルにお店がずらりと並び、ターコイズブルーに透き通るビーチと共に1日中遊んで、食べて、飲んで過ごせます。

またモンテネグロで最もフォトジェニックでラグジュアリーなビーチエリア、スヴェティ・ステファン(Sveti Stefan)へもバスで10分ほど。

【保存版】アドリア海の秘宝!モンテネグロの絶景ビーチ6+1選
バルカン半島の小国モンテネグロはアドリア海の秘宝とも呼ばれる、隠れた人気観光国。 それでも北隣のクロアチアやアドリア海の対岸イタリアに比べるとまだまだ日本人には知名度も低く、情報も少なめ。 そこでこの記事では、モンテネグロのおすすめビーチを厳選して紹介します。

スヴェティ・ステファンは世界中のセレブ御用達エリアで、ハネムーンや特別な休暇を過ごすのに最適な高級ホテルが連なる一方、ブドヴァはバックパッカーから子連れファミリーまであらゆる旅行者に向いた宿があります。

多彩なナイトスポットも点在しているため、朝から晩まで1日中楽しみたい人には最高の街です。

ブドヴァのおすすめポイント

・絶景ビーチが周辺に多数
・歴史ある旧市街と華やかなビーチリゾートが合体
・スヴェティ・ステファンへのアクセス◎

④ウルツィニ(Ulcinj)

モンテネグロの主な都市がアドリア海側の北の方に集中する中、南にどんどん進むと、割と最近まで鎖国してた陰キャラ?の隣国アルバニアに近い場所にウルツィニがあります。

モンテネグロを訪れるほとんどの旅行客がコトルやブドヴァへ向かう中、南部のウルツィニに行くのは長期旅行者やリピーターが多く、華やかなビーチリゾートである反面どことなくゆったりとした空気が流れているのが印象的。

ブドヴァのような王道ビーチリゾートほど数は多くないものの、賑やかに遊べるナイトスポットも眺望抜群のシーサイドカフェも世界各国料理レストランもあり、のんびり派もアクティブ派も飽きることなく1日を過ごせます。

またモンテネグロ全体ではキリスト教徒が多い中ウルツィニはイスラム教徒が約7割を占め、住民もモンテネグロ人よりアルバニア人が多いため、コトルやブドヴァなどいわゆるモンテネグロの王道エリアを周った後に滞在して異なる文化や雰囲気を経験するのもいいでしょう。

ウルツィニ周辺も大小の美しいビーチが数多くあり、夏のピークシーズンでも王道エリアに比べると混雑度がマシな方なので、なるべく混雑を避けてビーチを楽しみたいという人には良い選択肢と言えます。

ウルツィニのおすすめポイント

・大小のビーチが近辺に点在し飲食店やナイトスポットも多数
・地理的にも文化的にもアルバニアに近い個性派ビーチリゾート
・人気エリアより混雑しづらく落ち着いて過ごしやすい

雄大な自然が魅力の内陸側

⑤ツェティニエ(Cetinje)

ツェティニェはかつてモンテネグロの首都として栄えた街。

と言われてどんな大都市なのかと思いきや、人口約15000人の何ともかわいらしい街。

とは言え約100年前は人口6000人にも満たない世界最小の首都だったそうなので、これでもずいぶん増えた方。

モンテネグロの観光業に俄然勢いが増したのは2006年の独立以降、コトルやスヴェティ・ステファンなどコトル湾やアドリア海に沿った街をメインに新たな人気リゾートとして急成長を遂げていますが、ツェティニェはあまりその流れには乗っていません。

そのためツェティニェ修道院(Cetinje Monastery)を始め18世紀から19世紀に建てられた建造物がそのまましっくりと現代の街に馴染み、モンテネグロの歴史や文化をじっくり堪能するには最高の街と言えます。

国名モンテネグロ=黒い山(イタリア語)の由来になった山があるロブチェン国立公園(Lovcen National Park)に隣接しているため、ハイキングや自然散策にも非常に便利な立地の上、ブドヴァにもバスで40分ほど。

またツェティニェは欧州で最も降水量が多い街の一つのため、緑が実に生き生きとしているのも特徴です。

ツェティニェのおすすめポイント

・歴史や文化体験にピッタリの落ち着いた旧首都
・ロブチェン国立公園に近く自然豊か
・山も海も日帰りで楽しめる立地

⑥シュコダル湖(Skadar Lake)

シュコダル湖は不思議ちゃんキャラの隣国アルバニアとの国境にまたがる、バルカン半島最大の湖です。

バルカン半島最大と言われても大抵の日本人にとってはふーんという感想しか出てきませんが、大きさはともかく美しさと生息する豊かな動植物は見逃せません。

モンテネグロはとにかくビーチ、そしてビーチ、その後に山がメインで、バルカン半島最大という切り札的キャッチコピーを使ってもシュコダル湖に滞在する人はおろか訪れる人も王道ビーチエリアに比べると遥かに少ないのが現状。

そのため旅のテーマをリラックス、自然、静か・・・などというキーワードで設定している人には非常に優れた宿泊エリアです。

シュコダル湖には欧州では希少なペリカンを始めサギやカモメなどの鳥類、そしてウナギやコイの他、固有種も多く生息しており、バードウォッチング、釣り、カヤック、クルーズツアーなどアクティビティも豊富。

周辺にはいくつかの街がありますが、湖の西に位置するリエカ・クロノジェビカ(Rijeka Crnojevica)は特に圧倒的な自然美で人気です。

シュコダル湖のおすすめポイント

・ビーチエリアに比べて静かに過ごしやすい
・湖と川での多彩なアクティビティ
・首都ポドゴリツァとビーチエリアの中間に位置し空港にも近い

⑦ジャブリャク(Zabljak)

 
 
 
 
 
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山派にとってモンテネグロ最大のハイライトと言えるのが北西部のドゥルミトル(Durmitor)で、その登山口と言えるのがジャブリャク。

ジャブリャクですでに標高1400m以上のため、ビーチエリアの各地が時折猛暑に襲われる真夏でも平均気温17℃前後と極めて快適で、冬は氷点下になることも珍しくありません。

ドゥルミトルは1952年に国立公園に、そして1980年に世界遺産に登録されているように多数の希少な固有種が生息する自然の宝庫。

最高峰は2528m、逆にヨーロッパで最も深いタラ渓谷(Tara River Canyon)は1300mと非常に起伏に富み、氷河期に形成された幾多の湖がまるでオアシスのように各地により豊かな風景をもたらします。

ハイキングはもちろん山と湖と川での多種多様なアクティビティ、冬はスキーやスノボもできるため、1年を通して全く異なる景色や遊び方が楽しめます。

ジャブリャクのおすすめポイント

・世界遺産のドゥルミトルの登山口
・ハイキングやスキーなど様々なアクティビティ
・キャンプ、B&B、ホテルなどあらゆる宿泊施設の料金相場が安い

まとめ

以上の7ヶ所を地図で示すとこのようになります。

幸いモンテネグロはコンパクトサイズのため、1ヶ所に滞在して周辺を日帰りで訪れることも、複数の街に滞在してみることも容易です。

もし他国のついでに短期でさくっと旅したい、といった場合は最も人気のエリアで街そのものだけではなく周辺にも見どころが多いコトルかブドヴァが王道と言えるでしょう。

日程に余裕があればそこから足を伸ばして他の街にも滞在してみると、よりモンテネグロの魅力を深く満喫することができます。

ぜひ旅の目的や日数によって最適の宿泊エリアを選択してみてくださいね。

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