【保存版】欧州一の温泉大国ハンガリーで行きたい個性派温泉12選

ハンガリー
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ハンガリーはヨーロッパで最大の温泉大国として知られ、首都ブダペストの都市型スパから郊外の自然豊かなスパまで、実に個性豊かな温泉が目白押し。
この記事ではハンガリー全体で1000以上あると言われる温泉の中でも、特に人気の12ヶ所を厳選して紹介します。

旅行者でも行きやすい!ブダペストの温泉

①ゲッレールト温泉(Gellért Thermal Bath)

 

 
 
 
 
 
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1918年オープンのゲッレールト温泉はアールヌーヴォー様式の内装が見事で、すでに多数の温泉施設が点在していた当時のブダペストでも最初に誕生したラグジュアリーなサービスを誇るホテル&スパ施設。

美術館や宮殿の中で温泉に浸かったりプールで泳いだりしているような気分にさせてくれる、優雅・豪華・クラシック・贅沢・洗練といったキーワードがピッタリの老舗スパです。

35℃〜40℃の温かめの温泉と泳ぐのに適した広々としたプール、そして1927年に誕生した世界最古の波のプールと共に、サウナやマッサージも充実。

ハンガリーに息づく温泉文化を最も優雅に体験できるスパと言えるでしょう。

公式サイト(英語)http://www.gellertbath.hu/?akadalymentes-valtozat=1

②ルダシュ温泉(Rudas Thermal Bath)

 

 
 
 
 
 
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そのゲッレールト温泉からドナウ川沿いに10分ほど北に歩くと、ルダシュ温泉に着きます。

13世紀にはすでに温泉の利用が記録されているルダシュに現存の施設が建てられたのは、16世紀のオスマン帝国支配下時代。

元々男性専用の温泉だった名残で現在でも曜日により男女が分かれており、月曜・水曜〜金曜が男性専用・火曜が女性専用・そして土日が混浴となっています。

施設は1896年と2014年に拡張しており、およそ500年前の建築がほぼそのまま残る八角形の名物温泉とドナウ川の絶景パノラマが見渡せるルーフトップ温泉は特に必見。

最も熱い温泉は42℃、プールも29℃とハンガリーでは珍しく温度設定が高めなのが特徴で、熱いお湯が好きな日本人はお見逃しなく!

公式サイト(英語)http://en.rudasfurdo.hu/

③セーチェーニ温泉(Széchenyi Thermal Bath)

 

 
 
 
 
 
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数あるハンガリーの温泉の中でも最も有名なのが、ヨーロッパ最大級の温泉施設であるセーチェーニ温泉。

自然豊かでお城やミュージアム、動物園に冬はスケートリンクなど見どころたっぷりの市民公園内にあり、散策がてら訪れるのにも最適。

黄色い外観が印象的なネオバロック様式のセーチェーニ温泉は1913年創業で、1927年に現在の大きさに増築されました。

特に屋外の50mプールとそれに隣接した38℃の温泉は広々として開放感バツグン!

毎週土曜の通常営業後は温泉がクラブ化する『スパーティー』が開催され、鮮やかにライトアップされた温泉で飲みながら音楽やダンスを楽しめる究極のスパ体験が堪能できます。
(注:2020年8月現在スパーティーは新型コロナウィルスの影響で中断中)

公式サイト(英語)http://www.szechenyibath.hu/https://spartybooking.com/

④キラーイ温泉(Király Thermal Bath)

 

 
 
 
 
 
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キラーイ温泉もハンガリーで最も歴史がある温泉の一つで、創業は1565年。

重厚感のある外観はいかにも歴史を感じさせるものの、中は幾度となく改装されていることもあり清潔感があります。

キラーイ温泉はこれまでに挙げた3つの温泉に比べるとシンプルな造りで料金も安めなので、プールなどは要らないからさくっと温泉だけ満喫したい!という人には良いオプションと言えるでしょう。

現在の施設の一部は18世紀にオーナーとなったドイツ人のケーニッヒ(=ドイツ語で王)一家が元のトルコ式風呂の雰囲気を残しつつ改装・拡張したもので、日本語にすると微妙な響きのキラーイとはハンガリー語で王、つまり彼らの名前から由来しています。

そんな歴史に思いを馳せながら、オスマン帝国時代から現代に伝わる由緒ある温泉を満喫してみては:)

公式サイト(英語)http://en.kiralyfurdo.hu/

ハンガリー北部〜東部の温泉

⑤サリリス リゾートスパホテル(Saliris Resort Spa Hotel)

 
 
 
 
 
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首都ブダペストから北東におよそ120kmのエゲルサローク(Egerszalók)は、人口2000人ほどの小さな街。

しかしそこには世界でもトルコのパムッカレとアメリカのイエローストーン国立公園でしか見られない、希少で美しい石灰棚を形成する温泉が楽しめます。

65℃〜68℃の源泉はカルシウム、マグネシウム、ナトリウムに加え美肌成分として知られるメタケイ酸が非常に豊富な、いわばハンガリー版美人の湯

国外から湯治目的で訪れる人も多い一方、多彩なプールとサウナも併設しているので若いカップルや子連れファミリーにも大人気。

快適な4ッ星ホテルの宿泊客はもちろん、ビジターでも利用が可能です。

公式サイト(英語)https://salirisresort.hu/en

⑥ミシュコルツ・タポルツァ洞窟温泉(Miskolctapolca Cave Baths)

そのエゲルサロークからさらに北東に車で1時間ほど進むと、世界的なワインの産地としても知られるミシュコルツに辿り着きます。

こちらの名物が天然の洞窟の中にある稀有な温泉、ミシュコルツ・タポルツァ洞窟温泉。

コピペという神機能がなければ毎回打ち間違えそうなこの長ったらしい名前はスラヴ語の『入浴する場所』という単語が起源で、この地は古くから温泉地として知られていたそう。

最初にこの神秘的な洞窟温泉が発見・利用されたのは18世紀で、それから紆余曲折を経て、2005年に現在の姿のモダンな大型スパ施設が完成。

天然温泉は33℃〜35℃と低めの温度ながら、洞窟内のため冬でも温水プールのようにのんびりと浸かっていられます。

温泉の他にもプール、サウナ、各種マッサージや泥パックなどのリラクゼーションメニューも実に豊富で、デートで来るカップルから療養目的で通う長期旅行者まで、国内外からのあらゆる人々を魅了しています。

公式サイト(英語)http://barlangfurdo.hu/en

⑦アクアティコム デブレツェン ストランド(Aquaticum Debrecen Strand)

 

 
 
 
 
 
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ハンガリー第二の都市ながらあんまり存在感のないデブレツェンにおいて、衝撃的とさえ言えるほどにスタイリッシュで近未来的なスパ施設がオープンしたのは2020年6月。

同系列のホテルとウォーターパークと同じ敷地内にできた最新のスパ施設は、緑豊かなエリアに温泉の他にもウォータースライダーや波のプール、レストランにバーなど大人も子供も楽しめる要素が満載。

晴れた日には泳いで、浸かって、遊んで、食べて、飲んでは大きな芝生で休んで・・・をエンドレスにリピートできそうな理想郷が、よもやデブレツェンにあるなんて(失礼)

日本でもわたくしが去った後にインスタ映えするナイトプールとやらが流行っているようですが、インスタでいいねの嵐をもらいたければハンガリーのこちらに訪れてみてはいかがでしょうか。

公式サイト(英語):https://spa.aquaticum.hu/en

ハンガリー西部の温泉

⑧ヘーヴィーズ温泉湖(Thermal Lake of Hévíz)

 

 
 
 
 
 
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内陸国ハンガリーにおいてハンガリー人の癒しスポットとなっているのが、ブダペストの南西にあるバラトン湖。

そのバラトン湖の西に位置するヘーヴィーズに、湖全体が温泉でできたダイナミックな景観のヘーヴィーズ温泉湖があります。

湖の底からは毎時約8600万リットルもの温泉が湧き出し、3.5日で湖の水が全て入れ替わるという自然が生み出した驚異の温泉で、水温は年間を通しておよそ25℃〜38℃で変動します。

そのため冬は慣れていないと寒いので注意が必要で、ベストシーズンはヘーヴィーズ湖のシンボルとなっているスイレンが可憐に咲き誇る夏から秋。

湖の底のミネラルをたっぷり含んだ泥は薬用パックにも使われ、硫黄の泉質は特にリウマチや関節痛に良いとされます。

リラクゼーション目的と療養目的の人が共に滞在するヘーヴィーズは、アジアの温泉大国日本からの旅人も癒してくれることでしょう。

公式サイト(英語)https://www.spaheviz.hu/en

⑨シャールヴァール スパ&ウェルネスセンター(Spa and Wellness Centre Sárvár)

 

 
 
 
 
 
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ヘーヴィーズと同様、その地理的背景からオーストリア人、そしてチェコ人に特に人気のスパタウンがシャールヴァール。

人口15000人ほどのかわいらしい街ながら年間で訪れる観光客数はハンガリー全体で7番目に多く、その街の目玉の一つが長期滞在者やリピーターも多い、広大でモダンなこちらのスパ。

窓が大きく明るい日差しを取り込んだ開放感溢れる建物には温泉、プール、サウナ、マッサージ、エステ、ジムにレストランetc.大人から子供まで楽しめる設備やサービスがてんこ盛り

温泉は83℃と43℃の2つの異なる源泉から汲んでおり、いずれも炭酸水素ナトリウムを多く含んだアルカリ性のお湯で、運動障害や皮膚科、婦人科系の不調に良いとされています。

提携する宿泊施設も充実しており、いずれもスパからすぐの場所に快適な4ッ星ホテル、自炊派におすすめのアパートメント、さらにキャンプ場もあり、予算や目的によって自由に滞在スタイルをアレンジできるのも嬉しいポイントです。

公式サイト(英語)https://www.sarvarfurdo.hu/

ハンガリー南部の温泉

⑩ハルカーニ温泉(Harkány Thermal Spa)

 

 
 
 
 
 
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ハンガリー南部、クロアチアとの国境に近い小さな街ハルカーニがハンガリー有数のスパタウンとして知られるようになったのは、19世紀のこと。

ザ・温泉という香りの硫黄が多く含まれたハルカーニの温泉水は『奇跡の水』とも呼ばれ、リウマチ、痛風、皮膚病、婦人病など様々な病を癒してきたのだとか。

20世紀になると本格的に湯治やリラクゼーション目的の旅人が国内外から集まり、名実ともにハンガリーの代表的なスパタウンに。

それに伴いスパ施設は屋内外プールやサウナ、メディカルトリートメントやエステメニューも取り入れ、周辺の宿泊施設も充実するようになります。

温泉そのものの効能はもちろん、ハルカーニはハンガリー南部に位置するためブダペストなど他の主要都市より平均気温が高く、日照時間も長い恵まれた気候であることも人気の理由です。

公式サイト(英語)https://harkanyfurdo.hu/en/home

①①アンナ温泉(Anna Thermal Baths)

 

 
 
 
 
 
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ハンガリー南部のセゲド(Szeged)の街中心部にある、ネオルネッサンス建築の荘厳な外観がひときわ目を引く建築物。

1879年に壊滅的な洪水に襲われたセゲド市民が公共浴場の建設を熱望した後、1896年にオーストリア人建築家によって建てられたのが、このアンナ温泉です。

当時最新のスパ文化を誇っていたトルコで学んだ本格トルコ式風呂を取り入れたという名残は、120年以上経ち何度となく改修された現在でも感じ取ることができます。

およそ950mの地下から湧くアンナ温泉は消化器系や甲状腺の不調を緩和させると言われ、1世紀以上に渡って市民の憩いの場となってきました。

各種マッサージやトリートメントも受けられるものの、何でも揃う大型スパ施設とは異なる『地元の銭湯』的なこぢんまりとした雰囲気が心地よい温泉です。

公式サイト(ハンガリー語)http://www.szegedsport.hu/intezmenyek/anna-furdo

①②ジュラ城温泉(Gyula Castle Thermal Spa)

ルーマニアとの国境にある人口およそ3万人のジュラは、比較的新しく温泉が発見された街です。

1958年、中世の時代から何一つ変わらない街のシンボル・ジュラ城の目と鼻の先から温泉が湧き出たことで、ジュラは急速にスパタウンとして発展。

1968年に完成したジュラ城温泉は何度かの改修・増築を経て、現在は19の温泉とプールを備えた大型施設に。

筋肉、関節、神経の痛みを和らげると言われるアルカリ性の茶色いお湯は34℃〜38℃の温度ながら、ゆっくり入ることで体の内側から温まってきます。

温泉、プール、サウナで汗を流したら屋外の緑豊かな休憩エリアでのんびりすることもでき、家族やカップル、友達同士で1日中飽きることなく過ごせるでしょう。

毎週土曜にはナイトプールとしても営業しています。

公式サイト(英語)https://varfurdo.hu/en/

まとめ

12ヶ所をざっくりとマップで示すとこのようになります。

中にはブダペストからバスや電車で片道2時間ほどの場所もありますが、ゆっくりと温泉やその街の雰囲気を満喫するためにも、温泉の近くの宿に滞在することを強くおすすめします。

また特に明記していない限り、基本的にハンガリーの温泉は

・男女混浴でスイムウェア着用
・温度は33℃〜38℃ぐらいで低め

といった日本とは異なる特徴があるので、スイムウェアとビーチサンダル、濡れても大丈夫なバッグや袋は必ず持参しましょう。
(レンタルや販売可能な施設が多いですが)

温泉は温度が低い高い湯船に時間をかけて順に入ることで、低めの水温でも割と温かく感じます。

なお2020年8月現在、新型コロナウィルスの影響で各施設の営業状況や時間に変更が出ている場合があるので、必ず公式サイトを確認するようにしましょう。

ヨーロッパが誇る温泉大国ハンガリーで堪能できる個性的な温泉の数々、ぜひ足を運んでみてくださいね。

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