【保存版】サンクトペテルブルクでおすすめの宿泊エリア5選

ロシア
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かつてロシア帝国の首都として栄え、今も芸術や文化の中心地であるサンクトペテルブルク。
市内には数々の見どころが点在するため、どこに滞在するかを正しく選択することは重要です。
そこでこの記事では、サンクトペテルブルクでおすすめの宿泊エリアを厳選して5ヶ所紹介します。

サンクトペテルブルク18区=東京23区の約2.3倍!

ロシア第二の都市であるサンクトペテルブルクは、1439k㎡の面積におよそ547万人が住む大都市。

サンクトペテルブルクは18区から構成され、この面積は東京23区の約2.3倍に相当する大きさです。

まさに東京と同じように区によって異なる趣を持ち、歴史、文化、芸術、グルメに自然などありとあらゆる観光客のニーズに応える多彩な表情が見られます。

西をフィンランド湾に面し、泳げるほど暖かい日は限られているとは言えビーチも点在し、湾から街に流れるネヴァ川もサンクトペテルブルクのシンボルの一つ。

18区の中でも主な観光スポットはいくつかの区に特に集中しており、基本的にその周辺に宿泊施設も多くなっています。

またサンクトペテルブルクはメトロ、バス、トラムが非常によく発達しているので、その大きさの割には市内の移動はどこに行くのもスムーズにいくでしょう。

それでもやはり旅行の目的や行きたい観光スポット、予算などによって最適な宿泊エリアを選ぶのが便利なので、続いておすすめの5つのエリアを解説していきます。

①ツェントラリニ区(Tsentralny District)

ツェントラリニ区は『中央区』という意味で、その名の通り地理的にも観光的にもサンクトペテルブルクの中心と言える地区です。

エルミタージュ美術館や血の上の救世主教会といったサンクトペテルブルクで必須とも言えるスポットがあるのもツェントラリニ区で、特に初めてのサンクトペテルブルク旅行なら必ず一度は立ち寄るエリアでしょう。

その中でも区の東西を横切るように走るネフスキー大通り(Nevsky Prospect)は多くのレストラン、バー、クラブ、お土産屋、そして宿泊施設がずらりと並ぶ華やかな大通り。

夏は白夜で眠らない賑やかさ、冬は舞い散る雪にイルミネーションが灯るロマンチックさが通りを彩り、春夏秋冬異なる雰囲気を楽しめるのも魅力の一つです。

ツェントラリニ区のおすすめポイント

・主要観光スポットが目白押しの中心エリア
・飲食店、ショップ、ナイトスポットが最も多い
・安宿から5ッ星ホテルまであらゆる宿泊施設が充実

②アドミラルテイスキー区(Admiralteysky District)

そのツェントラリニ区の西に隣接するアドミラルテイスキー区は、アクセス重視ならツェントラリニ区と同様とても便利な立地で、人気観光スポットが集中する区の北側に宿泊施設も多くなっています。

アドミラルテイスキー区には1860年から歴史を刻むマリインスキー劇場を始めとした重厚感ある荘厳な建築物が点在し、本場のオペラやバレエを体験することができます。

外観、内観、そして展望台からの眺望全てが息を呑むような美しさのロシア正教の聖イサアク大聖堂も外せないスポット。

そんな歴史的な街並みが広がる中、北西部のノーヴァヤ・ゴランディヤはかつて海軍の所有地で一般人は立入禁止だった島を21世紀以降に再開発し、新たなレストラン、ショップ、公園が続々と作られ、夏を中心に様々なイベントも開催される注目エリアです。

アドミラルテイスキー区のおすすめポイント

・歴史的なエリアとモダンなエリアが融合
・本格的なオペラ、バレエ、音楽、芸術を鑑賞できる
・観光名所が多い北から南に行くにつれローカル度がアップ

③ヴァシリエフスキー島(Vasilyevsky Island)

 
 
 
 
 
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ネヴァ川を挟んでアドミラルテイスキー区の北に位置するヴァシリエフスキー島は、市の中心部にも近い割に観光客はぐっと減り、落ち着いた雰囲気と利便性を兼ね備えたエリア。

宿泊施設の相場も安めで一人旅からカップル、ファミリーまでコスパの良い宿を探しやすいのも利点です。

毎年4月から8月に行われ世界中からの観光客を魅了する白夜祭では花火やスカーレットの帆船などネヴァ川で行われるイベントも多く、川沿いの多くのレストランやバーで幻想的な夜をいつまでも楽しむことができるでしょう。

歴史的建造物やミュージアムが多い南のネヴァ川側は食・飲・遊のオプションが豊富なエリアで、西のフィンランド湾側に行くほど観光客が減り、落ち着いた印象が濃くなります。

ヴァシリエフスキー島のおすすめポイント

・対岸の市中心部までメトロ1本最短10分のアクセス
・静と動のバランスが絶妙で様々な過ごし方ができる
・あらゆる宿泊施設があり長期滞在にも◎

④ペトログラツキー区(Petrogradsky district)

 
 
 
 
 
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ネヴァ川を挟みツェントラリニ区の北に位置するペトログラツキー区も、中心地へメトロで10分〜の好アクセスながら自然も多く、ピークシーズンでもゴチャゴチャした印象が少ないエリア。

区を南北に突っ切るようにメトロ2号線と5号線が走りいずれも市中心部に行くので、メトロ駅の周辺ならどこでもアクセス至便ということになります。

レストランやバーが豊富な活気のあるエリアに滞在したければメトロ2号線ペトログラードスカヤ駅(Petrogradskaya)、逆に自然豊かな落ち着いたエリアが良ければメトロ5号線のクレストフスキー・オストラフ駅(Krestovskiy ostrov)の周辺がおすすめ。

前者は伝統ロシア料理からおしゃれなバーまでバラエティ豊かな飲食店が並ぶ一方、後者はカフェ、遊園地、スケートリンクなどがあり地元民と観光客の憩いの場となっている広大な公園の最寄り駅です。

また2018年ロシアワールドカップ、2021年に延期になったEURO2020の開催スタジアムもクレストフスキー・オストラフ駅から公園を通って徒歩25分ほどです。

日本人設計!サンクトペテルブルクのスタジアム情報まとめ
ロシアのサンクトペテルブルクはその華やかで独自の芸術や文化が世界中の観光客を魅了しますが、日本の建築家が手掛けたモダンなスタジアムも見どころの一つ。 この記事ではそんなサンクトペテルブルクのスタジアムのアクセスや周辺情報をまとめました。

ペトログラツキー区のおすすめポイント

・市中心部に近い区では最も自然が豊か
・子供から大人まで楽しめる観光スポットが満載
・ローカル気分で滞在できるアパートメントが特に充実

⑤コトリン島(Kotlin Island)

 
 
 
 
 
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最後に紹介するのは王道以外のエリアを好む人におすすめのコトリン島。

かわいらしい名前ですが1703年にスウェーデン→ロシア領となってから要塞の役割を担ってきた重要な島でもあります。

島のシンボルはクロンシュタット(Kronstadt)にある世界遺産にも登録された海の聖堂。

戦没した海軍兵士のために1913年に建てられた聖堂は白・青・金を基調にした外観も内装も洗練されたデザインで、ソ連時代は映画館やミュージアムとして使用されていました。

コトリン島はサンクトペテルブルクからバスで1時間半ほどで行け、サンクトペテルブルク中心地に比べると観光スポット、飲食店、宿泊施設いずれも多くないので、日帰りで訪れる人が大多数です。

その分日帰り客がごっそりいなくなる夜から朝は、限りなくローカル気分で過ごすことができます。

コトリン島のおすすめポイント

・こぢんまりとした島で主要観光地以外はローカル度が高い
・要塞都市としての歴史を伝える史跡の数々
・サンクトペテルブルク中心とは異なるゆったりと流れる時間

まとめ

以上の5ヶ所をマップで示すと、このようになります。

コトリン島以外はサンクトペテルブルク中心に位置するため、いずれも主要観光スポットへのアクセスが良いエリアです。

例えば初めてのサンクトペテルブルクで短い滞在なら市中心部に滞在するのが無難ですが、長期滞在やリピーターの場合に違った側面を経験したい時などに、コトリン島は良い選択肢と言えるでしょう。

なおこちらの記事で具体的におすすめホテルを紹介しています。

たくさんの飲食店やナイトスポットがある賑やかなエリア、自然が多いエリア、地元民の生活が垣間見えるローカル色の濃いエリアなど、好みや旅の目的によって最適の滞在エリアを選んでみてくださいね。

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