日本人設計!サンクトペテルブルクのスタジアム情報まとめ

サッカー
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ロシアのサンクトペテルブルクはその華やかで独自の芸術や文化が世界中の観光客を魅了しますが、日本の建築家が手掛けたモダンなスタジアムも見どころの一つ。
この記事では2018年ワールドカップやEURO2020の舞台になった事でも記憶に新しい、サンクトペテルブルクのスタジアムのアクセスや周辺情報をまとめました。

設計はあの日本人建築家!2017年完成の新しいスタジアム

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サンクトペテルブルクのスタジアムはメインスポンサーの名前を冠したガスプロム・アリーナとの名称ですが、国際大会では企業名NGなのでサンクトペテルブルク・スタジアムという何のひねりもない名称で呼ばれているようです。

こちらのスタジアムはロシアの強豪ゼニトの本拠地となっていて、60000人以上の収容人数を誇る巨大スタジアムとして2017年に完成しました。

そして何と言っても注目すべき点は、設計が日本が生んだ世界的建築家の故・黒川紀章さんなんですね。

2017年完成のスタジアムで黒川さんの設計?と思ったら、当初2008年完成の予定が遅れに遅れたようです。
ま、よくあることですね。

宇宙船をモチーフにしたスタイリッシュなこのスタジアムは、同じく黒川さんの作品である日本の豊田スタジアムと瓜二つのようなので、豊田スタジアムに行ったことがある人は遥かロシアでデジャヴを体験できるというのも面白いですね(^^)

満を持して2017年にオープンしてからはゼニトの試合はもちろん、2017年コンフェデレーションズカップや2018年ワールドカップで、すでに数々の白熱した国際マッチの舞台となっています。

2021年のEURO2020では地元ロシアFIFAランキング1位ベルギー(2020年6月現在)、そして筆者も大好きムーミンの国(どうでもいい)フィンランドグループリーグ3試合とベスト8を1試合、計4試合が予定されています。

スター揃いのベルギーとムーミンも熱狂するフィンランド(未確認情報)はもちろん、2018年W杯の躍進でロシアのサッカー熱も高まっていることから、開催時には非常に盛り上がるのは間違いないでしょう。
※【2021年4月更新】サンクトペテルブルクで行われる試合では収容人数50%の観客を動員する見通しであることが、UEFA公式サイトで発表されました。

さらに※2021年チャンピオンズリーグの決勝も行われるため、2017年デビュー以降注目イベントが目白押しの凄まじいモテ期が到来している激アツスタジアムと言えます。

※ロシアのウクライナ侵攻を受けて、フランスのスタッド・ド・フランスに変更されることがUEFAより発表されました。

サンクトペテルブルク中心部からメトロで1本!

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スタジアムはサンクトペテルブルク中心部から北西に約10kmの場所にあるため、徒歩で行くにはかなり距離があります。

しかしメトロ1本で行けるので、往復5時間かけて歩かなくても大丈夫です。

ここではサンクトペテルブルク中心地にあるモスクワ駅、そして観光の目玉エルミタージュ美術館からスタジアムへのアクセスを確認してみましょう。

モスクワ駅から行く場合

モスクワ駅から徒歩約8分のメトロ3号線ベゴバヤ(Begovaya)行きマヤコフスカヤ(Mayakovskaya)駅から、ノボクレストフスカヤ(Novokrestovskaya)駅下車徒歩約15分です。
駅からも少々歩くとは言え駅を出るとすぐスタジアムが見えるので、迷う心配はありません。

エルミタージュ美術館から行く場合

エルミタージュ美術館から徒歩4分のバス10番線クレストフスキー・オストロフ(Krestovskiy ostrov)行きドボルツォバヤ広場(Dvortsovaya Square)停留所乗車、終点クレストフスキー・オストロフ下車徒歩約16分。

全体の所要時間としてはバス→メトロの方が早いルートもありますが、バスの停留所とメトロの駅は直結しておらずそこでも数分歩く必要があるので、土地勘のない旅行者には乗換なしで終点で降りれば良いバス1本の方が楽でしょう。

旅行者に便利なチケットは?

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時間&運賃の節約に便利なICカード!

まず最初におすすめなのがサンクトペテルブルク版PASMOと言える、メトロ・バス・トラム共通で使用できるパドロージニク(Podorozhnik)

EURO開催時のような観光客が爆増する期間はその都度切符を買うのにも手間がかかるため時間節約になるだけではなく、パドロージニクだと運賃も割引になります。

初めにRUB60(2020年6月レートで約94円)でカードを購入し、好きな金額をチャージします。
カードの購入もチャージも自動券売機で英語表記でできるので安心です。

メトロは通常運賃が1回RUB55、バスやトラムがRUB50に対してパドロージニクだとそれぞれRUB38、RUB33になり乗車回数が増えるとさらに安くなります。

交通機関をたくさん使う人にはフリーパス

交通機関をガッツリ利用するならメトロ・バス・トラム共通乗り放題券も便利です。

1日RUB185から7日RUB705まで1日毎の乗り放題券があるので、滞在日数や観光プランに合わせて無駄なく利用できるのがポイントです。

注意点として、サンクトペテルブルクのバスには通称公共バスとプライベートバスと呼ばれる2種類のバスがあり、乗り放題券はプライベートバスには利用できません
見分け方は簡単で、バスの番号の頭にKが付いているのがプライベートバスです(例:K1、K133など)。

プライベートバスを使わなくてもスタジアムや主な観光スポットには行けますが、紛らわしくて面倒なら乗り放題券ではなくパドロージニクを利用するといいでしょう。

その他細かい運賃などはサンクトペテルブルク公式メトロサイト(英語)で確認できます。

スタジアム周辺にはホテルや飲食店も


サンクトペテルブルク郊外にあるスタジアムですが、周辺には宿泊施設や飲食店もあります。

バスとメトロの駅であるクレストフスキー・オストロフからスタジアムの間にはいくつかのホテルやレストランがあり、街中心部と異なり自然豊かなエリアでゆったりとしたひとときを過ごすことができます。

30分ほど歩くのが苦にならないなら、川を渡った北側のベゴバヤ周辺により多くの宿泊施設や飲食店、さらにショッピングモールやウォーターパーク、ビーチもあります。

ベゴバヤはメトロで隣駅ですが、スタジアムからメトロ駅も15分ほど歩くことと試合後の大混雑を考えると、橋からフィンランド湾の眺めを楽しみながら歩く方がノンストレスで良いでしょう。

EUROが開催される6月〜7月は白夜のため深夜まで薄明るく、平均気温も17℃前後ととても快適に観光できる時期なので、サッカー観戦以外にも芸術、建築、グルメなど色々楽しめるはず!

まとめ

2017年の完成以降、ワールドカップやEURO2020などメガイベントの舞台にもなっている、サンクトペテルブルクのスタジアムについての情報を解説しました。

スペインやイギリスなどに比べるとロシアはサッカー観戦地としては少々マイナーなイメージもありますが、日本の巨匠が手掛けたスタイリッシュなスタジアムは一度は足を運ぶ価値があるのは間違いないでしょう。

2020年以降のコロナに加え2022年2月にはロシアのウクライナ侵攻もあり、気軽に日本から訪れることができるようになるには少し時間が掛かるかもしれませんが、一刻も早くその日が戻ることを願います。

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