ヨーロッパ有数のビーチリゾートとして知られるイタリア・サルデーニャ島。
豊かな自然や絶品のグルメ、美しい街並みは世界中の旅人やセレブを惹きつけ、年間を通して観光客が絶えることがありません。
いつも地中海の明るい太陽に照らされているイメージのサルデーニャですが、実際はどうなのでしょうか?
この記事では、サルデーニャの気候とベストシーズンを解説していきます。
穏やかな地中海性気候だが内陸部は涼しいことも
サルデーニャはイタリアのシチリア島に次ぎ、地中海で2番目に大きい島です。
その面積は、イタリアのすぐ南に浮かぶマルタ共和国のなんと約76倍!!
と、すぐ比較対象にミニ国家のマルタさんを持ち出すのはマルタ国民の皆様に失礼な気もしますが、日本的な比較だと四国+愛知県とほぼ同じ大きさです。
やはりデカい!!
そんなサルデーニャは地中海性気候のため夏は乾燥し暑く、冬は雨が多くなり穏やかな寒さであることが特徴です。
サルデーニャの主な都市は北のオルビアや南のカリアリなど沿岸部に集中しており、沿岸部であれば北でも南でも気候にさほど大きな差はありません。
北⇔南の差よりは沿岸部⇔内陸部の気温差の方が大きく、標高約1000mにあるフォンニ(Fonni)という街では、沿岸部のカリアリより年間の平均気温が約5℃低く、降水量も2倍以上です。
そのため内陸の街に滞在する場合や観光に行く際は、夏でも防寒対策を忘れずにして行きましょう。
南部カリアリと北部アルゲーロの気候比較
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あまり差はないとは言ってみたものの、せっかくなので南部代表カリアリ(Cagliari)と北部代表アルゲーロ(Alghero)の気候を比較してみましょう。
毎度お世話になっているHoliday Weatherのデータを元に作成しています。
各データにはサイトによりいくらか違いがあるので、ざっくりとした数字として参考にしてくださいね。
カリアリ
アルゲーロ
と、がんばってちまちまとグラフを作ってみたものの、本当に大した差のない味気ない結果となりました(´・ω・`)
前述の通り夏は雨が少なく冬は多いこと、そしてほとんどのヨーロッパ各国と同様サマータイムを導入していることから夏と冬の日照時間の差が非常に大きいことが分かります。
夏は日々10時間以上降り注ぐ日光を求めて、冬はヨーロッパの中ではトップクラスの温暖な避寒地として、多くの観光客が押し寄せるのもうなずける魅力的な気候ではないでしょうか。
基本的に日本の主要都市より少し暖かいイメージの服装で大丈夫ですが、夏でも平均最低気温は20℃未満なので、長袖は必ず持っていきましょう。
目的別・サルデーニャのベストシーズン
街歩きや遺跡巡りを楽しみたい
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3月下旬から6月上旬、そして9月中旬から10月がおすすめです。
この時期はサルデーニャの春と秋になり、15℃〜25℃ぐらいの過ごしやすい気候で冬ほど雨も多くありません。
夏のような猛暑や人混みもないので、アクティブに歩き回るのには心地よい季節です。
ただし4月の移動祝日であるイースターの際は混雑するので注意しましょう。
ひたすらビーチで泳ぎたい
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ほぼ確実に泳げるのは7月から9月です。
この時期は水温が1年で最も高く雨も少ないので、ビーチで遊ぶのに最も適しています。
6月、10月も気温が高い日には充分泳ぐことができ、真夏のピークシーズンより人もずっと少ないので、多少涼しくても問題ないならベストの時期です。
サルデーニャの美しすぎるビーチのまとめはこちらの記事でどうぞ。
なるべく安く旅行したい
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11月から3月はオフシーズンとなるため、クリスマスから年末年始すぎを除けば安く旅行がしやすい時期です。
特にホテルはハイシーズンの半額以下で宿泊できることもあるので、とてもお得。
オフシーズン中の注意点として、小さい街は宿泊施設や飲食店がごっそりクローズしてしまい選択肢が少なくなる場合があるので、大きい都市に滞在するのがベターです。
混雑を避けてのんびり旅行したい
やはりオフシーズンである11月〜3月が最も静かに観光を楽しめる時期です。
冬は泳ぐことはできませんが、夏に人で溢れかえる人気ビーチをゆっくり散歩したり写真を撮ったりすることができる季節です。
ビーチ以外、例えば史跡やミュージアム巡り、グルメツアーなどがメインの目的ならなおさら大きなメリットに。
逆に最も混雑するのは7月8月で、クリスマスとイースターも地元民と観光客の両方が集まるので、最低この時期は外すように予定を立てるといいでしょう。
7月8月を避けた6月〜10月が一般的なベストシーズン
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目的や予算によるそれぞれのベストシーズンを紹介しましたが、ごくごく一般的に言われるサルデーニャのベストシーズンは6月から10月です。
やはりサルデーニャの最大の魅力とも言えるのは美しいビーチの数々なので、泳ぐのに適した季節がベストシーズンということですね。
ただし7月8月は観光客が大挙として押し寄せ、人気ビーチはイモ洗い状態、駐車場も一杯、バスも一杯、ホテル料金も爆上げ、という人気観光地でおなじみの残念現象が起きます。
そのためそのピークを避けた6月・9月・10月がベストで、泳ぐことに興味がなければ4月〜5月も良い時期と言えます。
対照的に11月〜3月(クリスマスシーズンを除く)は、営業していない店や宿泊施設も多く天気も夏ほど晴れの日が多くないですが、安い&人が少ないという分かりやすいメリットが。
そのため雰囲気より価格や静けさ重視の人には非常に魅力的です。
あなたの旅のスタイルや予算に合わせて、最適の日程でサルデーニャ旅行を楽しんでくださいね(^^)