イタリア最南端の小島・ランペドゥーザ島は、そのあまりの透明度の高さから舟が浮いて見える海で一躍有名になりました。
海水浴、ダイビング、写真撮影など、様々な目的で訪れる世界の旅人を魅了するランペドゥーザ島の絶景ビーチを厳選して紹介します。
Spiaggia dei Conigli/スピアッジャ・デイ・コニリ
View this post on Instagram
ときに世界一美しいとの称号も与えられる、息を呑むような絶景ビーチがスピアッジャ・デイ・コニリ。
1995年に自然保護区に指定され、数十メートル沖に浮かぶ無人島のコニリ島(Isola dei Conigli)まで続く透き通るターコイズブルーの海は、年々増加する観光客の中でも変わらない美しさを保っています。
ビーチへのアクセスは8:30から19:30までで、キャンプはもちろん釣りなども不可。
ビーチにはバーもトイレもありませんが、歩いて15分ほどの駐車場の近くに食事もドリンクもメニュー豊富なカジュアルなレストランがあります。
とは言え岩場を何度も上り下りするのは大変なので、長居したければ水や軽食は持参した方が良いでしょう。
その魅力を存分に満喫するにはシュノーケルマスクは必須ですが、水が浅い場所もあるので子供や泳ぎが得意でない人でも問題なく遊べます。
アクセスの良さ:△(駐車場&バス停から徒歩15分ほど)
設備やサービスの充実度:△
Tabaccara/タバッカーラ
View this post on Instagram
皆さんお待ちかね、あの憧れの舟が浮いて見えるビーチがこちら。
ビーチと言っても砂浜はなく泳ぐにはボートでのアクセスのみですが、その全体像を眺めるなら崖の上から見下ろすのも良いオプションです。
ガイドブックやSNSで見るような舟が浮かぶ光景は、日の当たり具合から特に夏(6月〜8月頃)の昼前後がベストと言われています。
ただしこの時期はピークシーズンでタバッカーラも他の観光スポットも非常に混むので、少しでも混雑を避けたいなら6月か9月上旬あたりを狙うと良いでしょう。
そこまで必死にインスタのいいねを求めていないなら概ね10月までは泳げますし、写真撮影のみなら1年中可能ですが、冬のランペドゥーザ島は閉まる宿泊施設や飲食店が多いので注意しましょう。
こちらもシュノーケリングには最高のスポットで、ボートツアーにグッズのレンタルが含まれている場合もあります。
アクセスの良さ:✕(ボートのみ)
設備やサービスの充実度:✕(ただしボートツアーにランチなどが含まれる場合あり)
Cala Croce/カーラ・クローチェ
View this post on Instagram
ランペドゥーザ島の中心から徒歩でもアクセスできるカーラ・クローチェは、子供からシニアまで楽しめる万能型ビーチ。
湾になっているおかげで波が穏やかなのに加え、柔らかい砂浜なので家族やカップルでのんびりするのにも最適。
レストラン・バー・キオスク・レンタルパラソルやサンベッド・シャワーなど必要な設備はバッチリ整い、朝から日暮れまで飽きずに過ごせるでしょう。
明るい時間にビーチで思いっきり遊んだ後は、そのビーチを見渡せるバーでお気に入りのドリンクやフードと共にロマンチックな夕日を眺めるのもお忘れなく。
他の人気ビーチも言えることですが、7月8月はとにかく混むのでなるべく避けるか、午前中の少しでも早い時間に行くのがベターです。
アクセスの良さ:◎
設備やサービスの充実度:◎
Sciatu Persu/シアトゥ・ペルス
View this post on Instagram
バリバリの観光地よりこぢんまりとしたビーチが好きなら、シアトゥ・ペルスに足を運んでみましょう。
小さなキオスクが1軒あるのみの本当に小さいビーチですが、そこでフレンドリーなスタッフがパラソル&サンベッドのレンタルに加え、パニーニなどの軽食、新鮮なシーフード料理、ドリンク、スイーツを提供しています。
砂浜は狭いので特に夏はすぐに一杯になってしまいますが、海に入れば岩場もあり楽しみ方は色々。
ここから300mほど北東に一回り大きく何軒か宿泊施設もあるカーラ・フランチェーゼ(Cala Francese)というビーチもあるので、そこに宿泊するのも良いでしょう。
街中心からのバスは通りませんが、2.5kmほどなので歩けない距離ではありません。
アクセスの良さ:△
設備やサービスの充実度:○
Cala Uccello/カーラ・ウッチェロ
空港の東にあるカーラ・ウッチェロも、プライベートな雰囲気が漂う隠れ家的ビーチです。
こちらも入り口のキオスクでパラソル&サンベッドをレンタルできますが、食事はなくドリンク類のみなので、長くくつろぎたい場合は軽食を持っていくのがベター。
アフリカ大陸に近いランペドゥーザ島は雨が少ない非常に乾燥した大地ですが、それでもビーチ周辺には季節ごとの花が青の世界にアクセントを加え、野性的な美しさを形成しています。
砂浜は小さく、水に入るとほぼ岩場なので滑りにくいウォーターシューズやサンダルと、もちろんシュノーケルグッズは忘れずに。
こちらも北西に徒歩10分以下の場所に街中心からのバスも通るカーラ・ピサーナ(Cala Pisana)があり、その周辺に宿泊施設が点在しています。
アクセスの良さ:○
設備やサービスの充実度:△
Mare Morto/マーレ・モルト
Mare Morto=死の海は、風も波もほとんどない極めて静かな海であるために、呼ばれるようになった名前だそう。
ゴツゴツした岩場のためウォーターシューズは必須で、直接寝転がれる場所はほとんどありませんが、パラソルとサンベッドのレンタルが可能。
波がない岩場ということは、シュノーケリングやダイビングの楽園であることを意味しており、マスク一つで素晴らしい海中世界を覗けます。
ある程度泳ぎが得意なら神秘的な洞窟まで泳いでみるのもいいですが、水が浅い所だけでも充分楽しめるでしょう。
砂浜ではないため小さい子供や全くのカナヅチの人にはあまり向いていませんが、有名ビーチのように混むこともまずないので、透明度の高さや静けさを重視するならこれ以上のスポットはありません。
アクセスの良さ:○
設備やサービスの充実度:○