ギリシャ北西部のコルフ島は、美しい自然や街並み、温暖な気候、絶品グルメなど様々な魅力で世界中の旅人を惹きつけるギリシャ屈指の人気スポット。
自然豊かなビーチリゾートから伝統的な漁村まで、個性豊かなコルフ島の人気の宿泊エリアを厳選して紹介します。
北から南まで!コルフ島の人気エリアマップ
およそ600k㎡の島に10万人余りの住民が住む、コルフ島(ケルキラ島)。
この大きさは日本の淡路島とほぼ同じ、グアムより少し大きいぐらい。
これを大きいと感じるか小さいと感じるかは人それぞれですが、コルフ島はエリアによって実に異なる特徴を持っているのは事実です。
例えばハネムーンにピッタリのロマンチックで落ち着いた街もあれば、24時間クラブやバーで盛り上がれる賑やかな街もあり、単純に地図や価格だけを見てホテルを決めてしまうと目的に合わない可能性が。
飲食店・ナイトスポット・ショッピングストリートetc.が充実した人気滞在エリアは沿岸部に集中しているので、多少アクセスが不便でも静かな方が良いという人は、内陸エリアを選べばまずハズレはないでしょう。
とは言え同じ沿岸部でも中には家族やカップルでゆったり過ごせるエリアもたくさんあり、ビーチはどこもかしこもパーティーでお祭り騒ぎということではないのでご心配なく。
またコルフ島に限らず南欧のビーチリゾートは大抵どこもそうですが、夏と冬のギャップが激しいのも留意しておきましょう。
7月8月をピークに、概ねサマータイム中である4月〜10月頃がオンシーズン、11月〜3月頃がオフシーズンとなります。
7月8月はホテルやツアー料金も高騰し、とにかく混むのでできれば避けるのが無難。
逆にオフシーズンの11月〜3月頃は少ない観光客の中でゆっくり観光できるメリットがある一方、営業していない宿泊施設や飲食店、ショップも目立ちます。
小さな街であればよりその傾向が顕著なので、冬季にコルフ島を訪れる場合は大きな街に滞在するのがベター。
それでは続いて、具体的に人気エリアを一つ一つ解説していきます。
①Corfu Town/コルフ・タウン
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コルフ・タウンはコルフ島全体の約4割の住民が住む、島最大の街。
ギリシャ各地やイタリアへのフェリーが行き交う港、街中心から徒歩でも行ける国際空港、そして島を網羅する公共バスや多くの現地ツアーが発着する、コルフ島の玄関口です。
世界遺産に登録された旧市街の迷宮のように細い路地には教会、レストラン、カフェ、お土産屋、バザール、ミュージアムetc.がびっしりとひしめき、いつまででも飽きずに彷徨い歩けそう。
ヴェネツィア共和国、オスマン帝国、フランス、イギリスなど目まぐるしく宗主国が変わってきた歴史を、その時代ごとの建築物や史跡から感じ取ることができます。
宿泊施設の数も申し分なく、カップル・ファミリー・一人旅など人数や目的に合った一軒が探せるでしょう。
コルフ・タウンのおすすめポイント
・宿泊施設や飲食店が最も充実したコルフ島の中心
・世界遺産の歴史ある旧市街
・空港から徒歩圏内、多くのバスやツアーも発着する至便のアクセス
②Kassiopi/カシオピ
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コルフ島でも屈指の人気ビーチリゾートが、北東部のカシオピ。
アドリア海の向こうに隣国アルバニアを見渡すかつての小さな漁村は、その透明度抜群のビーチと伝統的な家並みが観光客の目を引き、またたく間に島を代表する観光地に。
シュノーケリングやダイビングに明け暮れるのも良し、タベルナで新鮮なシーフードに舌鼓を打つのも良し、バーでロマンチックなひと時を過ごすのも良し。
カシオピにはキッズフレンドリーな宿泊施設や飲食店と、夜遅くまで最新の音楽で盛り上がれるバーが同居しており、うるさすぎず静かすぎずの絶妙なバランスを保っています。
カシオピのおすすめポイント
・伝統的な漁村の趣を残すビーチリゾート
・様々なアクティビティがある美しいビーチ
・静と動のバランスが良い雰囲気
③Sidari/シダリ
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シダリは朝から晩までアクティブに遊びたい旅人、特に若い世代に絶大な人気を誇ります。
砂浜、小石、そして白い石灰岩の崖でできた異なるタイプの3つのビーチがあり、海水浴やマリンスポーツ、パラソルの下で読書、崖から海への爽快な飛び込みなど、過ごし方は自由自在。
ビーチ沿いには本格ギリシャ料理から手軽なファストフード、朝まで飲み明かせるバーなどが揃い、グルメ・ドリンク・音楽に飢えることはまずありません。
若者に人気のエリアだけにリーズナブルな宿が多く、宿泊費を抑えたい人には嬉しいポイント。
逆に静かで落ち着いた場所に滞在したい人は、別のエリアを選んだ方が良いでしょう。
シダリのおすすめポイント
・多彩なアクティビティが楽しめる異なる特徴のビーチ
・朝まで遊べるナイトスポット
・リーズナブルな宿泊施設が充実
④Agios Georgios/アギオス・ゲオルギオス
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その“静かで落ち着いた別のエリア”の筆頭格と言えるのが、北西部のアギオス・ゲオルギオス。
名前はいかつい怪獣みたいですがその雰囲気は実に和やかで、家族・カップル・友人などとくつろいだ休暇を過ごすのに理想的です。
センスの良いレストランやカフェ、ショップは多数ありつつも、飲んで大騒ぎするようなナイトスポットはないので、小さい子供連れや女子旅にも安心。
同じ名前のビーチ沿いに特に宿泊施設が多いですが、そのビーチを見渡せる丘の上に滞在してその圧巻のパノラマを独占するのも贅沢そのもの。
キッチン付きのアパートメントタイプの宿が多いので、中〜長期滞在にも向いています。
アギオス・ゲオルギオスのおすすめポイント
・子連れファミリーにも優しい穏やかなビーチリゾート
・起伏に富んだ地形が生み出すいくつもの絶景スポット
・マイペースに過ごしやすい自炊型の宿泊施設が多い
⑤Paleokastritsa/パレオカストリツァ
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さらに南に下ったパレオカストリツァも、子供からシニアまでのあらゆる世代を魅了する万能型ビーチリゾート。
荒々しい断崖絶壁、その上に立つ崇高な修道院、マツの木に囲まれた波の静かな湾のビーチ、そこに沿って建ち並ぶ宿泊施設・飲食店・ショップなどなど。
マリンスポーツやトレッキングで雄大な自然の恵みを存分に感じられる一方で、食・飲・遊・買・泊のオプションも多彩でアウトドア派以外でも安心して滞在できます。
ボートツアーを利用すればさらに手つかずの周辺の穴場ビーチにも足を伸ばせ、とっておきのお気に入りスポットを探索するのにもピッタリ。
こちらもホテルやホステルより、アパートメントやスタジオタイプの宿が多めです。
パレオカストリツァのおすすめポイント
・緑&海&街が一体になったフォトジェニックなビーチリゾート
・老若男女遊べる波の静かなビーチ
・アクティブ派にもリラックス派にも◎
⑥Glyfada/グリファダ
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コルフ・タウンからそのまま西海岸にほぼ平行移動すると、グリファダに辿り着きます。
車だと約30分、なかなか良いアクセスですがこちらは地元民にも人気のビーチエリア。
深い緑が印象的な丘を背景にした黄金色の砂浜ビーチは、トレッキングにマリンスポーツ、夕日鑑賞と自然の醍醐味を満喫するのに最適です。
そのビーチ沿いには伝統的なタベルナやカフェが並び、本格ギリシャ料理からスイーツ、バータイムまでフル稼働でグルメやドリンクを提供。
ビーチの目の前の宿に泊まってひたすらビーチ⇔メシ⇔ホテルで休憩をリピートするのも、丘の上の宿でそのため息が出るような眺望にひれ伏すのも良いでしょう。
グリファダは中級以上の宿が特に多く、よりリーズナブルな宿が希望ならお隣の村ペレカス(Pelekas)も良い選択肢です。
グリファダのおすすめポイント
・地元民も御用達の黄金色の砂浜ビーチ
・水陸両方のアクティビティが楽しめる
・家族やカップルで快適に過ごせる多数の宿泊施設
⑦Benitses/ベニテス
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コルフ・タウンから南に約12km、ベニテスは昔ながらの漁村の面影がくっきりと残った、人口800人ほどの小さなビーチリゾート。
快適な宿泊施設、ギリシャやインターナショナルな料理が味わえる各レストラン、多くのヨットやボートが並ぶマリーナなどモダンな施設はありながらも、どこか垢抜けないゆるい空気が漂うのもベニテスの魅力です。
そのためとにかく派手に遊びたい人、逆に全く観光地化されていない場所が好きな自然派にはベストのエリアではありませんが、背伸びしない素朴なバカンスを過ごすのには文句なし。
コルフ・タウンや空港からのアクセスも良く、宿泊施設もホテル・アパートメント・ヴィラなどがバランス良く揃っているので、一人旅からグループまで人数や予算に合わせた一軒が見つかるでしょう。
ベニテスのおすすめポイント
・人口1000人以下の小さな漁村
・伝統と流行がうまく融合
・様々なタイプ&ランクの宿泊施設が揃う
⑧Kavos/カボス
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飲んで、遊んで、盛り上がって・・・それがコルフ島を訪れる目的なら、カボス以上の宿泊エリアはないと言っていいでしょう。
島の南端にあるカボスには朝から晩までどこかしらで音楽が流れ、歌を歌い、踊り、飲める場所があります。
イビサさながらの泡パーティーを始めとした各種イベントやパーティーも日々行われ、主に若い世代がアツい夏を過ごしに欧州中からやってきます。
コルフ島全体的に格安宿は少ないのですが、その中で安宿が多めなのもこのエリア。
盛り上がり度や騒々しさは基本的に島の観光シーズンに比例するので、7月8月がマックスで、冬はかなりおとなしくなります。
カボスのおすすめポイント
・様々なイベントやパーティーが満載
・朝まで遊べるナイトスポットの数々
・リーズナブルな価格帯の宿が多い