イタリア半島の西に浮かぶサルデーニャ島は、同じイタリアのシチリア島に次いで地中海で2番目に大きい島。
イタリア本土とは大きく異なる歴史を歩み、文化を育んできたサルデーニャ島は非常に見どころが多いのですが、特に見逃せないのが数え切れないほどの美しいビーチ。
ヨーロッパでも有数のビーチリゾートとして知られるサルデーニャで、特におすすめのビーチを紹介します。
- ラ・ペローザ・ビーチ(Spiaggia La Pelosa)
- レーナ・ビアンカ・ビーチ(Spiaggia Rena Bianca)
- カーラ・コティッチオ・ビーチ(Spiaggia di Cala Coticcio)
ラ・ペローザ・ビーチ(Spiaggia La Pelosa)
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サルデーニャ島北西部にある、天国みたいなビーチが早速登場。
イタリアのみならずヨーロッパでも貴重で希少な、サラサラの細かいパウダー状の白い砂浜でできたビーチ。
7〜8月は大混雑必至なのでできれば他の時期に来ることを推奨しますが、それがムリなら朝のまだかろうじて静かな時間帯に来ましょう。
ペローザビーチから約3km南のスティンティーノ(Stintino)に滞在すれば朝に来やすいうえ、このエリアの人気観光スポットであるアシナラ国立公園(Parco Nazionale dell’Asinara)にも足を運べるのでおすすめです。
レーナ・ビアンカ・ビーチ(Spiaggia Rena Bianca)
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サルデーニャ北部を代表するビーチでもあるレーナ・ビアンカ・ビーチは、穏やかな波とやわらかい砂浜のおかげで子供連れのファミリーにも大人気。
正面にフランスのコルシカ島、右前方に16世紀に建てられたロンゴンサルド塔を眺めながらの海水浴やシュノーケリングはこの場所ならではの特権。
眺めるだけで満足できなければ実際に行ってみてもいいでしょう、街の港からコルシカまではフェリーで片道約1時間です。
カーラ・コティッチオ・ビーチ(Spiaggia di Cala Coticcio)
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どう考えてもサルデーニャ本島のビーチで充分美しいのですが、億が一それでも物足りないと感じる人がいるなら、マッダレーナ諸島(La Maddalena)という切り札があります。
北部パラーウ(Palau)からのフェリーまたは各ツアーで渡ることができるこれらの離島は、またしても天国指数が高いビーチの宝庫。
フェリーが発着するラマッダレーナ島と道路で結ばれている東隣のカプレーラ島(Caprera)にあるコティッチオ・ビーチはその代表格で、道路を渡った際に渡ってはいけない川まで越えてしまったのかと錯覚するような絶景が拝めます。
【おまけ】ローザ・ビーチ(Spiaggia Rosa)
もう一つ同じマッダレーナ諸島にある、夢のようなバラ色のビーチをおまけで追加しておきます。
北西部にあるブデッリ島(Isola Budelli)は人口たった一人(筆者ではありません(知ってる))の島で、2016年に国立公園に指定されてからは環境保護のため観光客の砂浜への立ち入りや海水浴は禁止になりました。(→2021年4月にその一人も退去が決まったようです)
それでもボートツアーで、光の当たり方でバラ色にもピンク色にも純白にも見える、繊細でとびきり美しいこのビーチを鑑賞することができます。
カプリッチョリ(Capriccioli)
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名前のかわいさだけで選んだわけでは決してありません。
それも理由の一つではありますが(←)、カプリッチョリも子連れファミリーからカップルまで、あらゆる世代の観光客や地元民に人気のビーチ。
ミニ半島の東西にそれぞれビーチがあるような地形で、ファミリー層に人気の砂浜とシュノーケリングに適したゴツゴツした岩場のバランスが良く、水の透明度にも定評があります。
カプリッチョリさすがですねカプリッチョリ。
カーラ・ブランディンキ(Cala Brandinchi)
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カーラ・ブランディンキは、国際空港がありサルデーニャの主要都市の1つであるオルビア(Olbia)から車で30分ほどのアクセス。
しかしマツの木に取り囲まれた遠浅のターコイズブルーのビーチは、しばしばサルデーニャのカリブやタヒチと呼ばれるエキゾチックな雰囲気が魅力。
フラミンゴの生息地として知られるサンテオドロ池(Stagno di San Teodoro)も共に訪れて、コテコテの欧州リゾートとは一味違うサルデーニャを楽しんでみては。
カーラ・ゴロリッツェ(Cala Goloritzè)
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夏には容赦なく混むので秘境という単語は使いたくないのですが、その立地と雰囲気はやはり秘境と表現したくならざるを得ません。
カーラ・ゴロリッツェはオロセイ湾(Golfo di Orosei)にあり、ボートまたは険しい山道での約1.5時間(帰りは上りなのでさらに長い)のトレッキングでのみ到達できる、旅人の冒険心をくすぐるビーチ。
山歩き好きならその道を越えてたどり着いた時の達成をごほうびにひたすら突き進むのみですが、そうでなければサンタ・マリア・ナヴァッレゼ(Santa Maria Navarrese)からのボートツアーで訪れるのが無難でしょう。
運が良ければイルカと遭遇できるうえ、運がなくても無数の魚とは確実に泳げるのでシュノーケルグッズをぜひ忘れずに。
プンタ・モレンティス・ビーチ(Spiaggia di Punta Molentis)
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サルデーニャ南東部ヴィッラシミーウス(Villasimius)周辺も素敵なビーチがいくつもある魅力的なエリア。
中でもプンタ・モレンティス・ビーチは光の当たり方によってエメラルドグリーンからターコイズブルーまで、刻々と色を変えていく神秘的なビーチ。
サルデーニャ最大の都市カリアリ(Cagliari)から車で1時間ほどなので日帰りでも行けますが、ビーチ以外にもゴルフ、ハイキング、乗馬など様々なアクティビティが楽しめる自然豊かなヴィッラシミーウスに宿泊するのも間違いなく良いオプションです。
トゥエレッダ・ビーチ(Spiaggia di Tuerredda)
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カリアリから車で南西に約1時間の場所にあるキーア(Chia)もゆっくりビーチや自然に囲まれて休暇を過ごしたいファミリーやカップルに人気のエリア。
キーア中心から車で約10分のトゥエレッダ・ビーチも、やはりその透き通る水、パウダー状の砂浜、穏やかで遠浅の海であることから子供でから大人まで安心して楽しめるビーチです。
カリアリからキーア周辺もフラミンゴさん御用達のエリアとして知られており、池でむしゃむしゃエビを食べては魅惑のピンク色ボディの維持に努めておられます。
ピシーナス・ビーチ(Spiaggia di Piscinas)
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島の西部に位置するピシーナス・ビーチは、同じ名前の砂丘と繋がったユニークな景観が見られるビーチ。
手つかずの自然がそのまま残っていながら、シャワーやトイレ、バーと言った設備もちゃっかり兼ね備えた便利な一面も併せ持つので、アウトドア派以外でも安心。
その綺麗なビーチでの海水浴はもちろん、夕方の夕日鑑賞や夜の天体観測にも最適で、季節や時間を問わず自然の醍醐味を満喫できるスポットです。
シニス半島(Penisola del Sinis)
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サルデーニャ島西海岸の真ん中あたりにあるシニス半島はサルデーニャのエデンとの別名も持つ、手つかずの豊かな自然が残された貴重なエリア。
カポ・サン・マルコ・ビーチ(Spiaggia di Capo San Marco)とそこから南は、360°見事な眺めを楽しみながらのハイキングにピッタリのコース。
一方そこから北に2kmほどのサン・ジョバンニ・ディ・シニス・ビーチ(Spiaggia di San Giovanni di Sinis)は宿泊施設や飲食店もそれなりに備えた街なので、自然の中のビーチが好きな人でもある程度設備が揃った街の中のビーチが好きな人でも楽しめるエリアです。
まとめ
超ハイレベルなサルデーニャ島のおすすめビーチ10ヶ所+1を紹介しました。
実際にはここで紹介した場所以外にも人気のビーチはたくさんあり、またそれぞれのビーチの周辺にも同じぐらい美しいビーチがあったりします。
いずれも海の美しさはほぼ変わらず、多少大きさや砂浜と岩場の割合、周辺の設備(飲食店や駐車場など)の充実度が異なるぐらいです。
無限とも思えるほどに存在するサルデーニャの絶景ビーチ、ぜひ自分のお気に入りを探して、思いっきり満喫してくださいね。