【久保氏元在籍】ヘタフェのスタジアムのアクセス&周辺情報まとめ

サッカー
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2021年早々、日本代表久保建英選手が期限付き移籍したことで話題を集めたスペイン1部リーグのヘタフェ。
サッカーファンでないとあまり聞き慣れない都市ですが、どこにスタジアムはあるのでしょうか?
この記事ではヘタフェの本拠スタジアムのアクセスや周辺情報をまとめました。 

首都マドリードから電車1本30分の超絶アクセスだった!

 
 
 
 
 
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基本的に欧州のサッカークラブは都市の名前がそのままクラブ名になっていることが多いので、分かりやすいですよね。

スペインでもレアル・マドリードならマドリード、FCバルセロナならバルセロナ、その他セビージャもバレンシアもビルバオも・・・しかしヘタフェと聞いてパッと場所が思い浮かぶ人はあまりいないのではないでしょうか。

それもそのはず、ヘタフェはマドリード州・マドリード県にあるムニシピオ(municipio)と呼ばれるいわば自治体の一つで、このムニシピオはマドリード州だけで179もあるのです。

とは言え『自治体』という響きから想像するよりは大都市のようで、2020年時点での人口は約18万5000人。

州(都)全体の人口が違うので単純な比較はやや強引ですが、東京では日野市がほぼ同じ人口です。

つまり日野FCみたいなのがJ1にいるようなものでしょうか。大健闘ですよねヘタフェ!

そんなヘタフェはマドリード中心から約13km南に位置し、ヘタフェCFの本拠スタジアム、コリセウム・アルフォンソ・ペレス(Coliseum Alfonso Pérez)はマドリードから電車1本約30分という素晴らしいアクセス!!

つまりヘタフェに宿泊しなくても、情熱の首都マドリードから日帰りで充分行けるということ。

それではそのアクセスをより詳しく見てみましょう。

注;スペインは電車などが時刻表通りに来ないことで有名です。特に最終電車を利用する際は、時間に余裕を持って駅に到着することをおすすめします。

マドリードからヘタフェのスタジアムへの行き方

もっとも便利なのはチャマルティン駅(Chamartín)やプエルタ・デル・ソル駅(Puerta del Sol)、アトーチャ駅(Atocha)などマドリード中心を縦断するように走る列車、C3線エル・カサル駅(El Casar)下車、徒歩12分ほど。

駅から少し歩くものの、多くの宿泊施設や観光スポットが集結するマドリード中心の各駅から乗換なしでアクセスできるのは、特に土地勘のない旅行者には大きなメリットと言えるでしょう。

同様に、C4線でも1本で行くことができ、この場合はラス・マルガリータス・ウニベルシダー駅(Las Margaritas-Universidad)下車徒歩約15分です。

歩く時間が若干長くなりますが、2つの路線があることは混雑度の緩和にもつながるので便利ですよね。

もし歩く時間を短くしたければ、

C3線利用の場合→エル・カサル駅からメトロ12号線で1駅、エスタシオン・デ・ロス・エスパルターレス駅(Estación de Los Espartales)下車で、徒歩約4分。

C4線利用の場合→1駅先のヘタフェ・セントロ駅(Getafe Centro)まで行き、同じくメトロ12号線で3駅のエスタシオン・デ・ロス・エスパルターレス駅下車徒歩約4分。

スタジアムはヘタフェ中心から3kmほど離れているので、サッカー観戦のついでにヘタフェにも寄りたい、あるいはヘタフェに宿泊したいという人にはヘタフェ中心を通るC4線が便利です。

電車以外のアクセスは?

所要時間の短さや乗り換え無しで行けることから、マドリード中心からは電車が最も便利なのは間違いないですが、バスやメトロというオプションもあります。

特にバスは路線が多く観光客にはやや分かりづらい面がありますが、メトロやバスを使うことの利点に、終電&終バスの遅さがあります。

この後にも電車の終電時間については解説しますが、メトロは1時半、バスに至っては深夜バスが明け方まで走っています

とは言え深夜バスは約1時間半に1本のみなので、あくまでも最終電車を逃した時の最終手段という捉え方の方が良いでしょう。

メトロの場合→メトロ12号線エスタシオン・デ・ロス・エスパルターレス駅→プエルタ・デル・スル駅(Puerta del Sur)※紛らわしいですが、『ソル』ではなく郊外の駅です→メトロ10号線に乗り換え、プラサ・デ・エスパーニャ駅(Plaza de España)。

プラサ・デ・エスパーニャ駅もセントロ(中心地)ですが、さらにド中心に行くならメトロ3号線でプエルタ・デル・ソル駅まで2駅です。

バスの場合→スタジアムから徒歩約4分、メトロ駅の近くのバス停 Av.リゴベルタ・メンチュウ−セントロ・デ・サルー(Av.rigoberta Menchú-centro de Salud)からN805番で終点アトーチャまで1本。

ただしこちらは深夜バスのみなので、日中だとマドリード中心に行くには乗り換えが必要なルートしかありません。

所要時間はメトロで約1時間・深夜バスは30分なので、運良く時間が合えばバス・合わなければ本数の多いメトロという使い分けで良いでしょう。

運賃・便利なチケット・終電などは?

 
 
 
 
 
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大都市マドリードには電車やメトロ、バスなど公共交通機関が非常に充実し、様々なチケットもあります。

運賃はゾーン制と呼ばれる、欧州の大都市でよく見られるシステム。
バウムクーヘン(切り落としタイプじゃないやつ)の穴をマドリード中心部だとして、そこから外側に離れていくにつれ運賃が上がります。

マドリードの場合、前述のプエルタ・デル・ソルなどのド中心地がAでそこからB、C、、、と続き、マドリードからの日帰り旅行でも人気の古都トレド(Toledo)が最も外側のE2。

ヘタフェはこのゾーンで言うと、B1になります。

それでは実際に運賃や旅行者に便利なチケットを確認してみましょう。

マドリード→ヘタフェの通常運賃

マドリードとヘタフェを結ぶ電車の片道料金は、€1.7
往復割引はないので、マドリード⇔ヘタフェを往復するのみなら€3.4になります。

マドリードの公共交通機関を利用する際にマストと言えるいわゆるマドリード版PASMOマルチ・カード(Tarjeta Multi)ですが、厄介なことに電車には使用できず、普通に券売機でチケットを購入する形になります。

もしヘタフェでのサッカー観戦以外はほとんど交通機関を使わないのであれば、マルチ・カード(中心部での移動用)+マドリード⇔ヘタフェの往復チケットという買い方で良いでしょう。

しかしメトロやバスもよく使う、あるいはトレドやアランフェス(Aranjuez)など魅力的な郊外エリアも観光したい場合は、よりお得なチケットがあります。

旅行者に便利なチケット

それがツーリスト・トラベルパス(Abono Turístico de Transporte)と呼ばれるメトロ・バス・トラム・電車の全てが乗り放題になるパスで、1〜7日用(6日用は無し)があります。

利用できるゾーンで2つの料金設定があり、

Aゾーン以内でのAゾーンパス・・・1日€8.4・3日€18.4・7日€35.4など
E2までの範囲用のTゾーンパス・・・1日€17・3日€35.4・7日€70.8など

見ての通り料金はほぼ2倍なので、自分の行きたい場所や旅行日程に合わせてベストのタイプを選ぶといいでしょう。

このパスをチャージするには前述のマルチ・カードが必要で、ツーリスト・パスを初めてチャージする場合は通常マルチ・カードを作る際に最初にかかる€2.5が無料になります。

ツーリスト・パスは空港やメトロ駅で購入できるので、利用する場合は最初に作るのがベスト。

上記の使用日数は購入日からではなく使用日からなので、例えば購入した日には使わずその翌日から使うといった場合でも無駄にならないので安心です。

ヘタフェ→マドリードの最終電車は何時?

しばしばやたらキックオフが遅いことで知られるスペイン。
ヘタフェからマドリード中心地への最終電車は、この様になっています。(2021年2月現在)

C3線エル・カサル駅発→0:08
C4線ラス・マルガリータス・ウニベルシダー駅発→0:02

時間的にはほぼ同じですが、C3線は土日祝は終日20〜30分に1本、C4線は10分に1本と、本数ではC4線の方が多め。

そしてメトロは1:30まで運行、時間帯や路線により本数は異なりますが、少なくとも15分に1本は運行しています。

寄り道などをしなければ、21時までのキックオフなら終電には充分間に合いそうですね。

参考:マドリードの公共交通機関の公式サイト(英語&スペイン語)

Consorcio Regional de Transportes de Madrid - CRTM Inicio
Consorcio Regional de Transportes de Madrid

周辺にホテルや飲食店はある?

特に試合が夜の場合、スタジアムの近くに宿泊したい人は多いと思いますが、そこはスペインの日野市(失礼)。

残念ながらスタジアム周辺にホテルはほとんどなく、大手チェーンのHotel ibis Madrid Getafeが徒歩約30分、あとはスタジアムから約3km離れたヘタフェ中心に数軒ある程度なので、気軽に歩いて行ける距離ではありません。

もちろんメトロを使えばヘタフェ中心まで約15分ですが、どうせ歩いて行けないなら遥かに宿泊施設が充実しているマドリードに滞在するのが王道でしょう。

一方でバルやアイリッシュパブ、ショッピングモールなどはあり、試合の前後に小腹を満たしたり時間を潰したりすることはできそうです。

こちらも数やジャンルではマドリードの方がずっと豊富なのは言うまでもありませんが、早めに着いてしまったり試合前後の高揚感や独特の雰囲気を感じたりしたい場合には、利用する価値は充分にあるでしょう。

コロナの影響で各店舗が潰れないことを祈りましょう。

まとめ

日本代表久保建英選手が期限付き移籍したことで注目のヘタフェのスタジアムについて紹介しました。

久保選手は完全移籍にならない限りは2020/21シーズン後ヘタフェを離れる可能性が高いですが、ヘタフェには同じく日本代表の柴崎岳選手も所属していたことから、今後も日本人選手が加入する可能性はあるかもしれません。

マドリードから30分というアクセスの良さも大きなメリットなので、マドリード周辺に旅行する際に試合が組まれていればぜひ足を運んでみてはいかがでしょうか。

まずは新型コロナウィルスが収束し、誰もがスタジアム観戦を楽しめる日が一刻も早く戻ることを祈ります。

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