【2021年7月】マルタ入国にワクチン接種が必要に!その詳細は?

マルタ
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2021年7月、地中海のミニ国家マルタが旅行者の入国にワクチン接種を求めることを発表しました。
EU加盟国でワクチン接種を入国要件にするのはマルタが初めてで、旅行を予定していた人からは戸惑いの声も。
この記事では欧州在住の筆者が、その詳細をまとめました。

12歳以上の旅行者全員が対象!

 
 
 
 
 
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7月14日以降、マルタに渡航する旅行者はワクチン接種が入国要件になることがマルタ政府によって明らかになりました。
(以下参照:マルタ政府公式サイトマルタ保健省マルタ観光局マルタ国際空港)

これまではEUの他の加盟国と同様、PCR検査の陰性証明や過去の感染からの回復証明などでも入国が可能でしたが、この変更によりワクチン接種済みの旅行者のみがマルタ入国を許可されることに。

この発表がされたのがルール変更日のわずか5日前・7月9日だったため、すでに夏のマルタ旅行のためにフライトやホテル、ツアーを予約していたワクチン未接種者からは批判や戸惑いの声も上がっているようです。(↑のインスタのコメント欄は分かりやすい反応の例です…)

しかも対象年齢が12歳以上となっており、2021年夏の時点で10代の子供まで2度のワクチンを接種完了している国は世界でもそう多くないでしょう。

そのため7月14日以降に特に12歳以上の子供連れでマルタに渡航予定だった旅行者には絶望的な宣告であり、急遽キャンセルや日程変更を余儀なくされた人もいる模様。

それではこの新しくマルタの入国要件となったワクチン接種について、より詳しいポイントをチェックしていきましょう。

“ワクチン接種”のルールの詳細

まず承認されているワクチンは、以下の4社です(2021年7月20日時点・以下同様):

・Pfizer(ファイザー)
・Moderna(モデルナ)
・AstraZeneca(アストラゼネカ)
・Johnson&Johnson(ジョンソン&ジョンソン)

この内ジョンソン&ジョンソンのみ1度の接種、それ以外は2度の接種が入国の14日前より以前に完了していなければなりません
さらにこれらのワクチンを接種した記録を、以下の証明書やパスによって提示する必要があります(※このリストに加え、多数追加承認あり)

・マルタ公式ワクチン証明書(Official Maltese vaccination certificate)
・EUデジタルCOVID証明書(EU digital COVID certificate)
・イギリスNHSコロナパス(NHS COVID Pass)
・UAEワクチン証明書(UAE VACCINE CERTIFICATE)
・トルコワクチン証明書(Turkish Vaccine certificate)

これに加えアメリカ版ワクチン証明書である『CDC COVID-19 Vaccination Record Card』も7月19日以降承認されるとしています。

つまり名称は違えど、各国各エリアで利用されている証明書を通してワクチン接種歴を提示する必要があり、例えワクチン接種済みでもそれを上記以外の方法で示すだけでは不充分ということですね。

日本でワクチンを接種した人はどうなる?

あくまでも7月21日時点の情報ですが、日本在住者は上記の証明書は入手できないはずなので、仮にワクチン接種済みでもマルタに入国不可or隔離対象ということになります。

えーーーー!!そんなのひどい!!!マルタのことこんなに愛してるのに何で???あたしじゃダメなの??!!嘘だと言ってよマルタ!!!!!!(´;ω;`)

と、取り乱しているあなた。まだ希望はあります。

日本もワクチンパスポート(紙(小声))を7月26日から申請開始、その対象国は外務省のホームページで随時公表されるとしています。

7月21日時点でマルタは含まれていませんが、すぐ北の隣国イタリアでは使用可能になっており、マルタもここに加わる可能性はあります。

マルタは7月21日にはジブラルタルとかジャージー島とかの証明書も追加承認しているぐらいなので、もし日本版ワクチンパスポートが承認されないとしたら、マルタにとって日本はジャージー島以下or日本のワクチンパスポートの出来がジャージー島以下ということに(?)。

続報&朗報を待ちましょう。

【プチ続報】7月30日にワクチンパスポート使用可能国が更新されました!

・・・が、マルタは無し(´・ω・`)

セントクリストファー・ネービスとかどうせほとんど誰も行かないんだから、マルタをさっさと加えてして欲しいですね!(暴言)

12歳未満の子供は?それ以外にも例外は認められる?

このワクチン接種ルールには、一定の例外があります。

まず5歳から11歳までの子供は、ワクチンを接種済みの保護者が同行し、マルタ到着前の72時間以内のPCR検査の陰性証明を提示することで入国が可能になります。

さらに5歳未満の子供は、陰性証明も不要となります。

成人では妊婦が妊娠の証明と医師の認可を提示することでワクチン接種は免除され、代わりに陰性証明で入国許可。

同様に医療上の理由でワクチン接種を受けられない人は、事前にマルタ政府(covid19.vetting@gov.mt.)にそれを証明する書類や必要事項をメールで送信し、承諾された場合は陰性証明で入国が可能に。

つまりそれ相応の理由があり、かつそれを書類などで明確に証明する必要がある、と。なかなか厳しいですね・・・。

ワクチン接種以外に入国条件はある?

ワクチン接種は分かった、じゃあそれ以外には?

まず年齢を問わず全ての旅行者は、連絡先や滞在先などの情報をデジタルまたは紙の申告フォームで入力or記入し、PDFor紙にプリントして提示することが求められています。

デジタル版も紙版もマルタ国際空港公式サイトから手に入れられるので、忘れずにチェックしましょう。

もう一つ、乗り継ぎについて注意点が。

現在マルタは世界の全ての国をレッドゾーンと、より感染リスクが高いとするダークレッドゾーンのいずれかに指定しており、レッドゾーンからマルタに渡航する場合ダークレッドゾーンの国で乗り継ぎをしてはならないとしています。

2021年7月20日時点で日本を始め乗り継ぎに利用されることの多い欧州各国やUAE、トルコなどはレッドゾーンですが、ロシアやタイなどはダークレッドゾーンに。

今後も感染状況次第でこのリストは更新される可能性が高く、もし日本がダークレッドゾーンに指定されると、原則観光目的での渡航は不可になります。

また日本からマルタへの直行便はなく最低1度は乗り換えが必要なので、経由地もダークレッドになっていないか予約前に確認するようにしましょう。

もし要件を満たしていなかったら?

この入国要件を満たしていない渡航者は、搭乗を拒否される可能性があります。

搭乗が認められても、マルタ入国時に有効なワクチン証明書を保持していない場合、空港でPCR検査→指定ホテルで14日間隔離となります。

この隔離ホテルは自己負担で、朝食付き1泊€100×14泊=€1400が最低でもかかり、1日1食で充分っすという超少食の人以外はこれにさらに食費などが加わります。

となると気になるのが、マルタの隔離ルールですよね。

ホテルの部屋から1歩も外に出てはいけないガチの隔離なのか、なんだかんだでスーパーに買い出しに行けちゃうソフト隔離なのか?

マルタ保健省のこちらのページに隔離の情報が出ているものの、細かいルールまでは記載されていないようで、ただ隔離を破ったことが発覚するごとに€3000の罰金という末恐ろしい情報のみが書かれています。

つまりこの隔離はお願いベースの『要請』ではなく、法で定められた『強制』です。と、同ページでもしつこいぐらい繰り返されています。

ということで、あっ日焼け止めうっかり忘れちゃったテヘペロみたいなノリで規定通りのワクチン証明書を持たずにマルタに飛んでしまうと、とんでもない目に遭うのでくれぐれも注意しましょう。

ちなみにもし検査で陽性になった場合も隔離になり、この場合に違反を犯した場合は1回€10000の罰金だそうな。くわばらくわばら。

マルタの感染状況は?

 
 
 
 
 
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このマルタの入国規制厳格化は、急速な感染拡大によって決定したのは間違いありません。

マルタは世界でもトップクラスのワクチン接種率を誇り、2021年5月に欧州一番乗りで早々と集団免疫を獲得するなど、順調にコロナを抑えていました。

5月中旬〜6月は1日当りの新規陽性者もほぼずっと1桁台をキープし、規制緩和も予定通り進み、観光業を活性化するために大々的な観光客誘致キャンペーンも。

ところが7月に入ってから感染が増加傾向になり、7月10日には1日の新規陽性者が100人を超えます。

マルタは人口約44万人というミニ国家のため、1日100人でも日本の人口比にすると3万人近いという計算に。

とは言えこの規制変更が発表された7月9日時点では、陽性者のほとんどが外国籍のワクチン未接種者であることもマルタ政府により公表されています。

こちらが2021年7月20日時点の1日当りの新規陽性者の推移です:

7月以降の急拡大っぷりが一目瞭然ですね。

それでは1日当りの死者はどうでしょうか?

そもそもミニ国家のため少ないのですが、コロナによる死者は6月17日以降1ヶ月以上1人も出ていません。【※追記:7月24日に1人出たようです。】

さらに同じくWorldometers.infoのデータによると、2177人がこの7月20日時点でのトータルの陽性者で、重症者はそのうち0人

つまりワクチン接種の効果もあり、感染拡大の割に重症者は文字通りまだ1人も出ていないようです。

にもかかわらず、観光立国であるマルタが夏のピークシーズンの直前に入国規制厳格化を行なったのは意外な気もしますが、手遅れになる前に慎重な決断をしたということでしょう。

入国要件は今後も更新/変更の可能性大!

上記の通り、マルタが入国にワクチン接種証明書を求めることを発表したのは感染拡大が始まって1週間程度の、かなり早い段階でした。

実際の適用日はそれから5日後の7月14日でしたが、それでも日々の新規陽性者が1桁台の超安定していた頃からわずか2週間で状況が全く変わったことになります。

そしてこの入国要件は、今後も頻繁&突然に変更や更新される可能性が高いでしょう。

例えば承認されたワクチン証明書は7月9日の時点ではマルタ・EU・イギリスの3種類のみでしたが、そこから10日以内にUAE・トルコ・アメリカも追加されています。【追記:7月21日にセルビア・ジブラルタル・ジャージー島・ガーンジー島、8月5日にカタール・アルバニアの証明書も追加承認されました。(アルバニアですらデジタルの証明書を作ってるんだから日本も頑張ってよ・・・(小声))

さらにレッドゾーンダークレッドゾーンも各国の感染状況次第で、随時更新されるのではないでしょうか。

ちなみにこの入国要件はいつまでとは明記されていないため、例えばマルタの感染状況が落ち着いたら再び緩和されるのか、あるいは何年も続くのか全く分かりません。

当サイトでは常に最新の情報に更新できない可能性があり、またいかなるトラブルの責任も負いかねます。

マルタに渡航予定のある人や計画を立てている人は、必ず各公式サイトで最新かつ正しい情報をチェックするようにしましょう

以下、いくつかのサイトのマルタ渡航関連のページをまとめておきます:

在マルタ日本国大使館
マルタ保健省
マルタ観光局
マルタ国際空港

この中で最も詳細まで説明されているのはで、例えば世界の全ての国のレッドゾーンorダークレッドゾーンが記載されています。

日本在住者で英語が苦手ならが安心でしょうが、ここには基本的な情報しか載っていないので、本当に渡航するのであれば他のサイトにも目を通すか大使館に直接問い合わせることをおすすめします。

まとめ

地中海のミニ国家マルタが入国にワクチン証明書を求めるようになったニュースをまとめました。

この突然の発表、そしてその後も短期間の内に何度も情報更新していることから、世界各国からの渡航(予定)者が混乱・困惑していることが伺えます。

コロナ禍での旅行には様々なリスクやハプニングがつきものとは言え、なるべく多くの人がトラブルに巻き込まれることなくスムーズにマルタ旅行ができるよう祈るばかりです。

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