オランダの首都アムステルダムは歴史的建造物とモダンな文化が絶妙に融合した、国際的でエネルギッシュな都市。
アート、音楽、建築、スポーツ、ファッションなど伝統と流行を共に尊重した個性派の首都には、魅力的な宿泊施設も盛りだくさん。
この記事では、オランダ在住の筆者がそんなアムステルダムのおすすめホテルを予算別に厳選して紹介します。
1泊料金目安€200〜 のおすすめホテル
Conservatorium Hotel
ゴッホ美術館からすぐの場所にあるConservatorium Hotel(コンサバトリウム ホテル)は、19世紀築の建物を改装した5つ星ホテル。
時代を越えて存在感を放つ見事なアールヌーヴォー様式の内装とモダンな設備やサービスが融合し、オランダのベストラグジュアリーホテルにも選ばれたアムステルダムを代表する人気ホテルです。
特に4つのエリアに分かれた本格的なスパではプール、ジム、ヨガ、各種トリートメントなどが完備し、観光の前後に心身をリフレッシュするのに最適。
開放感抜群の中庭にあるブラッセリーは軽食からディナーまで1日中バリエーション豊富な食事とドリンクを提供する他、『Taiko』では日本を中心としたアジアの料理を伝統的かつ創作的にアレンジ。
ホテル全体と同様に客室やバスルームも広々としており、家族やカップルで優雅で快適な滞在を過ごせるでしょう。
公式サイト:https://www.conservatoriumhotel.com/
Waldorf Astoria Amsterdam
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アムステルダムならではの雰囲気や景観が楽しめるのが、世界遺産の運河地区にあるヒルトン系列の5つ星ホテルWaldorf Astoria Amsterdam(ウォルドーフ アストリア アムステルダム)。
17世紀の伝統的なカナルハウス6つを合わせたホテルで、目の前は当然運河、逆側は緑が美しい庭園が広がり、センスの良いレストランやバーが集まるレンブラント広場(Rembrandt Square)までは150mという素晴らしい立地です。
館内には17〜18世紀の絵画や家具が散りばめられ、時にミュージアムのような、あるいは宮殿のような優雅さを漂わせる一方で、受賞歴もあるモダンでラグジュアリーなスパも。
四季折々の庭園を眺めながらの朝食ビュッフェやアフタヌーンティー、クリエイティブなカクテルを提供するバーなど、食のバリエーションも豊富。
伝統を尊重しながら新しいモノもどんどん取り入れる、アムステルダムの象徴のような1軒です。
公式サイト:https://www.hilton.com/en/hotels/amswawa-waldorf-astoria-amsterdam/
Kamer01
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客室は3つのみ、隠れ家的でありながらそのクオリティやホスピタリティの高さから数々の受賞歴を誇るB&Bが、Kamer01(カマー01)です。
こちらも世界遺産の美しい運河地区にあり、観光や散策に楽しいエリア。
いずれもアムステルダムを知り尽くしたオランダ人である、インテリアデザイナーと数々の5つ星ホテルで働いた経験を持つ元ホテルマンの2人がオーナーなだけあり、細部にまでこだわったデザイン、家具、そして隅々まで行き届いた清潔感と心遣いが印象的。
窓の外に運河を眺めながらの朝食は、地元の市場から仕入れたオーガニックの食材にこだわった目にも舌にも楽しい5つのコースをシャンパンと共に。
大型ホテルとは正反対のこぢんまりとした、しかし洗練され温かい雰囲気のB&Bは、特別な休暇や記念日を過ごすのにピッタリです。
公式サイト:https://kamer01.amsterdam/
Hotel Okura Amsterdam
アムステルダム中心から少々外れた落ち着いたエリアにある5つ星ホテルが、Hotel Okura(ホテル オークラ)。
観光はもちろんビジネスで利用する人も多く、現地在住の日本人の間では非常に有名な日系ホテルです。
ミシュランの星も獲得した『YAMAZATO』はオランダで名実ともにトップの人気日本料理店で、ショボいオランダ料理やアジア人経営のなんちゃって日本料理に飽きた時に新鮮な感動を与えてくれること間違い無し。
またアムステルダム最大規模の1000㎡の広大なスパではジム、プール、サウナや各種マッサージ、トリートメントが極上の癒しの世界へといざないます。
日本語で日本のおもてなしが受けられ、日本のテレビ番組も見られるので英語に不安がある人や海外旅行に慣れていない人でも安心です。
公式サイト:https://www.okura.nl/hotel-okura-amsterdam/
1泊料金目安€100〜200 のおすすめホテル
The Hoxton Amsterdam
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The Hoxton Amsterdam(ザ ホクストン アムステルダム)は王宮やアンネフランクの家に近く、アムステルダム屈指のおしゃれスポットであるナインストリート(9 Straatjes)にある4つ星ブティックホテル。
そのためホテルからは見事な運河ビューが広がり、定番の観光地はもちろんカフェ巡りやショッピング、写真撮影にも理想的なロケーションです。
館内には1950年代のヴィンテージ家具や雑貨があったかと思えば地元の若手アーティストの作品が並び、懐かしくて新しい、温かくて刺激的なユニークな内装。
カジュアルなレストランでは朝食からブランチ、ディナーにバーと幅広いメニューが揃い、晴れた日には開閉式の屋根が開き一層開放的になるため、カップルや友達同士でゆっくりと食事やドリンクを楽しむのに最高の雰囲気です。
公式サイト:https://thehoxton.com/amsterdam/
Hotel The Craftsmen
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アムステルダム中央駅から徒歩約10分、シンゲル運河沿いにあるHotel The Craftsmen(ホテル ザ クラフツメン)は、17世紀の伝統的な建物を大胆に改装し、2019年にオープンしたばかりのブティックホテル。
1〜4人用の14の客室は”Artist”、”Shoemaker”、”Clockmaker”などThe Craftsmen=職人にちなんだテーマに沿ったインテリアになっており、細部まで手の込んだまさに職人技のようなセンスと遊び心に溢れた空間になっています。
フレッシュな搾りたてジュース、焼きたてのパンやオランダ特産のチーズなどがずらりと並ぶ朝食ビュッフェは、目の前の運河を眺めながら。
アムステルダムの雰囲気にピッタリのスタイリッシュで折衷的な宿は、おしゃれ好きな旅人に最適です。
公式サイト:https://hotelthecraftsmen.com/
Ambassade Hotel
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先に紹介したKamer01のすぐ近く、アムステルダムらしい運河が入り組むフォトジェニックなエリアにあるAmbassade Hotel(アンバサダー ホテル)は、17〜20世紀築の建物を利用した1953年オープンの老舗4つ星ホテル。
特選のアート、文学、インテリア、グルメをぎゅっと凝縮したような館内は、贅沢で気品がありながらも親切でホスピタリティ溢れるスタッフのおかげもあり、堅苦しくないリラックスした雰囲気です。
本格フレンチが味わえるブラッセリーはアート作品やアンティークな調度品で飾られ、ラウンジはアムステルダム国立美術館の改装を手がけたチームがデザイン、さらにライブラリーには5000冊以上の本が並び、56の客室は全て異なる内装。
リラックスやリフレッシュを求める人は約50m先の提携スパKOAN FLOATで、特殊なカプセルでヒーリングミュージックを聴きながら温かい水に浮遊する究極のリラクゼーション体験ができます。
公式サイト:https://ambassade-hotel.nl/
Hotel Jakarta Amsterdam
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数あるアムステルダムのホテルの中でも個性派と言えるのが、4つ星ホテルのHotel Jakarta Amsterdam(ホテル ジャカルタ アムステルダム)。
かつてオランダ領東インド(現インドネシア)への船が出港していた人工島にあり、街中心部とは違う開放感のあるリバービューが特徴。
そしてインドネシアをイメージした巨大な亜熱帯庭園やバリの高級リゾートのようなスパ、木材を多用した建築、そしてもちろん本場インドネシアの味を楽しめるレストランやトロピカルなバーも。
雨水や太陽光、地熱を利用するなど地球環境への配慮が随所に見られ、エコ大国オランダ×自然豊かなアジアンリゾート・インドネシアの華麗なコラボが実現したホテルです。
公式サイト:https://hoteljakarta.com/
1泊料金 〜€100のおすすめホテル
Hotel Sebastians
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アムステルダム中央駅やアンネフランクの家から徒歩10分、観光に便利な立地ながら騒々しさを感じさせないHotel Sebastians(ホテル セバスチャンズ)は、シンプルながら必要なサービス&設備が揃い、内装のセンスの良さも光る3つ星ブティックホテル。
客室は1〜5人用があり、いずれも紫、赤、ゴールドなどをアクセントにしたシックなインテリアで、オランダ発の人気スキンケアブランドRituals(リチュアルズ)のアメニティがバスタイムを豊かにします。
一部の客室からは運河が眺められ、スタイリッシュなバーでは多彩なドリンクやおつまみ、ランチも。
コストを抑えつつ快適でおしゃれな宿に泊まりたい、という人におすすめの一軒です。
公式サイト:https://www.hotelsebastians.nl/en/
Misc Eatdrinksleep
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Misc Eatdrinksleep(ミスク イートドリンクスリープ)は、17世紀のカナルハウスを改装したアットホームな2つ星ホテル。
1〜2人用の6つの客室は運河側とガーデン側3つずつ、それぞれが“レンブラント”、“バロック”、“アフリカ”など全く異なるテーマでデザインされたユニークな内装で、こちらもRitualsのアメニティやコーヒーメーカー、無料のドリンク&スナックが備わります。
パン、チーズ、フルーツなどシンプルながら質にこだわった朝食は12時まで提供されるので、夜遊びして朝のんびりしても大丈夫。
アンティーク調のインテリアがおしゃれなロビーは火曜〜日曜にはカクテルバーとなり、観光やディナーの後に1杯楽しむのにピッタリ。
飾り窓地区にありナイトスポットが充実しているエリアなので、どちらかというとファミリーよりは大人向きのホテルです。
公式サイト:http://misceatdrinksleep.com/
Mr. Jordaan
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アムステルダムの中でも特におしゃれエリアとして知られるヨルダーン地区にある、その名もMr. Jordaan(ミスター ヨルダーン)は観光やグルメをとことん楽しみたい人にとても良い一軒。
アンネフランクの家から徒歩5分ほどで、周辺には雰囲気の良いカフェやバー、ショップが目白押しで、あてもなく散策するだけでも楽しめます。
3つ星ホテルのためゴージャスな設備はないものの、24時間対応のフロント、無料コーヒー、バスアメニティやタオルなど旅人が必要とするものがきっちり備わり、何よりスタッフがフレンドリーで親切なのもポイント。
館内の1960年代をイメージしたレトロなインテリアは白、ベージュ、ブラウンなど落ち着いたトーンで統一され、清潔感も申し分ないので年齢や性別に関係なく誰もが安心して利用できます。
公式サイト:https://mrjordaan.nl/
ClinkNOORD
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宿泊料金が高めなアムステルダムにおいて、リーズナブルな価格設定が嬉しいClinkNOORD(クリンクノールド)。
アムステルダムに3軒展開する人気ホステルチェーンのうちの1軒で、アムステルダム中央駅から24時間無料で運行するフェリー5分で行ける便利なロケーションです。
1920年代に研究所として利用されていた建物を改装したユニークな造りで、広大な敷地にはドミトリーと個室の他にもモダンなカフェ、バー、ラウンジ、共用キッチンがあり、長期滞在や自炊にも最適。
レンタサイクルやウォーキングツアーなどのオプションに加え、バーでは日々イベントも行われるので一人旅からカップル、友達同士まであらゆる旅人が楽しく滞在ができるでしょう。
公式サイト:https://www.clinkhostels.com/amsterdam/clinknoord/
※宿泊料金は季節や部屋のタイプによって異なります。
また2020年現在新型コロナウィルスの影響でサービスの変更や特別ルールが生じている場合があるので、必ず公式サイトで最新の情報を確認してください。