イベリア半島から遥か彼方、アフリカ大陸沿岸に浮かぶカナリア諸島はダイナミックな景観が魅力の島々。
スペイン最高峰テイデ山を始め国立公園、砂丘などと並んで圧倒的な存在感を誇るのが数々のビーチ。
思わず息を呑むような絶景のカナリア諸島のビーチの中から、特に外せない10ヶ所をそれぞれの島別に紹介します。
フエルテベントゥーラ島の絶景ビーチ
コラレホ・ビーチ(Grandes Playas Corralejo)
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カナリア諸島の7つの島々の中でもとりわけ美しいビーチの宝庫なのが、フエルテベントゥーラ島(Fuerteventura)。
カナリア諸島はもとよりヨーロッパ全体でもサラサラの白い砂浜のビーチというのは意外と少ないのですが、その希少な例の一つがコラレホ。
島の北東部のこのエリアは自然公園にビーチが隣接している形で、カナリア諸島最大の真っ白な砂丘がそのままターコイズブルーの海につながっている光景は圧巻の一言です。
他のフエルテベントゥーラのビーチと同様、風が強いのが特徴なので海水浴時には注意が必要です。
ソタベント・ビーチ(Playa de Sotavento)
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島の南東部にあるソタベント・ビーチも白い砂浜と透き通る青の世界がどこまでも広がる、自然の驚異を感じさせてくれる場所。
毎年ウィンドサーフィンのワールドカップが行われるというだけあり、強風とワイルドな波はこちらも同様。
初心者から学べるウィンドサーフィンのスクールなどマリンスポーツのオプションが非常に豊富なので、新しい趣味を開拓してみたい人はぜひ挑戦してみては(^^)
エル・コティージョ・ビーチ(El Cotillo Beach)
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島の北西部に位置するエル・コティージョには、小さめのビーチがいくつも並んでいます。
典型的なフエルテベントゥーラの海らしい高波のビーチもあれば比較的穏やかな砂浜、そしてシュノーケリングにも適した岩場と、特徴もそれぞれ。
そのため初心者から上級者のサーファーはもちろん、風の強くない日であればファミリーでも楽しめます。
周辺にはそれなりに飲食店やスーパーもあるので、午後に訪れた際にはぜひ崇高な夕日も見ていきましょう。
グラン・カナリア島の絶景ビーチ
マスパロマス・ビーチ(Playa de Maspalomas)
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おそらくカナリア諸島で最もカナリア諸島らしい光景に出会えるビーチ。
グラン・カナリア島(Gran Canaria)の自然保護区に指定された広大なマスパロマス砂丘に隣接するビーチは、スペインと言うよりはアフリカや中東のイメージに近いと言えるでしょう。
砂丘の南側に広がる3km近いビーチは、ロマンチックな夕日スポットとしても絶大な人気を誇ります。
夏の海水浴はもちろん、一年を通してエキゾチックな気分で散策が体験できるスポットです。
ラス・カンテラス・ビーチ(Playa de Las Canteras)
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島の南側マスパロマスが砂漠の荒野にあるビーチだとしたら、北側のラス・カンテラスは都心の真ん中にあるビーチ。
周辺には数々のレストラン、カフェ、バー、ホテル、ショッピングモール、公園などが並び、ビーチとその周りだけで一日中のんびり過ごせる絵に描いたようなビーチリゾートを満喫できます。
カナリア諸島でもトップクラスの人気ビーチですが、こちらも約3kmと広いのでハイシーズンでもスペースを見つけやすいのも嬉しいポイント。
テネリフェ島の絶景ビーチ
ラス・テレシータス・ビーチ(Playa de Las Teresitas)
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3700m超の火山テイデ山がど真ん中に居座るテネリフェ島(Tenerife)では、火山灰が混じる黒っぽい砂浜が主流。
そんな中で異彩を放つのが島北東部にある正統派の黄金色のビーチ、ラス・テレシータス。
この輝く黄金の砂は突然変異で発生したのではなく、1970年代に遙かサハラからわざわざ持ち込まれたそう。
ピラミッドほどの謎ではないものの、人類の底知れぬ努力と情熱の結晶が生んだビーチと言えるでしょう。
ラ・アレーナ・ビーチ(Playa de la Arena)
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対してこちらはテネリフェ島のテネリフェ島によるテネリフェ島のためのビーチ。
一般的に美しいビーチと言えば白い砂浜が代名詞な訳ですが、それとは正反対の、清々しいまでに黒い砂浜。
コバルトブルーの海と南国気分を際立たせるヤシの木、そしてブレることのない真っ黒の砂浜はインパクト充分。
こちらも時に波が荒いので、海水浴の際には波の状態をチェックするようにしましょう。
ランサローテ島の絶景ビーチ
パパガヨ・ビーチ(Playa del Papagayo)
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ランサローテ島(Lanzarote)で一番人気なのが、島の南部にあるパパガヨ。
このエリアのいくつかのビーチをまとめてこの名前で呼ぶことが多く、それぞれのビーチは歩いて行き来できるのでハイシーズンでも心地よいスペースを確保しやすいはず。
いずれも透明度が高く比較的静かなビーチのため、海水浴やシュノーケリングにぴったりです。
ロス・シクロス・ビーチ(Playa de los Ciclos)
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ビーチ自体は大きくもなく特に有名でもないのですが、すぐ向かいにある緑色の湖(El Lago Verde)との合わせ技でランクイン。
カナリア諸島らしい黒い砂浜、抹茶の味がしそうな湖、コバルトブルーの海と赤レンガ色の溶岩石の組み合わせは、いかにも個性的。
カナリア諸島でも随一のカラフルでユニークなビーチは、一見の価値アリです。
ラス・コンチャス・ビーチ(Playa de las Conchas)
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正確に言うとランサローテ島ではなく、そこからフェリーで約30分のグラシオーサ島(Graciosa)にあるビーチです。
ランサローテも充分雄大な自然に囲まれていますが、更に静かで手つかずの場所を求める人には最高の場所と言えるでしょう。
ビーチ周辺は文字通り何もなく、煩わしい騒音に悩まされることもなく波の音だけを聴いていつまでもリラックスできます。
ランサローテから日帰りで訪れるのが一般的ですが、島のフェリー発着場周辺を中心に宿泊施設もあります。
まとめ
カナリア諸島で特に人気の絶景ビーチを厳選して紹介しました。
全てのビーチを周るにはそれなりの日数が必要ですが、いずれも訪れる価値のあるとても美しいビーチです。
日程や宿泊エリア、目的によってこの中からさらに絞って行くのもいいでしょう。
カナリア諸島を旅行する際には、ぜひ参考にしてみてくださいね。