欧州在住者がコロナ禍に一時帰国&ホテル14日間隔離してみた

オランダ
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2020年に世界中で大流行した新型コロナウィルス。
その影響で海外への渡航に厳しい規制が設けられる中、コロナの被害がより大きい欧州在住の筆者が一時帰国をし、ホテルでの14日間の隔離を体験しました。
何する?何ができる?何が要る?
気になるその詳細をレポートします。2020年12月情報)

ホテルで自主隔離する際のルールや注意事項は?

新型コロナウィルスが本格的に世界に拡大したのは2020年3月でしたが、それから9ヶ月経っても収束への道のりは遠いままの2020年暮れ。

特に海外への渡航と海外からの帰国や入国には厳しい制限があり、感染が拡がっている地域からの入国/帰国時の空港での検査+14日間の自主隔離(陰性の場合)がその主な措置です。(注:2020年11月時情報・その後変更あり)

対象となる国を始め措置は感染状況によって随時変更になるため、外務省厚生労働省の公式ページで常に最新情報をチェックするようにしましょう。

2020年12月現在日本より遥かにコロナが拡がっているオランダ在住の筆者が、アムステルダムからイスタンブール経由で羽田に一時帰国するまでのあんな事やこんな事はこちらの記事でレポートしました。

筆者は空港での検査がめでたく陰性だったため、14日間の自主隔離へと移ります。

空港での検査から隔離中までのQ&Aは厚生労働省の公式ページにまとめられています。

主なポイントをまとめると、

・自主隔離は自宅や事前に予約したホテルなどで可能
・隔離場所までは公共交通機関(電車・バス・タクシー等)は使えず、自家用車やレンタカー等のみ
・保健所による毎日の健康確認

そして、

自宅・ホテル等の待機場所からの外出や、公共交通機関(不特定多数が

利用する電車、バス、タクシー、国内線の飛行機、旅客船など)を使用

しないでください。

厚生労働省

とも明記しています。

外出しないでって、じゃあ食事は??と当然のように疑問が湧きますよね。

実際のところこれらは全て『要請』であって『強制』ではありません。

そのためニュースでチラホラ見た人もいるでしょうが、これらを無視して電車で移動したり普通に外出したりしている人もいるようです。

国によっては文字通りホテルの客室から一歩も外に出られず、食事も全てドアの前まで持ってきてもらう、軟禁とも言える厳しい措置を取っているケースも。

日本の場合はそもそも『要請』であることに加え、食事の買い出しなど最低限の外出は可能というのが実態のようです。

筆者は外務省や厚生労働省の公式ページで確認できなかったことや質問は、直接ホテルに問い合わせました

そこでホテルで行なっている措置やルールを確認した上で、予約をしたということですね。

例えば以下のような点が確認されました。

・部屋の清掃はなく、タオルやリネン交換はドアまで持ってきてもらい各自で行う
・朝食の利用は不可
・部屋から出る際はマスク着用

部屋から出る際・・・ここはチェックイン時にも改めて確認しましたが、やはり食品の買い出しなどは良いですがなるべく部屋にモゴモゴ…みたいな感じでした。

うーん、結局本人の誠実さや責任感次第ということでしょうか。。。

自主隔離のためのホテルを選んだ基準【羽田空港周辺】

一応外出は許可されているとは言え、ほぼ14日間部屋の中で過ごすわけですからホテル選びは重要ですよね。

1、2日なら多少ショボい所でも、あるいは逆に背伸びしてゴージャスな所に泊まってもいいですが、何せ丸2週間なので自分にとって快適かつ予算内に収めることが求められます。

言うまでもなく『予算内』は人によって千差万別のはずで、14泊で5万円という人もいれば50万円という人もいるでしょう。

庶民派の筆者は以下のような条件で検索しました。

・空港から検疫バスが出ているエリア
・14日間で10万円以下
・眺めが良い
・それなりに広い
・バスタブがある
・繁華街ではない
・徒歩圏内にスーパーやコンビニがある

羽田空港からの検疫バスのルートや時刻表はこちらから確認でき、品川・蒲田・川崎などがその範囲になっています。

※バスは所定の駅を巡回するとありますが、筆者が利用した際は利用者が少なかったせいか(10人ほど)、各ホテルまで送迎してくれました。感謝。

当然予算が高くなればなるほど、より広くて快適なホテルを選択することができるでしょう。

一方で大浴場、プール、朝食、ラウンジなど共用スペースは使用できないホテルが多いでしょうから、それらがいくら充実していても歯ぎしりをして眺めるだけに終わる可能性も。

そのため予約前に各自でホテルに利用できるサービスやエリアを確認するようにしましょう。

筆者は出発まであまり日がない航空券を取りさっさとホテルを決める必要があったので、結果的に最初に気になって問い合わせをしたホテルを予約しました。

その際の返信の速さや丁寧さもポイントが高かったです。

基本的にホテルの公式サイトに『海外から帰国時の自主待機用に宿泊可能』と明記している所の方が、やり取りはスムーズだと思います。

もちろんそう載ってなくても問い合わせれば対応してくれる所もあるでしょうが、公式サイトでOKと明記するということは、すでにマニュアルやルールがある・同様の客を受け入れていると考えられるのではないでしょうか。

少なくとも『問い合わせが来たから仕方なく対応する』というようなホテルより、こちらの質問や疑問にサクサク答えてくれるホテルの方が、安心感があるはずです。

ホテルでの自主隔離中の過ごし方

もしもこれが30年前だったらひたすら寝て食べてテレビ見て鼻をほじってをリピートしていたのでしょうが、幸い現代にはインターネットがあります。

その30年前の黄金ローテーションに加えて、おそらくこの記事を読んでいるあなたの日常と同じようなこと、動画を見たりSNSをチェックしたり音楽を聴いたり、そしてもちろん細々とながら記事を書いたり。

筆者の場合ホテルから徒歩30秒でコンビニ、2分でスーパーがありながら歩行者がほとんどない運河にも近いという、最高の立地でした。

食事の買い出しは毎晩1日1回で済ませ、そのついでに人がいない道を少々散歩、というのが日課に。

それとオランダではシャワーだけの生活のため、湯船に浸かってリラックスするバスタイムも充実させました。

ホテルのアメニティに入浴剤があったのでそれを使ってヒーリングミュージックを聴きながらゆっくり半身浴をしたり、セルフあかすりをしたり。

特にあかすりは、ほとんど外に出られない、身体を動かせないという欲求不満を自分自身の肉体にぶつけ垢と共に削ぎ落とす感覚が狂おしいほどヤミツキに(笑)

バスタイムの後もいつも以上に時間があるので、お気に入りのアイテムでゆっくりスキンケアやボディケアをし、つるつるすべすべの肌を自画自賛して眠りにつくと自主隔離のストレスはすぐさまぶっ飛んで行ったような気がします。

持っていくと良い物

日本の場合スーパーやコンビニに食材の買い出しを許可されているということは、そのついでにちょっとした日用品なども買うことができるということ。

あまりダラダラ長い時間買い物したり遠出したりするのは当然避けるべきですが、予め欲しい物をメモしておけばその日のご飯と同時に必要品も買えるので、全てを旅行前に揃えておく必要はないでしょう。

筆者は元々ミニマリストもどきであまりモノを持ちたくない方なのですが、14日間のホテル隔離という特殊な状況の中では、やはりこれがあったら良いなと思ったモノがいくつかありました。

スーパーやコンビニで売っていないようなモノであれば、事前に用意しておくと良いかもしれません。

・エッセンシャルオイル(アロマ)
・あかすりグローブ
・入浴剤やバスソルト
・自分磨きアイテム

あかすりゴリ押しでもういいよって感じでしょうからこれは説明を省きますが、特に恋しくなったのは香りに関するアイテムでした。

部屋が高層階だったせいもあり窓が開けられず料理もしないため、空気洗浄機は備わっていたものの、音も香りも一切ないという環境。

音に関してはYouTubeやテレビで対処できましたが、特に単調になりがちな隔離生活のため、気持ちをリフレッシュしたりリラックスできるような良い香りが欲しくなったわけですね。

エッセンシャルオイルはその場で購入できなかったので、筆者は手持ちの香水やボディクリームなどでしのぎました。

同じような理由で、バスタイムをより豊かにする好みの入浴剤やバスソルトは重宝したと思います。

そして2週間ほぼ引きこもりというストレスが溜まりやすい環境なので、お気に入りのオイル、クリーム、フェイスパック、筋トレグッズなど気持ちをアゲるグッズも快適に過ごせるかのポイントになりそう。

客室のアメニティが充実していればあれこれ全部持ち込む必要はないので、その点も予約前に確認するといいでしょう。

14日間のホテル自主隔離の感想&教訓

ワクワクドキドキだった14日間のホテル隔離は、思っていた以上にめちゃめちゃ快適に過ごせました。

個人的にこの14日間で心身がぐったりと凹んで免疫力を下げてチェックアウトしたら意味がない!と思っていましたが、元気もりもりで名残惜しいぐらいの気持ちで14日間を終えることができました

とにかくホテル選びが大切で、自分がそこに丸2週間引きこもることを想像して、ロケーション・設備・部屋の大きさなど譲れない・こだわりたいポイントを考慮して決定するといいでしょう。
そして直接顔を合わせる機会はほとんどなかったものの、タオルやシーツ交換を頼む時などに快く・迅速に応じてくれたスタッフの方々も、心地よい滞在を助けてくれました。

一方で、これがコロナ感染拡大の抑制に対してベストの方法かと聞かれれば、極めて疑問だと言わざるを得ません

厚生労働省の公式サイトには保健所から毎日健康確認の電話orメールが来るとありますが、来たのはメール一度のみでした。
自動送信メールでも良いのでとりあえず毎日確認が来れば多少は「監視されている感」がありますが、それも無かったので、自制心や責任感がない人ならガンガン外出や夜遊びだってしてしまうのではないでしょうか。【※その後ルールは強化されています】

ホテル側はホテル内での行動のルールは指示できても、外出時のルールまでは口出しできないはず。

もし保健所のキャパやシステム的に毎日の連絡が無理なら、14日間隔離は国が指定したホテルのみ、食事付きで滞在費が30万以上にするとか、必然的に帰国者の数&外出の機会が減るような仕組みがベストだと思います。
それでも本当に必要な人は帰国するはずですし。

きっとこの経験は一生のうち、最初で最後になるでしょう。

そして何千万人もの人が経験することでもないでしょうが、この記事がほんの少しでも誰かの役に立てば幸いです。

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