ポルトガルで近年急速に知名度を高めるB級グルメ、フランセジーニャ。その発祥の地であるポルトではフランセジーニャを食べられるお店が数十店とありますが、中にはいかにも観光客向けの店も。
今回は味はもちろん、B級グルメに欠かせない安さ(€10以下のメニューがある)も考慮して、ポルトでおすすめのフランセジーニャが食べられる4店を厳選しました。
1959年創業の老舗! Café Santiago
ポルトでフランセジーニャといえば必ず名前が挙がる、1959年創業の超有名店。
創業以来数々の賞を受賞している名実ともにトップクラスの人気店のため常にお客さんでいっぱいですが、カウンター席もあるので意外と待たずに入れることも多いです。
また、本店からすぐの場所に系列店が2店(Café Santiago F、Cafe Santiago da Praça)あるので、本店が混んでいる場合はそちらを利用するのもおすすめ。
お店に入ると地元の常連らしき客も観光客もいるのがすぐ分かり、一人でもグループでも気兼ねなく入れる雰囲気ですよ。
写真付きのメニューで英語表記もあるので分かりやすく、説明を読んでいるだけでおなかがいっぱいになりそうなのでさっさと写真で決めてしまってもいいでしょう。
ちなみに筆者が2019年に訪れた際は、情けないことに完食できる自信がなくフランセジーニャのボリュームダウン版とも言えるホットドッグ(cachorro)を頂きました。
ポルトガルのホットドッグは、みんなが見慣れているあのホットドッグとはずいぶん違うルックス。
フランセジーニャを提供するほとんどのお店で、ヘビー級のフランセジーニャより一回り小さい&具がシンプル&安く売ってるので、フランセジーニャを食べる胃の準備ができていない場合は良いオプションになるでしょう。
ポルトに3店舗展開の注目店 Cervejaria Brasão
こちらは対照的に2014年オープンの新しいお店ですが、またたく間に評判となり2020年現在で3店舗展開するポルト屈指の人気店に。
そのうちの1店、コリセウ店(Coliseu)は先程紹介したCafé Santiagoの真向かいにあります。上品な雰囲気の店内ですがメニューはリーズナブルなのでご安心を!
フランセジーニャの肝と言えるのが全体を包み込むソースですが、こちらでは別添えで持ってきてくれるので、パンやポテトにたっぷりとつけて最後の一口まで美味しく食べられます。
肉食男女が歓喜すること間違いなしの通常タイプの他に、ヘルシー志向の人にはハーフサイズやベジタリアンのフランセジーニャも用意。
バラエティ豊かなサイドメニューもあり、ランチもディナーもゆっくりと食事を楽しめますよ。
特に夏のハイシーズンは週末の夜を中心に混雑することが多いので、予約をするのが確実です。
地元民が通うカジュアルな雰囲気 Bufete Fase
外観はこぢんまりとした特に目立たないお店ですが、フランセジーニャの隠れ名店として地元民で行列ができる人気店。
店内も非常にシンプルで、のんびりくつろぐと言うよりはさくっと食べてさくっと去る人がほとんどです。
こちらのフランセジーニャの特徴は、上に乗ったチョリソとパンチの効いたスパイシーなソース。
とにかくボリュームのあるフランセジーニャは時に食べ進めるにつれて単調になることがありますが、このピリッとしたソースがアクセントになりペロリと食べられそう。
最寄り駅はメトロD線のマルケス駅(Marques)からおよそ徒歩5分ですが、街中心部からもポルトで最も賑わいのあるサンタ・カタリーナ通り(Rua Santa Catarina)を北方面に歩いて20分ほどなので、おなかを空かせて挑むためにもぜひウインドウショッピングを楽しみながら歩いていくことをおすすめします(^^)
シーフードレストランが提供する自慢の逸品 Cufra
最後に紹介するのはボアヴィスタ大通り(Avenida da Boavista)にある、1974年のオープン以来長く地元民に愛され続けているカジュアルなレストラン。
こちらはシーフードが自慢のお店なだけあり、フランセジーニャもエビを使ったメニューが人気。
英語のメニューはありませんが(2019年情報)、フランセジーニャは大きな写真付きメニューで分かりやすいのでポルトガル語がさっぱりでも大丈夫です。
メニュー名に”Com camarão”と入っているのがエビ入りなので、ぜひそちらを試してみてくださいね!
250席の広いお店のためグループでも利用しやすく、大型スクリーンが完備されスポーツ観戦も可能。混雑時はテイクアウトしてホテルやビーチで食べるのもおすすめです。
バス201、203、502の停留所ピニェイロ・マンソ(Pinheiro Manso)からすぐで、バス502は市内中心部からビーチまで走っているので観光客には便利な路線ですよ。
またポルト中心からは遠くなるものの、系列店でビーチの目の前のCUFRA GRILLもほぼ同じメニューが揃います。
まとめ
フランセジーニャの本場にして激戦区である、ポルトのおすすめ4店を紹介しました。
フランセジーニャは伝統料理というよりはカジュアルなB級グルメなので、レストランやカフェでランチとしてもディナーとしても気軽に試すことができます。
ここに挙げたお店だけでもそれぞれ異なる個性や特色があるので、お店の雰囲気・予算・人数・宿泊エリアなどによって行きやすいお店を選んでみてくださいね。
2020年は新型コロナウィルスの影響で世界的に観光業に大きな影響が出ていますが、少しでも早く今まで通りに海外旅行やグルメツアーができる日が戻ることを願います。