シントラに日帰りではなく宿泊することを激推しする4つの理由

ポルトガル
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シントラはポルトガルの首都リスボンから西に約30km、電車で40分程で行ける街。そのためリスボンから無数の日帰りツアーがあるほか、個人でも行きやすいのが魅力です。
しかしシントラは宿泊することで、日帰りでは味わえない利点がいくつも得られます。それを知れば、きっとシントラに泊まりで訪れたくなりますよ。

時間を気にするストレスが激減する

 
 
 
 
 
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最初にして最大の利点は、時間面です。

あなたがツアーにしろ個人にしろ、リスボンから日帰りでシントラに行くことにした場合、予想以上に時間に追われる感覚を味わうことになるでしょう。

ツアーの場合は○時に出発、どこに▲時に到着して□分滞在とスケジュールが決まっていることが多いので、当然それに合わせて行動する必要があります。

それが面倒なので自由な個人で行きたい!と考える人が多いのですが、シントラの場合個人だとさらに時間に縛られる可能性が(´・ω・`)

筆者は2019年の12月上旬、オフシーズン真っ只中の平日に約5年ぶりにシントラを訪れたのですが、観光客の増えっぷりに驚きました。オフシーズンでそれなので、春から夏のハイシーズンは当然もっともっと混むでしょう。

シントラは見所が多くさらにそれぞれが離れているため移動手段としてバスを利用するのが一般的なのですが、観光客の激増で渋滞が発生しバスが遅れたり、せっかく来ても満席で乗れないことも。

さらに1つ1つの観光スポットを見る時間、食事やカフェの時間、お土産を買う時間など全てにおいて所要時間が長くなり、その結果行きたかった場所を削ったり、ムリヤリ駆け足で周ったりすることになります。

シントラとセットで行くことが多いロカ岬とカスカイスも同日に周ろうとしている人は、なおさら時間に追われます。

その点シントラに宿泊すれば時間的な余裕が増えるので、例えば1日目に混雑してそうだと判断したスポットを翌日に回すこともできるのに加え、体力的な面でも日帰り→宿泊にするととても楽になります。

暑い夏の日に観光客でごった返すシントラ・ロカ岬・カスカイスを1日で周ろうというのは、もはや観光と言うよりトレーニングに近いです。

昼の喧騒とは異なるのんびりした雰囲気

ただでさえ急坂や階段の多いシントラの観光スポットに、ハイシーズンは溢れんばかりの人が押し寄せます。

見事な建築物や圧巻の景色に感動しつつ、1日が終わる頃にはぐったりと疲れているかもしれません。

しかしその溢れんばかりの人の多くがリスボンなどに帰っていった後、昼間の大喧騒はずいぶんと落ち着き、ゆったりと時間が流れる夜のシントラがやってきます。

それは数え切れないほどの日帰りツアーや日帰りで行けるという情報に反してシントラに宿泊することを決めた人だけに贈られる、シントラからのギフトのようです。

シントラにはリスボンほど多くのレストランもナイトスポットもありません。

しかしその分自分の足で歩いてお気に入りのお店を見つけたり、写真を撮りながら道に迷ったり、観光に夢中になりがちな昼にはできないスローテンポなシントラの楽しみ方ができるのです。

もちろん昼の観光で体力を使い果たしたなら、夜は宿でのんびりとくつろぐのも良いでしょう。

リスボンほどの宿泊施設の数はないとは言え、センスの良いブティックホテル、アットホームなB&B、バックパッカー向けのホステルなどカップルから家族、一人旅まであらゆる旅人に適した宿がありますよ♪

シントラのおすすめホテルはこちらの記事で解説しています。

【ポルトガル】シントラのおすすめホテル9選!安宿からリゾートまで
ポルトガルの首都リスボンから西におよそ30kmのシントラは、フォトジェニックな宮殿、絶品スイーツ、豊かな自然が魅力の世界遺産にも登録された街。 観光スポットと同様宿泊施設も充実しているシントラでぜひ宿泊したいおすすめのホテルを、予算別に紹介します。

シントラ名物の絶品スイーツをはしごできる

 
 
 
 
 
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シントラには美味しいスイーツがたくさんあります。

その中でもサクサクのパイ生地でアーモンドクリームを包んだトラヴェセイロ(Travesseiro)とあっさりとしたチーズタルト・ケイジャーダ(Queijada)は、シントラが誇る黄金のツートップ。

ではこの2つだけを試せばいいんだな、とスイーツ店に行くと何十種類もの個性豊かなスイーツが整然と待ち構えています。

ここであなたの選択肢は2つです。

1つ目は、初志貫徹で本命のトラヴェセイロとケイジャーダのみを買う。2つ目は、欲望のままに食べたい物を好きなだけ買う、です。

ポルトガルスイーツ愛好家でダイエットという単語にアレルギーを持つ筆者は断然2を推しますが、問題が一つ。

トラヴェセイロをはじめ、ポルトガルスイーツはパイ生地を使用している物が多く、時間が経つと食感が変わってしまう残念現象が起こりやすいのです。

そのためテイクアウトではなくその場で食べるのがベストなのですが、そうすると食べられる数にどうしても限界が出てきます。

そこで再びシントラ泊という魔法の手が効力を発揮するのです。

2日(かそれ以上)滞在することで、複数のスイーツ店をはしごすること、様々なスイーツを試すこと、名物スイーツの食べ比べをすること、全てが容易になります。

歩き回って消費したカロリーをすぐさま台無しに補給させてくれる絶品シントラスイーツ、ぜひ思う存分満喫しましょう。

大西洋のビーチから崇高な夕陽が見れる

シントラの有名観光スポットは全て山の中にありますが、シントラには美しいビーチもあります。

初めてシントラを訪れる人がセットで訪れる場所はユーラシア大陸最西端のロカ岬とビーチリゾートのカスカイスがド定番であり、シントラのビーチは地元民やリピーター、長期滞在者しか行かない穴場と言えます。

シントラの中心から行きやすいビーチはいくつかありますが、最も分かりやすいのはロカ岬から歩いて行けるウルサビーチ(Praia da Ursa)です。

シントラからロカ岬経由カスカイス行き403バスでロカ岬(Cabo da Roca)下車、バスで来た道を少し戻った後、北方面に約15分ほどです。

ただしウルサビーチは下に降りるのがやや急な道なので、トレッキングに慣れてない人は崖の上から景色を眺めるだけにした方が良いでしょう。そこから夕陽を見るだけでも、充分に訪れる価値があります。

海水浴目的かつ子供連れや体力に自信がない人でも行きやすいビーチならマサンスビーチ(Praia das Maçãs)がアクセス至便です。

シントラからTerrugem Escola行き441バスで約30分、マサンスビーチ下車すぐ。

こちらは自然の中のウルサビーチと違い小さな街になっているので飲食店やスーパーもあり、昼の長い夏にシントラから更に少し足を伸ばして訪れるのに絶好のビーチです。

まとめ

日帰りで行けるシントラにあえて宿泊することで、シントラをゆっくり、じっくり、深く楽しむことができます。


長期旅行者でない場合、日帰りの予定を宿泊にするということは他の街での滞在を1日減らすことになります。

しかしシントラにはそれに値するだけの価値が充分あるので、後悔はしないはずですよ!

ぜひ様々な魅力あふれるシントラの昼と夜を体験してみてくださいね。

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