【ローマ】スタディオ・オリンピコのアクセス&周辺情報まとめ!

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イタリアの首都ローマに構えるスタディオ・オリンピコは、収容人数70000人を超えるヨーロッパを代表するスタジアム。
2021年に開催され、イタリアが優勝を飾ったEURO2020のオープニングマッチの舞台にもなったことから、1度はテレビなどで目にしたことがある人も多いでしょう。
この記事ではそんなイタリアの名門スタジアム、スタディオ・オリンピコのアクセスと周辺情報をまとめました。

行き方は多数!時間には余裕を持って行くように

 
 
 
 
 
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スタディオ・オリンピコ(Stadio Olimpico di Roma)はセリエAの強豪ASローマラツィオの本拠地としてはもちろん、コッパ・イタリア決勝、イタリア代表戦、さらにサッカー以外でもラグビーやコンサートなど数多くの熱狂的なイベントの舞台となっている、名実ともにイタリアを代表するスタジアム。

1932年オープンの大ベテラン、スタディオ・オリンピコはローマ中心部から北西に5kmほど、バチカンからは北に4Kmほどの場所に位置します。


永遠の都ローマには世界中から訪れる観光客に対応すべく交通機関が網目のように走り便利な反面、特に路線が多いバスは観光客には混乱を招くことも。


さらに試合開催日は大量のサポーターが押し寄せるので切符を買うことに手間取ったり、道も渋滞したりすることが予想されるので、時間には充分余裕を持って出発しましょう。


ローマ中心部からスタジアムに行く方法もいくつもあるので、ここではテルミニ(Termini)駅からの代表的なアクセスを解説します。

メトロを使って行く場合

渋滞に左右されないメトロは便利ですが、メトロ1本ではスタジアムまで行けないので、メトロ+トラムorバスという行き方になります。


①トラミニ駅からメトロA線でバッティスティーニ(Battistini)方面行きフラミニオ(Flaminio)駅下車、トラム2番線でマンチーニ広場(Piazza Mancini) 駅下車。マンチーニ広場からテヴェレ川を渡りスタジアムまでは徒歩約15分。


②トラミニ駅からメトロA線でバッティスティーニ方面行きオッタヴィアーノ(Ottaviano)駅下車、バス32番でデ・ボーシス(De Bosis)駅下車、徒歩約8分。

あるいはレパント(Lepanto)駅下車、バス280番でデ・ボーシス駅下車徒歩約8分。

バスを使って行く場合

テルミニ駅からバス910番の終点がマンチーニ広場で、そこから徒歩約15分。
乗り換え不要で終点なので楽ですが、テルミニ駅のバス停留所が分かりにくいこと、渋滞に巻き込まれやすいことから所要時間は1時間弱は見た方が良いでしょう。

徒歩で行く場合

テルミニ駅からスタジアムは6kmあるので徒歩だと1時間半ほどで、観光や散策がてらでも結構距離はあります。
歩くのが好きでローマの様々な景色を楽しみたい人や、試合当日の街の雰囲気を存分に味わいたい人向きと言えるでしょう。
バチカンやスペイン広場からだと、徒歩約1時間です。

時間短縮&節約のために便利なチケット

 
 
 
 
 
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ローマの交通機関はメトロ・バス・トラム共通で1回券€1.5で、100分以内なら乗り換えも自由です(地下鉄は1回のみ)。


そのため上記の行き方ならいずれのルートでも途中で寄り道などしなければ、ローマ中心部とスタジアムを往復€3で行くことができます。


購入したチケットはメトロなら日本と同じような自動改札で入場し、バスとトラムは出入り口にある打刻機で打刻をします。

チケットの打刻は1度でOKなので、乗り換えの場合はその度にする必要はありません。


サッカー観戦だけではなく観光もたくさんしたい人であれば、1回券ではなく乗り放題券を購入するといいでしょう。
24-hour ticketが最初に使用(打刻)してから24時間乗り放題で€7、同様に48時間/€12.5、72時間/€18、7日間/€24があるので日程に合わせて選びましょう。


なお1回券も乗り放題券も、利用可能時間は購入した時間からではなく打刻してからの時間です。

そのため予めチケットを購入しておけば試合前後の大混雑した時間にチケットを購入するのを避けられるので、余計な時間ロスを防げます。


さらにガッツリ観光もしたい人には、人気観光都市でおなじみの交通機関乗り放題+観光スポット無料などの特典がついたローマパスが便利です。


こちらは48時間/€32、72時間/€52です。

ローマ公共交通機関 公式ページ

ローマパス公式ページ

徒歩圏内に宿泊施設や飲食店も充実!

 
 
 
 
 
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中心部から離れているとは言えそこはさすが永遠の都ローマ、スタジアム周辺にもホテルやレストラン、バーはそれなりにあります。

川を挟んだマンチーニ広場や、スタジアムの東側の地区ファルネシナ(Farnesina)近辺はスタディオ・オリンピコから徒歩15分ほどで、試合後に大混雑が必至の交通機関に乗らずに行ける便利なエリア。

宿泊施設は快適なアパートメントやB&B、飲食店も本格的なローマ料理店から気軽に入れるバーまでバラエティ豊かで、試合観戦が第一目的の旅行ならアクセスが便利なこの辺りに宿泊するのもいいでしょう。

ただしEURO開催中は通常のセリエAの試合より遙かに多くのビジターが来るでしょうから、スタジアム周辺の宿泊施設も混雑が予想されます。

その場合はトラム1本で行けて宿泊施設の数が多く、スペイン広場などの人気スポットにも近いフラミニオ周辺に滞在するのも良いオプションです。

試合観戦が夜の場合の注意点

この記事は元々EURO2020の前に書いたものですが、このスタディオ・オリンピコでは夜に行われる試合も少なくありません。

サマータイム中の最も日が長い時期であれば夜21〜22時でもまだ薄明るいとは言え、ローマで多いスリやひったくりなどの軽犯罪は夜に増えるのも事実。

アクセスを紹介しておいてアレですが、テルミニ駅周辺はとりわけ夜は治安があまりよろしくないと言われるエリアなので、特に女性や一人旅の場合は少なくとも試合観戦日は宿泊は避けるのが無難です。

また試合観戦後の興奮そのままに遊びに行きたい人もいるでしょうが、まさにそういったスキが生まれやすい観光客を狙うスリも多いので充分気をつけましょう。

せっかくの楽しい試合観戦が台無しにならないよう、まっすぐ帰るにしても寄り道をするにしても、宿に着くまで常に気を抜かずにいることが大切です。

【追記】実際に夜に観戦してみた

さて2023年12月に実際に筆者が夜20:45キックオフのASローマの試合を観戦してきたのですが、その時の経験からもう1つ注意点を。

イタリアや南ヨーロッパを旅行したことがある人はご存知かもしれませんが、この辺りの公共交通機関の時刻表はまずあてにならないので、徒歩圏内の宿に泊まるのでない場合、タクシーや配車サービスの電話番号やアプリも控えておくのが無難です

筆者はこの時スタジアムからバス+メトロ(orバス)での移動が必要なエリアに宿を取っていて、試合終了後の23時頃でも時刻表では10分に1本ほどのバスがあったのですが、30分以上待っても何も来ず

延々と待っているうちに最終メトロの時間も過ぎ、深夜バスはあるもののますます本数が減るため、結局約3km先のより大きな停留所まで歩いていきました。

結果的に何のトラブルもなく宿に着けましたが、深夜にひとりで45分も歩き続けるのは当然おすすめできる行動ではないので、そのリスクを避けるためにも複数の交通手段をチェックしておくといいでしょう。

まとめ

欧州を代表するスタジアム、ローマのスタディオ・オリンピコへのアクセスや周辺情報をまとめて紹介しました。

ローマ中心からは少々距離があるものの、多数の公共交通機関がカバーしており、ローマが誇る様々な観光スポットからもアクセスしやすくなっています。

ただし日本のようにいつでも・どこでも治安が良いわけではないので、特に夜に観戦する場合は帰りの交通手段はよく確認しておくのがベターです。

ASローマやラツィオのサポーターはもちろん、ニュートラルなファンもこの歴史あるスタジアムの熱狂的な雰囲気を味わうために、ぜひ足を運んでみてくださいね!

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