【保存版】ヨーロッパで安く楽しめるビーチリゾート10選!

ヨーロッパ
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地中海、エーゲ海、アドリア海など美しいビーチの宝庫であるヨーロッパには、魅力的なビーチリゾートが数多くあります。
しかし欧州の有名観光地となると、物価の高さが気になるところ。
そこでこの記事では、欧州在住の筆者が低予算でも楽しめる欧州のビーチリゾートをまとめました。

サニー・ビーチ(ブルガリア)

多くの日本人にとってヨーグルトとバラと琴欧洲のイメージしかない、東欧ブルガリア。

しかしそのブルガリア東部は黒海に面し、大小のリゾートタウンが連なる東欧屈指の観光地となっています。

ヨーロッパで美しいビーチリゾートとなれば、ホテルにも食事にもショッピングにもそれなりの予算が必要なのがお約束ですが、ブルガリアは別。

その中でも特にコスパが高いと人気なのが、サニー・ビーチ(Sunny Beach)

サニー・ビーチにはマイペースにくつろげるアパートメントからゴージャスなオールインクルーシブのホテルまであらゆる宿泊施設が整い、いずれも西欧の数分の一の相場なのでお得感は抜群!

ビーチでの海水浴やマリンスポーツに加え、数々のレストランやバー、家族で遊べるウォーターパーク、賑やかなナイトスポットに加え、少し足を伸ばせば世界遺産の歴史都市ネセバル(Nesebar)も。

家族旅行からカップルでのデート、一人旅のバックパッカーまで、予算や目的に合わせて過ごせる万能ビーチリゾートです。

周辺の空港:ブルガス空港(BOJ)、ヴァルナ空港(VAR)

通貨:レフ(Lev)

シェンゲン協定:✕

マルマリス(トルコ)

ヨーロッパとアジアの境界線であるトルコも、ヨーロッパ基準からすると非常に安く訪れることのできる魅惑の旅行先。

このトルコも先ほど紹介したブルガリアと同様に黒海に接し、さらに泣く子も黙る地中海&エーゲ海の王道ビーチにも恵まれているため、東西南北にビーチリゾートはケバブの数ほど点在しています。

その中の1つ、マルマリス(Marmaris)はトルコ南西部・地中海にある人口3万人ほどのコンパクトなビーチリゾート。

このトルコの南〜南西部は通称『トルコのリビエラ』と呼ばれる、息を呑むようなターコイズブルーのビーチが並ぶエリアで、海水浴・シュノーケリング・ダイビング・写真撮影に食べ歩きなどなど、何日滞在しても飽きることはありません。

このマルマリスからはギリシャを代表するビーチリゾート・ロードス島(Rhodes)にもフェリーで1時間で行けるため、トルコとギリシャのいいとこ取りをしたい欲張りな人にもぴったりです。

周辺の空港:ダラマン空港(DLM)、ミラス=ボドルム空港(BJV)、ロードス空港(RHO)

通貨:トルコリラ(Turkish lira)

シェンゲン協定:✕

サランダ(アルバニア)

南にはギリシャ、海を挟んで向かいにはイタリアという欧州のバリバリの観光大国に囲まれながら、鎖国やらネズミ講やら訳の分からないことをしていたおかげで、観光地としては長らく全く蚊帳の外だったアルバニアさん。

そんな謎キャラのアルバニアも紆余曲折を経てEU加盟に向けて正式に交渉が開始され、いよいよ大人の階段を上りヨーロッパの表舞台へ・・・と思うと胸が熱くなりますが(そうかな)、2023年の現在はまだまだあどけなさの残った?欧州の隠れ家的な存在。

アルバニアは北西部がこれまた皆の憧れ・アドリア海に面し、そこから南に下っていくとイオニア海へと移行し、時に賑やか・時に素朴な、様々な雰囲気のビーチリゾートを生み出しています。

アルバニア南西部のサランダ(Sarandë)は同国で最も有名なビーチリゾートで、人口こそ約1万5000人というかわいさですが、眩いほどに青く輝くビーチとそれに沿って並ぶスタイリッシュリゾートホテルやレストランは、まさに王道リゾートの風情。

サランダもギリシャのこれまた人気旅行先であるコルフ島(Corfu)と目と鼻の先に位置し、いずれも負けず劣らずの数々の美しいビーチを誇りますが、安さ重視なら間違いなくサランダに軍配が上がるでしょう。

周辺の空港:ティラナ空港(TIA)、コルフ空港(CFU)

通貨:レク(Lek)

シェンゲン協定:✕

パフォス(キプロス)

 
 
 
 
 
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北にトルコ、東にシリアやレバノン、南にエジプトという絶妙なポジションながら、EU加盟国で通貨もユーロ、さらに元イギリス領だった影響で英語が広く通じることから、欧州では文句なしの人気ビーチリゾートとして知られるキプロス。

鹿児島県を少し大きくしたぐらいのサイズながら、歴史・文化・自然・グルメと見どころは実に多彩で、子供からシニアまで老若男女問わず、多くの人を惹きつけています。

そんな小さな島国のため国内で物価に大きな違いはありませんが、特に人気のビーチリゾートが世界遺産にも登録された西部のパフォス(Paphos)

パフォスはギリシャ神話や新約聖書にも登場する歴史ある都市でありながら、いわゆる新市街にはおしゃれなリゾートホテルやカフェ、バー、ショッピングストリート、スパなどがぎっしりと詰まり、古代と現代を徒歩で行き来できるようなユニークな体験が可能

西欧と同等の価格・質のリゾートホテルもある一方でバックパッカー向きの安宿もあり、グルメのオプションも多いので、抑えようと思えばかなり低予算での旅行ができますよ。

周辺の空港:パフォス空港(PFO)、ラルナカ空港(LCA)

通貨:ユーロ(Euro)

シェンゲン協定:✕

アルガルヴェ(ポルトガル)

ここまでバカンス命のヨーロッパ人にはすでにそれなりに知られているものの日本人には割とマイナーなビーチリゾートを並べてきましたが、ここでついにみんな大好きポルトガルがランクイン。

ポルトガルも日本からのよくあるツアーだとリスボンから北を周る行程が多いですが、南部のアルガルヴェ(Algarve)は欧州ではまず外せないキラキラのビーチリゾート。

大西洋に面したアルガルヴェは、時に酷暑に見舞われることもある南欧のビーチリゾートの中では夏でも比較的過ごしやすく、穏やかな地中海とは異なるダイナミックな景観が魅力です。

交通機関もよく整備されているためレンタカーがなくても東から西まで移動しやすく、1つの街に滞在してのんびり過ごすのも良し、色々なスポットを探索するのも良し。

イギリスやドイツ、北欧からの観光客や移住者が多いため英語もほぼ問題なく通じ、首都リスボン(Lisbon)隣国スペインの主要都市セビージャ(Sevilla)からのアクセスも良いことから、特に旅慣れた人でなくても非常に行きやすいビーチリゾートです。

周辺の空港:ファロ空港(FAO)

通貨:ユーロ(Euro)

シェンゲン協定:○

コスタ・デル・ソル(スペイン)

 
 
 
 
 
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みんな大好きポルトガルの隣国・みんな大好きスペインもここでようやく登場。

スペインはポルトガル以上に有名なビーチリゾートで溢れ、その絶大な人気故に年々物価は上昇気味。

その中で比較的コストを抑えやすいとされているのが、南部アンダルシア地方のコスタ・デル・ソル(Costa del Sol)です。

コスタ・デル・ソルは1950年代にはすでに国内外の観光客に愛されていた老舗とも呼べるビーチリゾートで、東西約160kmに渡る広い海岸線に沿ったエリアのため、宿泊施設・飲食店・観光スポット・ショッピングスポットがとにかく多いのがポイント。

そのためどこもかしこも格安という訳ではありませんが、セレブにお似合いの5つ星リゾートもあれば、貧乏バックパッカーにはありがたい安宿も。

特にグルメやナイトライフを楽しみたい人にはスペインはこれ以上ない魅惑の国で、バルで絶品タパスの食べ歩きをしたりクラブで踊ったり、さほどお金をかけなくても朝まで思いっきり食べて飲んで遊べるのはこの国ならではの特権と言えるかもしれません。

周辺の空港:マラガ空港(AGP)、ヘレス空港(XRY)

通貨:ユーロ(Euro)

シェンゲン協定:○

ザダル(クロアチア)

 
 
 
 
 
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A post shared by ᴘʜᴏᴛᴏɢʀᴀᴘʜʏ 📸 | ᴛʀᴀᴠᴇʟ 🌏 (@_explorer_bz)

みんな大好きイベリア半島から再び東に戻り、クロアチア中部のザダル(Zadar)をピックアップ。

ザダルはアドリア海沿いの他のクロアチアの都市と同様、オレンジ色のレンガ屋根に石畳の小路が迷路のように続く、古代ローマ時代の面影を色濃く残すフォトジェニックな街

主な見どころは徒歩でも周れる旧市街に集まっていますが、この中世から時が止まったようなザダルとその周辺には、駆け足で去ってしまうのはあまりにももったいない絶景スポットがたくさん。

中でもザダルから1日ツアーで行けるコルナティ国立公園(National Park Kornati)は手つかずの圧倒的な大自然が360°広がり、華やかな観光都市ザダルとはまるで別世界です。

ちなみにクロアチアは2013年にEU加盟以降も自国通貨クーナを使用していましたが、ついに2023年1月からユーロを導入することが決定。

これに伴い物価が上がることが予想されるため、少しでも安く旅したいなら早めに行くのが賢明かも?!

周辺の空港:ザダル空港(ZAD)、スプリト空港(SPU)

通貨:ユーロ(Euro)  ※2023年1月より

シェンゲン協定:○  ※2023年1月より

ウルツィニ(モンテネグロ)

クロアチアがアドリア海リゾートとして絶対的な知名度と人気を得ている中、同じくアドリア海に面した南隣のモンテネグロは、多くの日本人にはまだマイナーな存在ではないでしょうか。

モンテネグロはそのクロアチアと同じく旧ユーゴスラビアから独立した国の1つですが、クロアチアが1991年に独立したのに対し、モンテネグロはそのさらに15年後の2006年にセルビア・モンテネグロから独立したばかりの非常に若い国。

と言っても2500年の歴史を持つブドヴァ(Budva)を始め、その中世の時代にタイムスリップしたような街並みはクロアチアとも似ており、アドリア海ビーチ・歴史探訪・ギリシャやトルコ、イタリアの影響を受けたグルメ・ハイキング・ナイトライフetc、観光客を魅了する要素をバッチリ満たしています。

福島県と同じぐらいの大きさの小国ながら海あり山あり街ありのモンテネグロで、とりわけ安く旅しやすいのが最南部のウルツィニ(Ulcinj)

北隣がクロアチア・南隣がアルバニアという時点で南部の方が安いのは想像できますが、このウルツィニは住民もモンテネグロ人<アルバニア人で、宗教もカトリック<ムスリムというモンテネグロの中では異色の街。

そのためアルバニアと同様、欧州にありながらどこかエキゾチックな雰囲気を漂わせる独特なビーチリゾートです。

周辺の空港:ポドゴリツァ空港(TGD)、ティヴァト空港(TIV)、ティラナ空港(TIA)

通貨:ユーロ(Euro)

シェンゲン協定:✕

クレタ島(ギリシャ)

またアルバニアの怪しい香りがしてきたところで、みんな大好きギリシャ代表としてクレタ島(Crete)を紹介。

超エリート観光大国であるギリシャには欧州ではもちろん世界でもトップクラスのビーチリゾートがゴロゴロあり、それ故に基本的に物価は高め。

しかしギリシャ最大の島であるクレタ島は、セレブだけに独占されている訳ではありません。

『島』と言いつつ面積は兵庫県とほぼ同じ、海岸線は1000km以上に渡り、島の中央には標高2456mのイディ山(Ida)がそびえ立つクレタ島には、幾千もの宿泊施設が完備。

そのためバックパッカーやローコストで旅したい人向きの安宿を見つけるのは決して難しくなく、食事も自炊したりストリートフードを活用したりすれば1日€10程度で済むはず。

クレタ島以外で比較的安いと言われているギリシャのビーチリゾートはコス島(Kos)ケファロニア島(Kefalonia)、逆に高いのはサントリーニ島(Santorini)やミコノス島(Mykonos)辺りなので、予算によって予定を組むと良いでしょう。

周辺の空港:イラクリオン空港(HER)、ハニア空港(CHQ)

通貨:ユーロ(Euro)

シェンゲン協定:○

バラトン湖(ハンガリー)

 
 
 
 
 
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最後に取り上げるバラトン湖(Lake Balaton)は名前を見ての通り、海ではなく湖です。

しかし特に海にこだわらないのであれば、バラトン湖は間違いなく注目に値する素晴らしいスポット。

内陸国であるハンガリーにおいてバラトン湖は古くからハンガリー人にとって重要なリゾート地となっており、夏の水温は水遊びに快適な約25℃。

湖水浴以外にもセーリングや釣りなどのアクティビティ、周辺にはワイナリーが広がる他、北側のバラトンフュレド(Balatonfüred)や西側のヘーヴィーズ(Hévíz)には極上の天然温泉が湧いているのは欧州一の温泉大国であるハンガリーならでは

バラトン湖を訪れるほとんどの人は数週間滞在してのんびりと自然やグルメ、スポーツや温泉を堪能するため、キッチン付きのアパートメントタイプの宿が非常に充実している他、アウトドア派ならキャンプをするのも良いでしょう。

ざっくり分けると湖の北側は自然や温泉でリラックスしたい人向き、南側は夏フェスも行われる賑やかな街もあるため、アクティブに過ごしたい人に向いています。

周辺の空港:ブダペスト空港(BUD)※リスト・フェレンツ空港、ウィーン空港(VIE)、ヘーヴィーズ・バラトン空港(SOB)

通貨:フォリント(Forint)

シェンゲン協定:○

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