【超独断】で、オランダ移住ってどうなの?在住者が勝手に採点!

オランダ
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数年前から移住のしやすさで一部の日本人に話題沸騰の国、オランダ。
筆者もその大ブーム(?)に乗ってオランダ移住を果たしたのですが、実際にそのオランダ生活はどんな感じなのでしょうか?
この記事では家族ゼロ友達ゼロの単身でオランダに乗り込んだ筆者が、独自の視点でその実態を項目別に採点していきます。

移住者の口コミをチェックする時の重要なポイントとは

日本人のオランダ移住者が増えるにつれて、ブログやSNSなどを通してオランダ在住者の口コミや意見を知る機会は飛躍的に増えています。

『オランダ 移住 ブログ』などでググれば簡単に在住者の声が聞けるので、オランダ移住に興味がある人、情報収集をしたい人、最後のひと押しが欲しい人etc.の多くがそれらをチェックするのではないでしょうか。

情報が増えるということは、そこから本当に必要なものや自分に合ったものを選び出すことも重要になってきます。

もしあなたがオランダ移住を考えていて、そのために在住者の体験談やメリット&デメリットを聞きたい!と思っているのであれば、情報発信者の次のポイントは抑えた方が良いでしょう。

・家族構成(特に子供の有無)
・住んでいる都市(大都市・中都市・田舎)
・滞在年数や職業
・語学能力(オランダ語や英語ができるか否か)
・オランダ以外の海外移住経験

それでは一つ一つ解説していきます。

家族構成

当然といえば当然ですが、20代の独身者が一人で移住するのと子供を持つファミリーが移住するのでは責任や必要条件、かかる費用etc.が全く異なります。また夫婦でも日本人夫婦か日本人×オランダ人(または他国籍のパートナー)かで、生活はかなり違うはず。

移住後の人間関係という意味でも、シングルか子無しカップルか子連れファミリーかで付き合う人のタイプや数は変わるので、自分のステータスと同じ移住者の口コミじゃないとあまり参考にならない可能性が。

滞在都市

オランダは日本よりずっと小さいとは言え、やはり都会と田舎ではそれぞれ違った特徴が見られます。

一般的に都会はより国際的で移民が多く、英語が通じやすい。逆に田舎はオランダ人率が高く、特に年配者には英語が通じにくい場合も。

また一つの都市の中でも地区によってムスリム、アジア、東欧など特定の人種や宗教の移住者が多いと、エリアごとにガラリと雰囲気が変わることもあります。大都市でも特にEU圏外からの移住者が多い地区だと、英語が通じないことは珍しくありません。

滞在年数&職業

基本的に滞在年数が長ければ長いほど多くの経験をしている一方、ベテランすぎると現地人化して純日本人の感覚が薄れている可能性もあります。刻々と変わる移民法やら街の様子やらの情報は、古いと使い物にならないことも。

そしてオランダ移住を考えている人はビザ取得が容易なフリーランス(個人事業)希望者が多いと思いますが、情報発信者には駐在員やその帯同家族、学生などもいるので、こちらもあなたと同様の目的・職業の移住者の情報の方が参考にしやすいでしょう。また2020年にはワーホリも始まっています。

語学能力

例えばあなたがオランダ語も英語も全くできないとして、語学ペラペラな移住者が『オランダ生活楽勝!最高!!』と書いているのを鵜呑みにしてしまうと、ちょっと危険かもしれません。

語学ができることでスムーズに行くことが、語学力ゼロだと難航する場合もあるからです。

オランダ以外の海外移住経験

もし移住者が日本にしか住んだことがなければ、全ての比較対象が日本⇔オランダになります。

逆に複数の国に住んだ経験がある人は、○○国よりは良いけど✕✕国よりは悪い、と多角的なジャッジになりがち。

そのため、こちらも自分と同じ境遇の移住者の情報の方が参考になりやすいと言えます。

この独断採点をした筆者のプロフィール!

それではこの記事を書いている筆者の各ポイントを簡潔にまとめてみましょう。

・家族構成→シングル・子供無し
・住んでいる都市→大都市
・滞在年数や職業→約7年・フリーランス
・語学能力→オランダ語✕・英語△(下手くそだが最低限のコミュニケーションはできる)
・オランダ以外の海外移住経験→あり(ヨーロッパ大陸×1・アメリカ大陸×1)

ということで、基本的にはこのステータスに近い人の方が参考にしてもらいやすいとは思います。

少なくとも子供8人ドタバタ大家族がオランダの片田舎に電撃移住!みたいな人は、あっそうと流す程度にして別の移住者のブログに飛んだ方が良いでしょう。

とはいえこれはあくまでも一個人の見解ですので、オランダに移住した全ての人がそれぞれ別の見解・意見を持っていることは言うまでもありません。

少しでも参考になれば嬉しいですが、同じオランダ移住者でも人が変われば採点も変わる、という認識で読んで頂ければと思います:)

勝手に採点!①『人』=90点

とても良いと思います

何が良いって、例えば

・外国人慣れしてる。というか外国人だらけなのでいちいち気にしない
・ベッタリしすぎない程よい距離感
・移民大国なので『みんな違う』ことを前提に生きてる
・オランダ語ができない人にも寛容
・下手な英語でもちゃんと聞いてくれる

実はオランダに移住してだいぶ経ってからふとオランダのwikiを目にしたら、戦時中のオランダと日本の関係から“反日感情が残存’’と表記があってファッ?!!と驚いた事がありました。

数年住んでいて全っっっ然そのように感じたことがなかったからです。

もちろん中にはそういう人もいるでしょう。当然です。

しかし全国民が日本人LOVE!!なんて国もこの世にはないです

そういう歴史を背景に、あるいは他のどんな理由であっても日本に良い感情を持っていない人というのはどの国にも多かれ少なかれ必ずいるはずで、出会ってしまったらああそういう人もいるよね、と受け流すのがベストだと思います。

少なくともオランダでそういう人が多いかと言えば、全くそう思いません。

逆に上に挙げたような点から、個人的にオランダ人にはすごく好印象を持っています。

こればかりは好みなので正解不正解ではないのですが、特に

・日本で周りの目を気にして生きるのが疲れる
・英語にコンプレックスがある
・色んな価値観・考え方の人と知り合いたい
・あまりグイグイ突っ込まれるのは苦手

というタイプの人にはマッチしやすいと思います。

勝手に採点!②『気候』=55点

気候に対する評価は移住当初はかなり低かったのですが、住む年数が長くなるに連れて徐々に上がってきました。

結論から書くと、夏→最高冬→ク○春&秋→悪くはない、というのが個人的な見解。

夏は30℃を超えることがほとんどなく湿度も低いため、猛暑が日常茶飯事な日本から来ると快適そのもの。

逆に冬はカラッとした快晴の日が非常に少なく、それが11月〜3月頃まで延々と続くため、どんよりした暗い印象は否めません。

ではなぜ評価が上がってきたのかと言うと、毎年のようにギリシャやイタリア、スペインなど南欧各地の夏の森林火災のニュースを見るようになったからです。

ギリシャ・コルフ島でも山火事で避難 ロードス島では約2万人避難 - BBCニュース
山火事が続いているギリシャで23日、エーゲ海のロードス島に続き、イオニア海のコルフ島が避難の対象になった。

少し前まではこれらの地中海性気候の地域は『年間を通して温暖』という理想的な気候かのようなイメージが持たれていましたが、温暖化の影響もあり、それは崩壊しつつあるような気がします。

冬の寒さが穏やかなのは確かにプラスでしょうが、時に災害をもたらす夏の猛暑はすでに『快適』というレベルを遥かに超えており、住民にも観光客にも大きなインパクトを与えるように。

そのため暗い・寒い・長いの魔の三拍子が揃った冬のマイナス点を差し引いても、年間を通して極端な猛暑や豪雨、豪雪になることが少ないオランダは、気候変動が顕著な現代では割と住みやすいと言えるのかもしれません。

勝手に採点!③『治安』=90点

日本と比較したらそうそう満点の国なんてありませんが、世界基準あるいはヨーロッパ基準で考えれば極めて良いと思いますね。

例えば泥酔して繁華街の路上で寝るとかちょっとアレなグループに自ら突っかけるとか、そういううっかりをやっちゃわなければ身の危険を感じるようなことは少ないはず。

スリやひったくりも日本よりは割合としては多いでしょうが、イタリアやスペインよりは遥かに少なめ。

筆者自身女一人で夜歩いたりメトロに乗ったりもしていますが、怖い思いをしたことはありません。

ただもちろん、日本にいる時よりは警戒心を持ち、怪しい雰囲気を察するアンテナは立てているべきです。

特に夜一人で歩いている時は(男性でも女性でも)周囲の様子に気を配り、少しでも何かを感じたら足早に立ち去ったり、方向を変えたりするといいでしょう。

また治安の悪さに直結するかどうかは別として、前述の通り大都市の中でも特定の国やエリアからの移民が固まる地域があるので、特に住居を決める際は周辺の雰囲気は自分の目でチェックした方が良いです。

ちなみに筆者はオランダに移住する前にかなり治安の悪い所に住んでいたので、日本から直接移住する場合はここまで採点は高くならないかもしれません。

勝手に採点!④『物価』=35点

いやー、高いっす

特に家賃が高い。

中でもアムステルダムは、シェアルームでも€500以下の所を探すのは困難。

フリーランスビザでのオランダ移住の最初のステップが『住民登録が可能な物件と契約』なので、ここが最初の難関だと思いますね。

あとは外食も高め。自炊で特に市場を利用すると、日本と同程度に抑えられます(食べる物にもよりますが)。

医療保険はマストで、ベーシックな保険は€100〜120/月ほど。

とりあえず移住する都市にこだわらないなら、中都市や田舎にした方がコストが抑えられるのは間違いないでしょう。

逆に安いのは花、チーズ、LCCとかでしょうか。

特に花は気軽に自分用にもギフト用にも買えちゃう、驚愕の安さ&かわいさです。

【プチ追記】2022年のロシアによるウクライナ侵攻以降、物価の高さはますますうなぎのぼり状態になっています。

勝手に採点!⑤『食べ物』=50点

誤解を招くといけないのでハッキリとしておきますが、単純に『オランダ料理』を採点するなら100点満点で6点とかです。

しかし『オランダで食べられる食』というカテゴリーなら、採点は跳ね上がります

とにかく移民大国なのでショボいオランダ料理を隅に押しやる世界中のグルメが集い、定番のイタリアンやフレンチ、すっかり人気が定着しているケバブやSUSHI、日本ではマイナーな中東料理やスリナム料理など、大都市の食の選択肢は無限大。

普通のスーパーでも世界各国の食材やスパイスが割と揃い、アジア食材店などに行けばさらに多くの日本食品も買えます。

また酪農大国なだけあり、チーズを始め乳製品の充実度は群を抜いています。

ただし、全体的に外食は高めなので、例えば€10でランチを食べようと思ったら食べられるジャンルはかなり限定されます。

予算を€15、€20・・・と高くすれば当然より幅広いジャンルのグルメが楽しめますが、日本の外食とコスパ比較してしまうと、日本の圧勝と言わざるを得ません。

勝手に採点!⑥『福祉』=97点

正直今までいち健康な若者(一応)として普通に生活している中で福祉の充実度を意識することがあまりなかったのですが、新型コロナウィルスでそのありがたみを感じました

欧州各国と同様、2020年3月以降コロナの激流に呑まれたオランダは、周辺国よりは厳格ではないもののいわゆるロックダウンを実施。

その中で国が企業や起業家、フリーランスに向けてあらゆるサポートを行ったのですが、フリーランスに対してはシングルの人には最大約€1060/月、パートナーがいる人には最大約€1510を2020年3月から2021年4月まで補助するとしています。
(注:諸条件あり)

参照までにオランダ政府公式サイト:https://business.gov.nl/subsidy/temporary-bridging-measure-self-employed-professionals-tozo/

つまりこの期間中、シングルのフリーランスは日本円にして最大約170万円、パートナーがいるフリーランスは最大約240万円を受け取れるということになります。
(再度注:諸条件ありです)

ちなみにオランダの生活費が気になる人も多いと思いますが、非常にざっくりした換算でこの一人住まいの人で月€1000前後というのが一つの目安にはなるでしょう

住まいが田舎だったりシェアだったりすればもっと安く、逆に最も物価が高いアムステルダムで自炊をせず外食が多いとずっと高くなりますので、『中都市以上(アムステルダムを除く)に一人暮らしをして極端な贅沢も節約もしない生活をした場合』という条件での目安ですね。
(※2022年のロシアによるウクライナ侵攻以降、この生活費の水準はやや上がっています)

話をコロナでのサポートに戻すと、この記事を書いているのは2020年11月ですが、筆者もすでにいくらか受け取りました。

外国人でオランダ語ができない人でも申請でき、きちんと受け取れたというのも非常にありがたかったです。

オランダでは18年以上(長い・・・)居住している人全員に一定額が支払われるベーシックインカム制度の導入も検討されており、今後もその動向に注視していきたいですね。

勝手に結論!総合点=82点

はい、ということで各点を足して割って・・・なんて面倒なことはせず勝手に適当に総合的な採点をすると(本当に適当だな)、、、82点!

オランダすごい!!\(^o^)/

結構毒舌を吐くことで恐れられている(誰に)筆者にとっては、めちゃめちゃ良い評価になってしまいました。

このポイントは、あくまでもフリーランスビザで移住した場合の採点ということです。

数日あるいは数週間旅をするだけなら、おそらくもっと印象に残る国はたくさんあるでしょう。

しかし実際にアジアからの外国人として住んだ時に、オランダは非常に居心地の良さや生活のしやすさを感じています。

特に女性だと国によっては旅行中にチヤホヤされたりお姫様のように扱われたりしてウハウハな経験をしたことがある人もいるかもしれませんが、それは旅行=ゲストだからそのように扱われるのであって、実際に居住してみると期待と違うということは充分あり得るでしょう。

その点オランダ人は誰にでも分け隔てなくフラットに接する人が多く、相手の性・国籍・肌の色を見てコロコロ態度を変えるような人は少ないように思います(あくまでも個人の印象です)。

ちなみに2020年春以降の新型コロナウィルスでの対応やサポートにより、筆者のオランダへの評価は上がりました。これは本当に人それぞれだとは思いますが。

今まで挙げた以外で大小の良い点を付け加えると、

・水道水が飲める&蛇口から即座に熱湯が出る(マジで早い)
・自然災害が少ない
・LCCや長距離バス&電車が発達しているので色んな所に安く&早く旅行に行ける
・ミュージアムパス、シネマパス、ジムなどサブスク系は安い
・オンラインで完結できる手続きの割合が日本より高い
・欧州水準では電車やバスの時間が割と正確(日本とは比べちゃダメ)

・車道・歩道・自転車道がきちんと分かれていて安全

などなど。

『気候』の項目でも触れましたが、特に自然災害の少なさはそれだけで日本からの移住の理由になるぐらい個人的には大きいです。

地震がないことを筆頭に、元々風が強いとは言え人命に関わるような台風・ハリケーン・熱波・津波etc.ともほぼ無縁。

もっとも地球温暖化が進めばこれまで起きなかった災害が起こる事も充分あり得ますが、それはオランダに限った話ではないので、それを言い出したらどこにも住めなくなってしまうでしょう。

もっと掘れば良い点も悪い点も出てきますが、まず代表的なところを紹介しました。

改めて個人の見解ということを踏まえた上で、これを読んでくれたあなたの何かの役に立てば幸いです(^^)

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